興味ある事、やってみたいこと、ほしいもの、いっぱいあります。 怖がりさんだけど一歩踏み出せば新しい世界が待っている! 明日へジャンプ!
製パンと水の関係を現役パン職人が解説!仕込み水のpH、温度、水分量で生地は変わる。
パン作りをする上での仕込み水の重要性を現役パン職人が丁寧に解説。仕込み水のpH、温度、水分量で生地は変わります。
味園ビル 味園 ユニバースはいつまで?伝説のライブハウスの終焉を見送る
味園ユニバース(ユニバース)の取り壊しはいつ?「ユニバース(=宇宙)」高度成長期、千日前にできた小宇宙「味園ビル」は2024年12月をもって閉館。2025年5月、ビルの解体が決定しています。閉館の理由は「老朽化」。築68年。こうやってひとつ
「いらっしゃませー」可乃子の元気な声が「お料理 てらもと」に響く。それに続いて健士が暖簾をくぐり入ってきた客に笑顔を見せる。カウンターにはいつものようにまっちんと、それから信美。信美の隣にはキヨラが行儀よく座って、ときおり信美の横顔をみつめ
「もうすぐつく」まっちんは会場がほど近くなると健士に電話した。「今、一個前のバンドがやってる。もし無理やったら、出番遅らせてもらえるように俺、言うし」そういう健士の声に、頼もしさすら感じる。けれど、順番を変えるとなると、健士は事務局の面々に
その日は朝早くから、商店街の有志が集まり、バンドコンテストの準備を進めていた。地元商店街のイベントにしては、大がかりだ。会場は駅前広場の特設ステージ。オーディションも「スタア誕生」の催しの一環で、オーディションの方が見ごたえあり!という説も
その頃、たったひとり、アパートの部屋で九谷美香は立ち尽くしていた。店を訪ね、可乃子がそこでなんとかやっていこうとしている姿を見て、自分も田舎に戻る決心がついた。部屋を引き払うことを決めて、荷物をまとめていた時、その電話がかかってきたのだ。母
「おっはよー健士、ほれ、弁当出来てるで」可乃子はその日も朝からハイテンションで、健士の手に弁当を強引に押し付けた。バンドを一緒にやると決めた夜、可乃子は自分に受け入れられたと勘違いしたのではないだろうかと、健士は思った。自分の中ではまだ彼女
案の定、まっちんの返事はノーだった。キヨラはカウンターに腰を下ろしてがっくりと頭を垂れた。「な、だから言うたやん」健士はコーラの瓶の栓を抜き、キヨラの前に置いた。ほろ酔い気分のまっちんだから、もしかしたら首を縦に振るとでも思ったか。ありえな
ラインの返事は良いもので、キヨラはぴょんぴょん跳ねながら、健士のもとへ向かって戻っていた。そこにはまっちんさんもいるというから、自分の願いがすぐに叶うような気がして、喜び勇んで駆けていた。 商店街のアーケードにさしかかった辺り。さっきの女に
キヨラは夜の商店街を一人歩いていた。はらがぐーと鳴いたので、なにかないかとカバンを探る。けれどさっき健士にコロッケパンをあげてしまったのだ。カバンの中に教科書や筆記用具が入っていないのはいつものことだが、今日は食べるものもなにも入っていない
キヨラが近くまで来ているとライン。むしゃくしゃした気持ちのまま、健士は出かけることにした。腹はすいている。すいているが、可乃子と顔を合わせたくない。外でキヨラとなにか食べるとしよう。といっても財布の中には数百円しかない。本当にバイトでもしな
健士が店にもどると、その日も客は一人もいなかった。「え?え?え?ノーゲスト?」可乃子が頷く。健士は怒られること想定の上で戻ってきたのだが、弁当のことは忘れ去られたように話題に上らない。弁当箱は流しの端に綺麗に洗われて伏せてあるのだが、可乃子
酒種パンってどんなもの?酒種とイーストの違いとは。日本独特の酵母、酒種の秘密を探る
昔から人気の衰えない酒種あんパンはお酒の香りがふんわり香り、しっとりとした生地が魅力です。そんな酒種あんパンの魅力に迫ります!
シュトーレン(シュトレン)とはどんなもの?由来や発祥地、正しい保存法!おすすめシュトーレン3選
シュトーレン(シュトレン)とはどんなもの?由来や発祥地、正しい保存法を解説!このクリスマスに食べたいおすすめのシュトーレン3選を紹介します。クリスマスパーティのプレゼント、手土産にも最適!
16,健士は今日もコンビニの鮭おにぎりをほおばっていた。可乃子から朝渡された弁当は店のカウンターに置いてきた。得体のしれないもののようでなんだか食べる気がしない。この状況下、赤の他人同然の人間が作った手作り弁当は店で買う赤の他人弁当とはわけ
15.(ぎっちりぎちぎち。力加減がわからん。)朝六時に起きた可乃子は、こぶし大の飯粒をぎゅうぎゅうと力いっぱい握っていた。おにぎりの中身はカウンターに置いてあった年代物の梅干しだ。「のーりーのりのりのり、どこですかいな、海苔」と歌うように言
14.健士は、目にかかるほど伸びた前髪を鬱陶しそうにかきあげた。駅までの道。となりでは可乃子に作ってもらったオムライスを平らげたキヨラが満足そうな顔をして歩いている。「うまかったわぁ。最高。可乃子さんのオムライス。」たしかに可乃子のオムライ
13.(なんであんな見知らん女と一緒に暮らすことになったんかわけがわからん。)健士は久しぶりに登校した高校の教室で、コンビニの紅鮭おにぎりをほおばっていた。親父が死んでからコンビニ食をよく口にするようになったが、おにぎりはとにかくうまい。米
12.まっちんが店先に立ち、仕事を始めると、信美は部屋の掃除にかかった。自分の部屋、両親の部屋、まっちんの部屋と、順番に掃除機をかけていく。その間にドラム式の洗濯機はまわり続け、バスタブにふきかけておいたクリーナーの泡が壁面をつたって垂れる
11.朝だ。可乃子はまるで旅行にでも来ているかのような気分で、新しい布団の中で目を開けた。起き上がらずにそのまま瞳だけを動かしてあたりをうかがう。視線の先には、古ぼけた黒いスーツケースと小さなボストンバック。(ああ、昨日、これだけ持ってここ
10共同生活というものを、これまで生きてきてほとんどしてこなかった可乃子は、だれかが同じ空間に暮らしているという感覚を受け入れられない。しかもその同居人は若い男子である。(てへへっ、若い男子たってあたし産んでんだけどね)そんなふうにふざけて
9.ぱちんぱちん早朝、まだ薄暗いバーカウンターでひとり、健士は昨夜の黒豆の残りを枝から外していた。黒豆は鞘の根本から切ってしまわず、鞘をすこし切る様子で枝から外すのだ。ついでにお尻のほうの鞘にも切り込みを入れるとそこから茹でている間に塩水が
8.「もうくっついてこないでよ」可乃子は太ももに強くしがみついてくる健士のことを押しのけた。それでも健士はぐずぐずと泣きながらくらいついてくる。「なんでわかんないの?あたしは嫌だって言ってんの離してって言ってんの」可乃子が引き離そうとすれば
7.賑やかな話声が店の中にあふれている。それを背中に、正彦は静かに階段を上がった。可乃子がいつまでたっても降りてはこないのがふいに気になったからだ。暗く狭い階段を登りきると、開けっ放しになった和室のガラス戸から中をのぞきこんだ。すると、自分
6.「うわまじで?てらちゃん死んでもた」可乃子は古ぼけた和室に飛び込むと、てらちゃんの位牌の前で声をあげた。小さな文机に白い布がかけられ、銀糸の綺麗な布に覆われた遺骨が黄色と白の菊の花とともに置かれていた。両のこぶしを強く握りしめて可乃子は
5.「でね、友達のお父さんが亡くなっちゃったんです」客待ちのレジの中で、唐揚げを補充しながら可乃子はキューちゃんの話を聞いていた。「仕送りとかもストップしちゃって、学費とかももう大変で、大学やめなきゃいけないかなって」「そりゃたいへんだね」
4,「可乃子さん、寝不足ですか?」「ふぁー。そうなん、なんか夢見ちゃって、よく眠れなかったんだよねぇ」遅刻寸前で飛び込んだコンビニで可乃子はぼさぼさと頭をなでつけながらカウンターの中にのろのろと進んだ。このコンビニでアルバイトし始めて一年が
3.十年後「健士、健士ぃ、まだ寝てんのか?」勢いよく「お料理 てらもと」の入り口の引き扉が開けられたかと思うと、まるでボールが弾むように浅野兄弟が店の中に入ってきた。「いったいいつまで寝てんねん?」階段の下から二階に向かって叫ぶ。「っさいな
2,「おらんおらん。またおらん、脱走や。かのちゃんがまた脱走したで」べそをかいて太ももにすがりついた健士を片手であやしながら、浅野信美は厨房に向かって大声で叫んだ。厨房からのっそりと出てきたのは、てらちゃんこと寺本亮介だ。「またかぁ、あいつ
1.大股で飛び乗った高塀の上からの眺めは、思ったよりも良くなかった。この塀の中から飛び出せば、事が好転するという希望もさしてなく、だからといってここに留まるつもりもない。可乃子は強い風にスカートを翻し、曇天に向かって高く飛ぶ。えいやっとすた
リーンなパン・リッチなパンの違いとは?現役パン職人が教える副材料の秘密
リーンなパン・リッチなパンの違いとは?現役パン職人が、バター、卵などの副材料の働きについて詳しく解説します!
パンに塩をいれなかったらどうなるの?疑問にお答えします。塩はパンを作る上でとても大切な材料の一つです。現役パン職人が塩の役割について詳しく解説します。
「ブログリーダー」を活用して、umiさんをフォローしませんか?