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2022年6月29日、米ニューヨークで公開された、製造番号のない自家製の銃器「ゴーストガン(幽霊銃)」
Photo: Spencer Platt / Getty Images

2022年6月29日、米ニューヨークで公開された、製造番号のない自家製の銃器「ゴーストガン(幽霊銃)」 Photo: Spencer Platt / Getty Images

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ロサンゼルス・タイムズ(米国)ほか

ロサンゼルス・タイムズ(米国)ほか

Text by COURRiER Japon

安倍晋三元首相が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡した事件で、容疑者はパイプをテープで巻いたような構造の手製の銃を発砲したと報じられている。

米紙「ロサンゼルス・タイムズ」はこの銃について、アメリカで自作されたものよりも「かなり粗末なもの」とし、アメリカの手製銃事情について報じている。

“アシがつかない”幽霊銃が問題に


ロサンゼルス市警の元SWAT(特殊装備戦術部隊)は手製銃について、部品は簡単に手に入る上、金属と合金の部品でできているため「金属工場では、ほとんど何でも作れます」と、同紙にコメントしている。

こうした手製銃は昔から存在していたといい、身近な部品を使った銃「ジップガン」は世界中の刑務所で作られており、第二次世界大戦中にはフィリピンの抵抗運動の参加者がパイプを組み合わせて散弾銃のような「パイプガン」を作っていたという事例を同紙は紹介している。

だが、一般に銃器が広く出回っているアメリカでは刑務所内で「ジップガン」が作られる事例はあるものの、安倍元首相銃撃事件で使用されたような銃は「めったに見られない」という。

英紙「デイリー・メール」がツイートした、安倍晋三元首相襲撃で使われたとされる武器の写真

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