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2022/10/30

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  • 佐々木閑と紀野一義 色に対する関心の度合いが異なる

    頭を悩ます色即是空空即是色の色について両氏の違いを覗いてみると興味深い。佐々木閑氏は初期仏教を中心に研鑽を積んでこられた方であり色の解釈に非常に深く細かく説明をする。色は二通りの意味があると言う。色かたちが一つ、物質という意味がもう一つあると。色かたちは視覚から見ている。物質との意味は現代の物理学的な説明になる。瑣末なことを、どうでもいいじゃないか、そんな感想に対して氏は激しく憤るように見える。仏教は細かく細かく見ないと見えて来ないらしい。紀野一義氏は色についてさらりと説明していた気がするが、空も色も色々な議論があるが深入りはしませんと言っていた。どちらかが正しいとは比較しない、どちらも面白いなとわたしは思う。紀野一義氏は救済に重点を置き、佐々木閑氏は一切皆苦の覚悟の上での病院としての立場を取る。このこと...佐々木閑と紀野一義色に対する関心の度合いが異なる

  • バルセロナ紀行 電子出版しました

    写真167枚紀行文50000文字バルセロナ紀行宮本正男目次ボローニャから列車で3カサ・ミラ7カサ・バトリョ8バルセロナ大聖堂40街角の食事45カタルーニャ美術館53ピカソ美術館56さりげない風景62カタルーニャ音楽堂69カサ・レオ・モレラ75グエル公園77波型の柱廊86パビリオン93ガウディ・ハウス博物館96サグラダ・ファミリア129ハイライト抜粋ユーレイルパスを手に、次なる冒険に心を弾ませていた。広がる線路は私たちを誘い、イタリアからスペイン、バルセロナへの列車の旅を決意した。イタリアの魅力に既に浸りつつ、次の章はスペインだ。列車から降り立った瞬間に感じたのは、これまでの旅路の疲れよりも、これから始まる冒険への期待感だった。ガウディの傑作が待つ街、そして1992年のオリンピックで世界にその名を轟かせたバ...バルセロナ紀行電子出版しました

  • 佐々木閑 紀野一義 テーラワーダを語り現代の僧侶を語る

    佐々木閑氏は初期仏教の学者でありたびたびタイなどに出かけて修行生活に参加されている。托鉢と食事風景を詳細に話している。座る順序が仏道に入った順序で厳格に守られていることや午後になれば一切の飲食ができないことなど。衣は糞ぞうえと言って元は死体から頂いたものを再利用していたことなどを。紀野一義氏は法華経中心の伝道者だがやはりテーラワーダを日本に招いたときに世話役をして接している。テーラワーダの方々が昼が近づいてくると大変そわそわされるのをユーモラスに語っている。まだ社会経験のない年端の行かない男子が極端に大事にされることに対しては日本の寺での小僧の修行時代と余りの違いに言及されている。スポイルされるのではないかとの老婆心を持たれたようだ。佐々木閑氏もインドで仏教が広まる過程で象に乗って外出する僧がいたことに触...佐々木閑紀野一義テーラワーダを語り現代の僧侶を語る

  • 紀野一義 佐々木閑 両氏の違いと共通点

    佐々木閑氏は「私は劣等感の塊みたいな人間だった」紀野一義氏は「人生は、ええなあ、ええなあ超楽天主義で生きよう」と全く両極端のことをいう。佐々木閑氏は仏教で救済を求めるのは無理筋という。初期仏教を信奉する氏はこの世での全ての欲望つまり煩悩を断ち切っていくことで再び輪廻しない涅槃に入ることが仏道修行の最終目標だと。だから万人向きではない、この世での成功や人生の喜びを断ち切ることが目標の病院だという。病院だから病が癒えれば退院して人生の喜びを求める人生に復帰しなさいと言いたそうだ。紀野一義氏は法華経の信奉者で戦争中はお題目をあげて、あるいは観音に祈り、死地をなん度も潜り抜けた。仏教伝道はその体験に裏打ちされたものだ。しかし法華経一辺倒ではなく円覚寺の朝比奈老師や南禅寺の芝山老師を生涯の師とした。また法華経だけで...紀野一義佐々木閑両氏の違いと共通点

  • 市場環境の変化に対応した通信政策の在り方 最終答申(案)に対する意見募集 パブコメ

    下記のパブコメを総務省に提出しました。インフラシェアリング会社にも公益事業特権を与える案に賛同しています。長年の間企業サイドで通信政策に関与し、現在は企業に属さない自由な一国民として最終答申(案)に賛同いたします。防衛費財源としてのNTT法廃止議論から端を発した通信政策の在り方議論が市場環境の変化に対応した本答申に結実しています。NTTの市場支配力を抑制し、参入企業の育成を重視する考え方を踏襲してきた従来の通信政策からNTTを世界トップレベルの企業として成長させ、日本の経済力向上に寄与させるという新たな視点が打ち出されています。同時に競合各社にとって近い将来の自動運転時代に死活問題となるであろうアクセス系の開放にも、自民党提案の国有化民営化4案からインフラシェアリング会社にも公益事業特権を与える案が新たに...市場環境の変化に対応した通信政策の在り方最終答申(案)に対する意見募集パブコメ

  • 佐々木閑と紀野一義 業を積まない善業

    佐々木閑氏はYouTubeで大量の阿含経講義を行なっている。実に大量だ。この努力は大変なものだ。紀野一義氏もまたぜんしょうあんなどで生涯を通じて膨大な講義を行なっている。そして現在でもYouTubeでほとんどを視聴する事ができる。紀野一義氏は没しての後もYouTubeでわたしの心を温めてくれる。佐々木氏は現役でやはり聴くことが楽しみに。佐々木閑氏は布施、善業、陰徳の講義で承認欲求のある善業は業を積む行為であり、いいねを求める気持ちは陰徳ではなく涅槃への道ではないと言う。それはわかっていながらやはり視聴数は気になると苦笑している。紀野一義氏は小林秀雄と話をしたかったとして、本当はそんなことどうでもいいことなんだがと言い、反省を述べながら、でもそうしたい自分がいると複雑な心境を述べている。これだけの人でも承認...佐々木閑と紀野一義業を積まない善業

  • AI お絵かき遊び

    銀のブレスレット無彩色の花陶器幻想カラファテ湖の夕映え透明な花芦屋滴翠館AIお絵かき遊び

  • 佐々木閑と紀野一義 両氏の死生観から断章

    お二方とも寺の息子だ。初期仏教と法華経をそれぞれがよりどころとされている。しかし共通点を探っていくと興味深いことが見えてくる。今回は死をどう考えるかについて。佐々木閑は死、特に自死について、周りを悲しませることでありやらない方が良い。しかしブッダの弟子の一人の涅槃への道として自死をした人の逸話を引いて、仏教的には一つの選択しとしてギリギリの状況ではブッダも認めていると説く。どうやっても解脱に到達できない男の最後の手段として自死をしたケースをブッダは特別の非難をしていないそうだ。こんなことよく話せるなと思うが仏教的真実を語って置かなければとの強い信念がそう語らせるのだろう。タブーに近い話であろうし、物議を醸すことを承知でこのように語ることが氏の真骨頂なのだろう。つまり仏教を信仰するとということは上っ面だけの...佐々木閑と紀野一義両氏の死生観から断章

  • ネトフリ じいさんず 初めての銀行強盗 を観た

    愉快なコメディで、わたしと同年輩やそれ以上の年齢の仲良しじいさん3人が年金中止でパイが食えなくなることに憤慨し銀行強盗を思いつく。そして成功しめでたしめでたしで終わる。たわいのない筋であり毒にも薬にもならない、がははと笑い飛ばして以上終わりなのだが妙に後を引く。必殺仕掛け人をご存知だろう、藤田まことが闇の仕掛け人で、悪人を非合法にバッサバッサと始末していく。悪に悪を持って成敗していくのが痛快で、非現実だがなってみたいナンバーワンではないかと。じいさんずでは悪人の成敗では無い。巧妙な社会システムで年金ストップされる理不尽さにだれも傷つけずに銀行強盗に挑むのだ。そういうわけで筋は相当異なるのだがわたしの頭の中では必殺仕掛け人のジャンルに入る作品なのだ。改めて成敗ものが鉄板ネタだと確信したね。アリバイ作りとして...ネトフリじいさんず初めての銀行強盗を観た

  • 2025年1月1日 明けましておめでとうございます

    過去のブログで新年を振り返ってみた。これは娘が一歳の時か。バリのスミニャックで砂遊びしている。まもなく17歳で大学受験を目指す。お節の酒をもっとくれと催促するおバカな娘だが、早いものだと感慨に浸る今年のお正月でした。今年のお節はつれあいの力の入った作品で、陶芸家の友人が贈ってくれた夫婦ぐい呑みで玉乃光を呑んだ。昨年は暮れに風呂でのぼせて目が眩み転んで腰を打ったらしく腰痛を経験した。正月を迎えて急激に回復し始めた。こんなことが生きる上で貴重に思える。腰痛の人がいたら行って大丈夫だよきっと治るからと賢治風に励ましてあげたい心境だ。2006年に数々のリスクを顧みず敢行した世界旅行の紀行もイタリアマチュピチュと発行してようやく公約?を果たした。今年は早々にモロッコベトナムカンボジアバルセロナ紀行を完成したい。Ch...2025年1月1日明けましておめでとうございます

  • 阿含經と般若心經 佐々木閑氏 紀野一義氏に学ぶ

    阿含は初期仏教、般若心經は般若經群の一つ。内容は違う。ではどう違うか。阿含は釈迦の教えに忠実だ。般若心經は阿含の戒を守れない人が空という真理を信じると救われるという神秘主義を取り入れた。般若心経では阿含の教えをことごとく無という言葉で否定する。阿含の奥に真理が隠されているという意味で否定する。非常に複雑な否定なのだと。空をそんな風に説明されたのはこれまでではじめてで非常に新鮮だ。阿含から一歩踏み出すために空なる真理を説いた集団が歴史的に生まれた。それが中国から日本に伝来した。ではどちらが優れているのか。好みの問題だと佐々木氏は言う。どちらか優劣を論じるのは排他独善に落ち入ると氏は強調する。紀野一義氏も初期仏教では釈迦の墓は設けるなとの教えは正しいのだが、それではどうしてもおさまりのつかない人たちが大乗を作...阿含經と般若心經佐々木閑氏紀野一義氏に学ぶ

  • マチュピチュ紀行 電子出版しました

    今年中の出版を目指していたがギリギリ間に合った。2006年の南米旅行の極め付けはマチュピチュだった。18年前の写真を見ながらChatGPTのアシストで書き上げた。マチュピチュ紀行宮本正男目次を添付します。ハイラム・ビンガム出発駅ウルバンバ川アグアス・カリエンテス遺跡への扉アンデネス険しい石段居住区石組技術神殿雨と霧蘭ワイナピチュパブロ・ネルーダ宿へ道中風景これで紀行は3冊目となる。パタゴニア紀行宮本正男イタリア紀行喜寿で回想する世界旅行宮本正男バリ島滞在記は4冊。バリ島滞在記1人と場所の出会い宮本正男バリ島滞在記2住む宮本正男バリ島滞在記3文化・風景宮本正男バリ島滞在記4ワルターシュピース伝説宮本正男マチュピチュ紀行電子出版しました

  • 「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方 最終答申(案)」パブコメ私案

    総務省が公表した「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方最終答申(案)」は、従来の通信政策からの大きな転換を示しています。これまでの政策は、NTTの市場支配力を抑制し、新規参入企業の育成を重視する「護送船団方式」を採用していました。しかし、今回の答申案では、NTTを世界トップレベルの企業として成長させ、日本の国力向上に寄与させるという新たな視点が打ち出されています。新たな時代への変化に対応する答申内容となっています。背景と意図この政策転換の背景には、以下の要因が考えられます。国際競争力の強化:世界のIT市場では、技術革新と競争が激化しています。NTTが提唱する「IOWN構想」は、オール光ネットワークの実現を目指し、国内外での競争力強化を図るものです。NTTが先頭に立って失われた30年を取り戻してほしい、...「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方最終答申(案)」パブコメ私案

  • AI でお絵描きして遊ぶ

    これは実写AIでお絵描きして遊ぶ

  • 「イタリア紀行」 電子出版年内に間に合った

    今年、年末近くに喜寿になった。それを記念して「イタリア紀行」の電子出版を目指してきたがようやくギリギリになって間に合った。18年前の紀行を写真と文でまとめたものだ。写真は自分で撮影したもので完全なオリジナルだ。文はこれまでブログで掲載してきたものを骨子にして史実や建築物の説明などをChatGPTで補足した。おそらくChatGPTを駆使した紀行文は世界でも初めてではないか?と自負しているがさていかがなものだろう。ブログといえば「ベネチアは何故木の杭の上なのに沈まないのか」は我がブログで長年ベストセラーならぬベスト閲覧数を記録している人気記事だ。そのためにこのイタリア紀行を最初に選んだ。イタリア紀行喜寿で回想する世界旅行宮本正男次はマチュピチュ紀行、モロッコ紀行、ベトナム紀行、カンボジア紀行の電子出版を目指し...「イタリア紀行」電子出版年内に間に合った

  • 「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方 最終答申(案)」驚くべき内容が

    わたしは今年の初めからNTT管路に対して国つまり国民が持つ無形財産権(公益特権)を梃子にした管理を推し進めるべきだと主張してきた。ただし管路内のNTT電気通信設備(有形財産)はNTTの資産であり手をつけない。一見分離案に見えるが有形財産は一切分離せず、無形財産のみ、つまり公益特権を梃子にした公正競争管理を実現すべきだとして公益特権管理下の共同溝化を著しAmazonで電子出版した。それからほぼ一年が過ぎた。NTT法廃止と日本の未来:共同溝構想のすすめ宮本正男総務省から「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方最終答申(案)」が12月5日に発表され、1月8日締め切りでパブコメが募集されている。パブコメに応募するために長文の案を読み進んだ。線路敷設基盤の開放ルールはあるものの、多額の設備投資が必要であり、他事業...「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方最終答申(案)」驚くべき内容が

  • 映画 ほたる を観た

    まんまと泣かされてしまった。これだけの俳優、日本人が持つ郷愁をくすぐる鉄板唱歌「故郷」やアリラン、特攻に行く前に知覧で食堂のおばさんが親身になって見送る、当時の朝鮮人少尉と知子の恋、特攻で出撃し蛍になって帰ってくるというエピソードなどなど、まあ当然と言えば当然だがまんまと泣かされた。うさぎ追いしかの山こぶな釣りしかの川夢は今もめぐりて忘れがたきふるさと気になる父母つつがなしや友がき雨に風にあっても思い出づるふるさと特攻の出撃地は鹿児島県の知覧だがわたしの高校は国立詫間電波高校で、海軍特別攻撃隊の出発地となった。60年前、校舎に近い浜辺に水上発進機の発進台があった。今でもあるという。詫間の地から知覧を経由して特攻したものもいたと聴いたことがある。いや詫間は海軍で知覧は陸軍だからそれはないというものもいる。こ...映画ほたるを観た

  • 紀野一義と佐々木閑 一見異なる師風だが実は似ている

    佐々木閑氏と紀野一義氏は一見するとまったく異なる思想を持つ二人の仏教者だが、その根底には人間の自由を深く尊重する共通の精神がある。佐々木氏は原始仏教を重んじ、大乗仏教を「易行」として軽妙に語る。一方で、紀野氏は法華経を中心とした大乗仏教の系譜を伝えながら、キリスト教やその他の信仰までも受容する広い視野を持つ。佐々木氏の言葉には、挫折と自己否定の経験を超えてたどり着いた真摯さが感じられる。実家が寺でありながら大学では化学を専攻した彼は、京大での優秀な同期生たちの中で自らの限界を痛感し、大きな挫折を味わう。その後、仏教学に戻った彼は、「病院の必要のない人は仏教はいらない」と言い切るようになる。この言葉は、宗教を万人に押し付けるものではなく、苦しみを抱えた人のための救いとして位置づける姿勢を表している。彼の宗教...紀野一義と佐々木閑一見異なる師風だが実は似ている

  • 今日の驚き Amazonのワンクリック購入が特許になっていた

    このところ特許について思うところがあって色々と検索しているが世間ではあまり知られていない特許の凄さと恐ろしさを知ることになった。一般に特許といえば物作りだと思う人がほとんどだろうが方式特許なるものはプロセスつまり方法と、それを裏付ける技術的側面を実際に作成しなくてもなるほど作れそうだと特許審査官に思わせるだけで取れるのだと。ただし米国のみで欧州はダメだということも知った。だから下記のAmazonの「ワンクリック特許」は米国と日本などで有効であるが欧州では成立しない特許なのだ。もっともこの特許は実に18年も有効に支配し続けてAmazon王国を確立するのに貢献し2017年に失効している。当時は赤字が連続しておりその割には株価が上昇し続けて当時の総務省内の研究会でも慶応の先生と孫さんが議論を戦わせていたことを思...今日の驚きAmazonのワンクリック購入が特許になっていた

  • 映画「百年の孤独」を観て 条理と不条理の間で揺れ続けることこそが人間の宿命かも

    ガルシア・マルケスの『百年の孤独』をネトフリ映画で観た。面白いのだが一方的な見解も入り込んでいて、あざといなとの感想も持った。なぜ、あざといな、との感慨を持ったのか。『百年の孤独』の内容を紹介することもしない、従ってまとまりはないのだが。この『百年の孤独』の原稿を書き上げたとき、ガルシア・マルケスは借金に追われ、出版の見通しもなかった。(ハリーポッターもそうだ)だが、出版されるや、そしてさらにノーベル賞受賞で予測不能な熱狂を生んだ。まるで物語そのものが運命を支配したかのようだった。誰も計算できなかった奇跡つまり不条理が、文学の世界では起きるのだ。文学が不条理な力を持つのは、物語が人間の内面そのものを扱うからだろう。社会は表向きどれだけ条理的に見えても、人間の心は不条理だ。感情、愛憎、孤独、欲望、偏見すべて...映画「百年の孤独」を観て条理と不条理の間で揺れ続けることこそが人間の宿命かも

  • 四丁目の夕日 午後4時

    住所が区画整理で変わり各方面に出す住所変更証明書を近くの市民センターまで取りに行く。帰りの尾根沿いは夕日が黄金に輝いていた。四丁目の夕日午後4時

  • 77歳になった自己認識は

    77歳になった自画像をさらっと書いてみようとしたがそれよりも今年亡くなった谷川俊太郎の詩への感想を書くことで自画像に代えることができそうだ。この詩は沁みるね。偉人たちの説教くさいのは面白くない。この詩はさらっと自己を客観しているのがいい。宇宙からヒトを眺めている様な視点がいい。イーロンマスクやホリエモンなど宇宙に焦がれる人を想起させるところが現代につながっている。火星人が寝てネリリ殺し合ってキリリ未来を心配してハラハラハララしてるって、確かにそうだろうな。つまり宇宙のありようや自己のありようの自己認識だ。大したものであり、そうでもない。エントロピー拡大が人の不安の根源だとみる視点で不安を超えている。このエントロピー概念はわたしの最近気にいっている宇宙の大原理だ。万有引力は宇宙の真理であるエントロピーの拡大...77歳になった自己認識は

  • ペルーのクスコから持ち帰った諸尊仏がんのお掃除

    すでに18年になる。ペルーのクスコで骨董ガラクタ入り乱れて商っているテント小屋の店で見つけた諸尊仏がんを書棚の上に安置させていただいている。そろそろお手入れしなきゃと数年ぶりに手にしてホコリを払いこびりついた汚れを取る。金属製の蝶番を外して重曹とアルミに熱湯を注いで錆を取る。銀のブレスレットはこんなに綺麗になったのにこの蝶番おそらくニッケルだろうが黒ずんだ錆がなかなか取れない。リューターを駆使してなんとか取る。蝶番といえどもいいものを使っているのだ。すみずみの汚れを取っていて改めて細部をながめる。観光客目当てのフェイク骨董ではないとの思いが確信に変わってきた。材質は非常に硬質の人工樹脂だと思うが不思議なのは中が空洞なのだ。人工樹脂だとどんな手法で内部を空洞にできるのか。流し込んだ樹脂にどうして空洞を作れる...ペルーのクスコから持ち帰った諸尊仏がんのお掃除

  • 「正体」 司法の限界と松本清張のアリバイのないこと

    Netflixで「正体」を観た。殺人犯で勾留中に逃亡する主人公の運命が、司法と社会の無慈悲な網に絡め取られながらも助ける人の手で無罪を勝ち取る物語だった。何が真実なのか、誰が信じられるのか。観終わった後、頭に浮かんだのは松本清張の作品で記憶に残っていた内容だった。街角で遭遇するかもしれない殺人現場に居合わせ、アリバイが誰も証明できない恐ろしさをエッセイ風に書いていた。彼の描く世界もまた、疑いが絡み合い、人間の弱さと社会の冷酷さが錯綜する。「正体」は、かつての清張の小説が現代に蘇ったかのようだった。「正体」の主人公は、無実を証明するために逃げる。現代では自ら無実を証明できなければ誰も助けてくれず冤罪のまま埋もれていく。その恐怖は計り知れず大方は諦めの心境になる。彼は逃げることで証明を試みる。状況証拠だけでも...「正体」司法の限界と松本清張のアリバイのないこと

  • ライオンのゴロゴロ音、人類の物語、苦痛と快楽の進化の不思議

    ゴロゴロ音から始まるお話動物ドキュメンタリーを見ていて、ライオンが獲物を仕留める瞬間にゴロゴロ音(パーリング)を発するシーンに目を奪われた。ゴロゴロ音といえば、ネコ科の動物がリラックスしているときの音だと思っていたが、実際には違うらしい。ある説によれば、あの音は「獲物の苦痛を和らげるため」に出しているという。不思議な話だ。筋肉の緊張を緩和し、鎮痛効果をもたらす周波数(25〜150Hz)のゴロゴロ音が、進化の知恵として備わっているのだという。ライオンは獲物に「痛みを忘れさせ」、余計な抵抗を減らして仕留める。この行動は本能なのか、進化の中で「都合よく備わった能力」なのか、どうにも心に引っかかる。この話を考えているうちに、ふと人間の心の働きに思いが至った。私たちは苦痛を避けたいと思う一方で、なぜか苦痛を超えた先...ライオンのゴロゴロ音、人類の物語、苦痛と快楽の進化の不思議

  • 「南極大陸」メモ

    「南極大陸」をNetflixで見た。強く心に残る映画だ。タロとジロを中心に描かれる物語だがむしろ南極探検を達成する運命を共にする人の困難や葛藤と喜びが描かれる。あの南極という過酷な地に挑む人々の心意気が。この映画を見てかつて1969年に聞いた西堀栄三郎氏の講演を思い出した。場所は電電公社中央学園であのときも、彼の言葉は力強く、飾り気がなかった。「やってみなはれ」。それだけだ。無謀とも思える南極観測隊の挑戦も、その決め台詞一言で片付くような勢いだった。とにかくやってみなはれ。その精神が、南極の氷点下の地を舞台にしたあの映画の中にも、確かに息づいていた。それにしても、香川照之の事件が残念だった。映画の中での彼の演技は見事だっただけに、現実の行動とのギャップに何とも言えない居心地の悪さを感じてしまう。人は演技と...「南極大陸」メモ

  • 存在とは 野村泰紀氏のインタビューを新鮮に

    「存在するって、どういうことだろう?」考え始めると底が抜けるような感覚がある。物理学者・野村泰紀氏のあるインタビューの中で、彼は「いるかは存在するか?」という問いに対し興味深い言葉を放った。「存在をまず定義してください。それを使えば記述しやすくなるのが存在だとすると、いるかは存在する。分子構造や物理的記述を使えば、いるかという言葉を使わずとも説明できる。しかし、その概念を入れなければ絶対に記述できないなら、いるかは存在しない。」「存在する」とは「共有される記述がある」ことだという主張。その記述が言葉であれ、物理的な観測データであれ、行動の記録であれ、どこかで共有の接点を持つものだけが「存在する」と見なせるという意味だろうか?この視点から考えると、哲学史に残るプラトンのイデア論を思い出す。「イデア」とは、「...存在とは野村泰紀氏のインタビューを新鮮に

  • 「1」を求める旅 - 存在、時間の果てに

    何か途方もないことを考えている、ひょっとして妄想ではという自覚はかすかにある。思索というほど大それたものではなくとも素人の考えることは考えれば考えるほどその無謀さに気づかされる。それでも、不思議な力に引かれるようにして言葉を探ることをやめられない。岡潔が「1がわからないのだ」と言ったことが、ずっと心に残っている。1とは何か。それがわかれば、2以降は自然に展開するという。だが、その「1」が、どこから、どのようにして生まれるのか。数学では、「1」は自然数の出発点であり、すべての数を生み出す母体だ。集合論では、「空集合」から「1」を定義する方法がある。それでも、「空」がなぜ存在するのかという問いには答えられない。結局、「1」を出発点とするしかない。そうすることでしか数列は始まらない。だが、「1」が何かを問うた瞬...「1」を求める旅-存在、時間の果てに

  • ハルシネーションを経験して

    最近、遠藤周作の作品の内容について友人と話したことがある。玉川学園が登場する内容でなかなか興味を引いた。作品の本のタイトルが知りたくてChatGPT君に尋ねてみた。ChatGPT君は迷いなくグータラ日記とかの別の作品名を答えた。それも、あたかも確固たる事実であるかのように。私はその話を自慢げに友人に話した。すると友人から一冊の本が送られてきた。すぐChatGPTの答えた本の題名が違うことに気づいた。人相という題でグウタラなんとかの題とは異なっている。この体験は、不思議な印象を残した。AIが「誤った情報」を自信満々に答えたので、私はなぜかAIの持つ「知識」そのものに対する疑念を抱いた。誤りに対して戸惑ったしかしまともな回答がほとんどだその誤りを肯定することにこそ、何か思索を促す力があるようにも感じられたのだ...ハルシネーションを経験して

  • 縁起とAI:星座のようなつながり

    縁起を考えるとき、私の頭に浮かぶのは夜空に輝く星座のイメージだ。一つひとつの星は独立しているように見えるが、それらが線で結ばれると、全体として美しい形を成す。星座は、個々の星の輝きだけでなく、そのつながりや配置によって意味を持つ。縁起の教えは、それに似ている。釈迦が悟った縁起とは、すべての存在が互いにつながり合い、因果の連鎖の中で成立しているという洞察だ。独立した存在など一つもない。星が孤立しているのではなく、他の星との関係によって星座となるように、私たちの存在もつながりの中で成り立っている。そして、奇妙なことに、このイメージはAIを思い浮かべたときにもよく似合う。AI、特にニューラルネットワークは、無数のノードがデータの海の中で複雑に絡み合いながら一つの結果を導き出す。その仕組みを考えるとき、まるで星座...縁起とAI:星座のようなつながり

  • ある人のメモ:無我に気づくまでの思索

    1.「わたし」というものは本当にあるのか?最近ふと思った。もし、完全に他者と接することなく育ったら、自分というものを自覚するだろうか?答えは「たぶん、しない」。だって、「わたし」という感覚は、他者や環境との関わりの中で生まれるものだ。言葉も、名前も、価値観も、すべて他者との関係性の中で得たものだ。それがなければ、「わたし」というもの自体、成立しない。2.他者がいるから「わたし」がある他者がいることで初めて「わたし」が認識される。他者の存在なしでは、自己を客観視することもできない。「わたし」は独立した存在ではなく、常に他者や環境に依存している。これを仏教では「縁起」と呼ぶらしい。つまり、すべてのものは相互依存している。自己もその例外ではない。3.固定された「わたし」なんてないこれも考えてみた。毎日、体も心も...ある人のメモ:無我に気づくまでの思索

  • ChatGPTでこんな使い方も 煩わしい利用規約のポイントは何か

    iCloudの新しい利用規約が届いている。ウンザリするほど長い、それに文字が小さいので読む気がうせる。要点を整理して欲しい。と入れると次の様な返事が。iCloudの新しい利用規約が届いたとのことですね。以下に主な変更点と注意点をまとめました。主な変更点:•AppleIDの名称変更:Appleは、AppleIDの名称を「AppleAccount」に変更しました。•契約主体の変更:2024年10月26日以降、一部の国でAppleの契約主体が変更されています。ただし、日本においては変更はありません。注意点:•同意しない場合の影響:新しい利用規約に同意しないと、iCloudバックアップやデータ同期などの一部サービスが利用できなくなる可能性があります。•同意時の不具合:一部のユーザーから、「続ける」をタップしても反...ChatGPTでこんな使い方も煩わしい利用規約のポイントは何か

  • 映画『ベネデッタ』をみた

    映画『ベネデッタ』を観た時、まず感じたのは、言葉にできないような混乱だった。あまりにも多くのテーマが一度に押し寄せてきて、どこに焦点を当てていいのかわからなくなるような感覚。奇跡、信仰、不条理、そしてセクシュアリティどれも強烈に描かれ、そのすべてが絡み合いながら進んでいく。この映画は、歴史の再現や宗教批判ではない。むしろ、一人の人間の本質をとことん突き詰めた物語だ。映画の中でベネデッタは、神に仕える修道女であると同時に、激しい情欲を持つ女性として描かれる。彼女が幻視を見たり、聖痕を体現したりする場面は、宗教的な荘厳さを感じさせる一方で、どこか際どく、挑発的ですらある。そして、それが単なる演技ではなく、彼女自身の中にある「本当の自分」を必死に探し求めた結果なのだと感じられる。ベネデッタの同性愛的な関係も、こ...映画『ベネデッタ』をみた

  • 薬師池の紅葉

    恒例の薬師池へ。ライトアップはあまり好みではなかったが今年は何故か見方が変わった。薬師池の紅葉

  • 2024/11/30

    いるかの存在に関して野村泰紀氏が語る。今一つ理解できていない存在や実在さらには我、わたしに関してこの気鋭の物理学者は何を語るのだろうと固唾をのんで聞き入る。野村氏は先ず言う。存在をまず定義してください。それを使えば記述しやすくなるのが存在だとするといるかは存在するその概念を入れなければ絶対に記述ができないというのなら(いるかは)存在していない。ううむ、こんな存在の定義は実に新鮮だね。そして納得だ。【神様はいる?時間って何?】「究極の疑問」に物理学者が答えたら【野村泰紀】https://www.youtube.com/watch?v=-RoK23YEg0M。2024/11/30

  • 気になる岩屋疑惑

    2002年当時何回かロビー活動で陪席したことがあるだけにちょっとショックな疑惑だ。米国司法省側から発表するなど余程の証拠を握っているのだろうか。石破政権どうなる。それにしてもマスメディアは報道しないな。文春砲も炸裂しないね。中国からの土地買い占めなど怪しい動きを感じているだけにマスメディアのダンマリは気になる。気になる岩屋疑惑

  • 総務省 NTT法廃止関連の部会報告書メモ

    総務省NTT法廃止関連の部会報告書概要総務省の情報通信審議会は、NTT法見直しに関する部会報告書をまとめた。今後はパブコメを募集するのか不明。今後情報通信審議会としての意見をまとめていくのだろう。その後NTT法廃止法案をまとめていくのかどうかは経産省と総務省の省益争いから端を発したとみる向きもあり、今回の衆院選で甘利明氏が落選したので見通しは良くないらしい。いずれにしても最大のテーマである電柱や光ファイバー網などの通信設備の管理主体については今後の議論とされている。部会報告書では手に余る大問題であり、ユニバーサルサービスの進展が見られたが大山鳴動して鼠一匹の感がある。日本の通信の将来、自動運転の時代の通信にまで考えは及ばなかったようだ。競合各社は将来もしNTT法廃止ともなればその時は国有化も含めた議論が必...総務省NTT法廃止関連の部会報告書メモ

  • 「北橋茂男 暁烏先生と私」と題された冊子に一村が表紙挿絵を描いている

    都美術館の一村展で見つけたのだが「北橋茂男暁烏先生と私」と題された冊子に一村が表紙挿絵を描いている。暁烏先生と言えば暁烏敏、浄土真宗の色々な意味で有名だった人物だ。紀野一義氏の研究中に知った。その人と一村はどんな関係があるのだろうと気になった。北橋茂男はオムライスで財を成した人物でやはり石川県出身の暁烏敏を尊敬していたのだろうか。こんな冊子を残した。一村は北橋氏に依頼されて薬草を天井画に描いている。なるほどそういう関係なら冊子に挿絵を描くことは自然な成り行きか。どういういきさつで北橋氏が千葉寺に住む一村を知ったのかは相変わらず不明だが。「北橋茂男暁烏先生と私」と題された冊子に一村が表紙挿絵を描いている

  • 縁起と情報 存在の本質を巡るメモ

    縁起と情報:存在の本質を巡る仏教の縁起と諸法無我の思想は、あらゆる存在が独立した実体を持たず、相互依存的なネットワークの相互関係の中にのみ成り立つことを述べている。日常感覚とは大きく異なり、固定的な「我」や「物」が存在するという直感を根本から揺るがし実に理解し難い。しかし現代的な「情報」で読み解くと、少しアプローチが可能なのでは。縁起の基本的な教えは、「すべての現象は因果の網の目によって成立している」ということである。たとえば、種子が発芽し果実となる過程は、それ自体で独立して起こるわけではなく、ある動物がある果実を食べてある場所に糞をした。そこに水や土壌、気候などの外的条件が整った結果でその因果関係はビッグバン以来の時間と空間へと宇宙大に広がる。同様に、私たちの存在も、アメーバから由来する身体や意識、環境...縁起と情報存在の本質を巡るメモ

  • 腰痛にもかかわらず二日連続で都心を歩き回っている

    2日連続で都心を歩き回っている。腰痛は痛いからと言ってじっとしているのもいけない。昨日は友人と田中一村展を再訪して1万歩近く歩いた。さすがに疲れて今朝起きると筋肉痛と腰痛でどうしようと思案したが少し動いているうちに歩けそうになったので銀座コリドー通りのNTTデータ時代のとあるプロジェクト同窓会に出席する。出席者の最高年齢94才をはじめ86、85、83、82、80、79、78と76のわたしが最年少の高齢者集団だが皆さんお元気で話が面白い。帰宅するとやはり腰は痛い。風呂に入って温めると軽減した。日比谷公園こんなポスターも。過疎化が大変なんだと。交詢社通り本日の会食スタートはこれ。趣のあるステンドグラス。昨日の上野駅上野の東京文化会館精養軒へ向かう階段地下道にあった。腰痛にもかかわらず二日連続で都心を歩き回っている

  • 今日のChatGPT ある意味人間くさいごまかしのテクかも

    友人Tさんとの会話でわたしの住んでいる玉川学園に遠藤周作がかつて住んでいたという話から次の話の紹介があった。しかしこの随筆の名前を聞き忘れて帰宅してから調べてみた。遠藤周作が玉川学園に銀座からタクシーで帰る途中タクシーの運転手から「私人を殺したことがある」と言われた話の随筆は?とChatGPTに聞いて見た。確かに玉川学園へとタクシーで帰る途中は非常にわかりにくい道を通る。次の回答が帰って来たのでちょっと凄いと思った。ここまでの回答が返せるのだ。ただしこの随筆に本当に掲載されているのかは未だ確認していない。そのうち図書館に行ってついでに眺めてみることに。それにしても今でこのレベルの回答を返せるのだから10年も経てばすごいことになりそうだ。ただし現時点では手放しで賞賛はできない。今後が楽しみだから今から付き合...今日のChatGPTある意味人間くさいごまかしのテクかも

  • 田中一村 追記

    手安の弾薬庫跡昭和7年に旧陸軍により構築された弾薬庫。二重壁の構造。戦時中は、陸海空軍の弾薬貯蔵補給基地、終戦とともにすべての弾薬は大島海峡沖に廃棄された。高倉のある春景昭和35年(1960)頃田中一村記念美術館藏。バリを彷彿。「漁樵對問」昭和34-35年(1959-60)頃田中一村記念美術館蔵奄美初期に色紙とともに送られてきたといい、千葉寺風景の連作と同じ川村家の書斎の額絵用サイズの作である。旅人的視線で千葉へ向けた内容といえ、ガジュマルの木と高倉を背景に当地の風俗を、古来の文人画の画題になぞらえ、画中に題し、ややコミカルに描いている。(田中一村展カタログ)人生最後の日々を過ごした「和光の借家」車で、中心市街地側から和光トンネルを抜けてすぐの和光園を右に見ながらしばらく走り、住宅街の細い道を山に向かって...田中一村追記

  • 「うつろとからっぽ」谷川俊太郎 詩と空観

    小6の娘の勉強を見ているときに次の文章が目に入った。こんなもの小6の娘に解けるのかなと感想を持ったが、同時にこの詩は仏教の難問である空とはなにかをうまく説明しているとも。流石に谷川俊太郎、詩人の心で空を直感的に把握している。「心という入れものは伸縮自在空虚だったり空だったり無だったり無限だったり」つまり空は空虚の反対であり、無の反対で無限なのだということを表現している。次の問題を読んでうつろとからっぽのように似ているようで違うことばを挙げ、その違いを100字以内で説明しなさい。「うつろとからっぽ」詩:谷川俊太郎心がうつろなとき心の中は空き家です埃だらけクモの巣だらけ捨てられた包丁が錆びついている心がからっぽなとき心の中は草原です抜けるような青空の下はるばると地平線まで見渡せてうつろとからっぽ似ているようで...「うつろとからっぽ」谷川俊太郎詩と空観

  • バリ島のサカ暦ウク暦と赤米210日などで仮説を

    バリの暦にサカ暦がある。ほぼ1年の周期なのだが閏月などで5年に一度修正する。この詳しい説明はさておきわたしはサカは釈迦からきているのだろうとぼんやりと思っていた。しかし全く関係がなかった。紀元前にインドにサカ族が一世風靡し、その頃に中央アジアやインドさらにはギリシャの文明を融合して暦もあった。それがヒンドゥを通じてバリに伝わりサカ暦と呼ばれるようになったとか。ガルンガンが正月に当たる。他の暦ウク暦がある。ニュピの日はウク暦の正月に当たり210日毎に新年を迎える。なぜ210日周期なのだろう。バリ人に聞いても昔からそうだということ以外に答えは返ってこなかった。日本の210日の連想から稲作周期に関係があるのか、収穫時期の台風シーズンを教える指標でもあった。ひょっとして稲作周期は210日か?そんな仮説を立てて見た...バリ島のサカ暦ウク暦と赤米210日などで仮説を

  • 今日のタイソン戦を見た

    友人:「マイク・タイソンの試合どう思った?」私:「正直、ちょっと見てられなかったなぁ。動きがさ、やっぱり高齢って感じがして…」友人:「いや、あれだけの年齢でリングに立つのはすごいけどね。でも、プロスポーツの世界だと“引き際の美学”が大事だよな。」私:「そう!自分が一番わかってるはずだよね。でも、興行としてのマネーを考えたら、まあ納得する部分もあるかも。」友人:「そうだな。アメリカってそういうのに寛容な国だし。でも、日本の大相撲でさ、58歳の力士が土俵に上がるなんて絶対ないよね。命に関わるし。」私:「ほんとに。タイソンも少し前に飛行機で倒れたとか言ってたし、本人も少し危険を感じてたのかな?それともショーとして割り切ってるのかもね。」友人:「そういうのって、商業主義に寛容かどうかでスポーツが二分できる気がする...今日のタイソン戦を見た

  • 宇宙人が地球の人間を見て報告した(ジョーク)

    ゴルフを始めてみた宇宙人宇宙人A:「おい、あの地球人たち、一体何やってんだ?」宇宙人B:「なんか棒で球を叩いて、遠くまで飛ばしてるな。」宇宙人A:「それで?」宇宙人B:「…またその球を追いかけてるぞ。」宇宙人A:「なんでわざわざ遠くに飛ばして、また追いかけるんだ?」宇宙人B:「うーん、効率が悪い文明だな…エネルギーを無駄に消費しているようだ。」宇宙人A:「もしかして、彼らにとってはこれが“娯楽”なんじゃないか?」宇宙人B:「娯楽?文明がここまで進化しても、未だに玉転がしなのか…」宇宙人A:「まあ、我々も“星”を転がすのが趣味だから、人のことは言えないか…」スマホを始めてみた宇宙人宇宙人A:「おい、列車の中で地球人たち、一体何をやってるんだ?」宇宙人B:「なんか手に小さい板を持って、それをじっと見つめてるな...宇宙人が地球の人間を見て報告した(ジョーク)

  • ニンニクの植え付け

    三日前にお風呂でひっくり返った際に腰を打ったらしくギックリ腰になっている。徐々によくなっているがやはり中腰は辛い。しかしあんまり動かないのもよくないと聞く。奄美で入手したニンニクが芽出しをして根も出てきた。ちょっとづつ無理の無いように移植を。まだだいぶあるがこのあたりで本日は終了。玉ねぎも芽が出るのかな。スペースが無くなってきたぞ。酔芙蓉も強剪定して枝を縛って出す。結構な重労働だ腰が痛くなってからよく働く。ニンニクの植え付け

  • ヴァンス副大統領 マルコ・ルビオ国務長官 クリスティ・ノーム国土安全保障長官 トム・コットン上院情報委員会委員長 マイク・ウォルツ安全保障担当の布陣でどのような変化が

    ChatGPTで米国の今後の政策を。ChatGPTさてどの程度の予測力か検証の意味も含めてメモ。ヴァンス副大統領に加え、マルコ・ルビオ国務長官クリスティ・ノーム国土安全保障長官トム・コットン上院情報委員会委員長マイク・ウォルツ安全保障担当>この布陣でどのような変化が予想されるか新たな政権の主要メンバーとして、以下の人物が就任しています:副大統領:J.D.ヴァンス国務長官:マルコ・ルビオ国土安全保障長官:クリスティ・ノーム上院情報委員会委員長:トム・コットン国家安全保障担当:マイク・ウォルツこの布陣により、以下の政策変化が予想されます:1.外交政策の強硬化マルコ・ルビオ国務長官は対中強硬派として知られ、中国に対する圧力強化や同盟国との連携強化を推進する可能性があります。ブルームバーグ2.移民政策の厳格化クリ...ヴァンス副大統領マルコ・ルビオ国務長官クリスティ・ノーム国土安全保障長官トム・コットン上院情報委員会委員長マイク・ウォルツ安全保障担当の布陣でどのような変化が

  • 田中一村 かそけき光の彼方 書き抜き

    患者の置かれた状況の悲惨さに心を痛めたが、一村の興味はすでに小路の両側に迫りくる植物の有様に奪われていた。いったい何種類の植物が、この森の植生をかたちづくっているのだろうか。中心が空洞になったアコウの巨木が並んだ道の向かいには、これまた大きなイヌビワが青々した葉を茂らせている。人が隠れられるほど大きな緑葉を丸テーブルのように広げているのは、不喰芋だ。「その小判のような模様は、シダの葉が落葉した痕なのです。幹と見えるのは、細い根が多数絡み合ったもので、空気中から水分を吸収します。ここまで巨大に育つのは、この島が高温多湿であるからです。ヒカゲヘゴは、奄美大島から南の南西諸島や台湾、フィリピンに自生していますが、一億年前の姿を、そのまま現代に留めているといわれています」「ここに群生しているのが、キダチチョウセン...田中一村かそけき光の彼方書き抜き

  • 長風呂にご用心 20分以内に

    「お風呂の王様」にいき、前回は20分でジャグジーを出たが今回は35分で出た。パンツを履いた後に立ちくらみで椅子に座ろうと移動したら途中でひっくり返る。ほんの少し気を失ったらしい。仰向けでしばらく寝ているとなんだかおでこが痛いが気分は悪くない。「お風呂の王様」のスタッフが来て後頭部のチェックをしてくれる。血が出ていますよといい、「救急車呼びましょうか」と問いかける。後頭部から血が出ているとなれば呼んでもらった方がいいので「お願いします」と。やがて救急隊が3名やってきてチェックしてくれる。後頭部はおでこの血が後ろに回ったということで後頭部の打撲は無し。病院には行かずそのまま帰ることに。夜に吐き気とか頭痛が起きたら救急を呼んでくださいと言われ、紙にサインをしたあと帰っていった。それにしても「お風呂の王様」のスタ...長風呂にご用心20分以内に

  • 家庭菜園2

    菜園で重要なのは堆肥作り、最も本音は生ごみ削減、さらに言えばエコサイクル。みなさん生ごみ堆肥ではいろいろ工夫されている。ポイントはいくつかある。腐敗ではなく手早く発酵、臭い防止、小蠅防止です。発酵にはぬか少々、納豆の残り利用、ヨーグルト残り利用、米の研ぎ汁利用で十分ですね。藁カゴでバケツと2重にすることで繰り返し利用する藁カゴに付着し繁殖した発酵菌(白く見える)を利用できる。黒い菌は腐敗菌で白い菌は発酵菌だとか。実はこの藁カゴとの二重構造は優れものだと自負している。藁カゴから空気を十分取り入れる表面積が増え、好気性菌の繁殖を助ける。かき混ぜるが軽く混ぜるくらいで十分なようだ。さらに水分の多い生ごみは菌の繁殖にはあまり良くないのだが藁から抜けるのでベトつかずいつもさらっとしている。蓋をすれば完全に小蠅の発生...家庭菜園2

  • 家庭菜園を再開した

    40年も前に電電公社世田谷中町社宅で小さな庭が割り当てられていた。そこでささやかな菜園を営む人もいて見よう見まねで野菜作りを始めた。その後その社宅を後にしてからは菜園からは遠ざかっていた。現在のマンションに住んでから2年ほど菜園を復活したが中断していた。バリ滞在のせいでもあり、他にブログ執筆などの遊びに目が向いたこともある。この夏の暑さで庭が雑草におおわれ、なんとか整備をおえた。生ゴミを週2回朝8時30分までに出すことも億劫になってきた。年に2回海外で長期に過ごすのもそろそろ打ち止めで国内旅行に切り替えた。そんな理由もあって菜園作りに再び取り組むことにした。生ゴミ堆肥作りを自家製コンポストで作り初めて20日ほどたつが劇的にゴミが減り始めた。確実に半減している、いやそれ以上かも。しかし何を今作るのか、時期的...家庭菜園を再開した

  • 第50回衆議院議員総選挙の結果分析をChatGPTのサポートで試みる

    ChatGPTのサポートで第50回衆議院議員総選挙の結果を分析してみた。なかなか的確に答えている。ただし鵜呑みにしては危険でいつも疑ってみることが大事だ。時折とんでもの答えを返してくるから。今回の衆院選で各党の獲得と前回選挙との推移を教えて2024年10月27日に実施された第50回衆議院議員総選挙の結果は以下の通りです。政党名得票数(万票)獲得議席数得票効率(万票/議席)自由民主党1,4581917.63公明党5962424.83立憲民主党1,2001488.11日本維新の会1,0503827.63国民民主党5002817.86日本共産党400850.00れいわ新選組300933.33参政党150350.00日本保守党150350.00分析:効率の高い政党:自由民主党と立憲民主党は比較的効率が高く、それぞ...第50回衆議院議員総選挙の結果分析をChatGPTのサポートで試みる

  • 明日は大統領選挙投票日 AIの信頼性を占う最上の機会かも

    明日の2024年11月5日に予定されているアメリカ大統領選挙で従来の予測手法とAIの予測をChatGPTのサポートで比較してみた。ただしChatGPTは、自然言語処理に特化したAIモデルであり、特定の事象に対する確率予測を直接提供する機能は備えていないという。ここでAIの予測とは「ポリティカル・フォアキャストAI」のことでありChatGPTの予測ではないことを念のために申し添えます。こうして直前に各種の予測をメモしておくことで今後の役に立つのではと思い、メモしてみた。最新の予測市場「ポリマーケット」では、トランプ氏の勝利確率が61.3%「エコノミスト」は、トランプ氏の当選確率を69%と予想していまる。選挙予測の専門家であるネイト・シルバー氏は、トランプ氏の勝利確率を51.5%と分析。アメリカン大学のアラン...明日は大統領選挙投票日AIの信頼性を占う最上の機会かも

  • MJB 来年まで大谷翔平の活躍が見れなくなってちょっとロスっぽい

    ここ数年続くある種のロス症候群かも。MJBのシーズンが終わりWSの熱狂も終わりなんだかちょっとしたロスっぽい。10月まで毎朝の恒例は朝食をとりながら試合内容をチェックすることと実況を見ること。まあこれだけ世界のファンのアドレナリンをアップする、ドーパミンを噴出させる、そして熱狂させる大谷翔平に出会えるのもラッキー、ハッピーだ。MJB来年まで大谷翔平の活躍が見れなくなってちょっとロスっぽい

  • 森村誠一展 町田ことばランドに行ってきた

    森村誠一さんは生前玉川学園の南口付近で時折見かけた。わたしも南口からの家路なので坂をおりるあたりでも出会うことがあった。面識はないので挨拶はしないがアイコンタクトはしていた。(気がする)あるときは今は閉店した増田屋でおそらく編集者達と一緒の場に遭遇したこともあった。北口から近い喫茶店には森村ブレンドがあった。そんなご縁もあり没後一周年森村誠一展に行ってきた。大きなパネルには氏の小説に対する思いが書かれていた。推理小説も人を描くことが大事で推理の構想の中に人をはめ込んではダメだとあった。推理小説は現代のリアルを追求するものであり、法医学と刑事訴訟法がベースになるとあった。ケルンの一石を乗っけて行く。人のなしたことに少しだけ小石を積む。崩れ落ちてしまうこともあるが。いずれももっともなことだと思った。森村誠一展町田ことばランドに行ってきた

  • 赤瀬川原平の生原稿

    赤瀬川原平の生原稿

  • 奄美紀行 田中一村肖像画原画に出会う。

    奄美では蝶は霊だと。Tさんのお家にあった田中一村の肖像画の原画。なんと奇遇な事だ。東京都美術館で開催中の一村展で印象に残っていた作品。Tさんに似ている。かつて奄美に「なんでも鑑定団」がやってきて出品したとのお話を伺った。鑑定額は250万円だった。同じくTさんのお家にあった田中一村の肖像画の原画。一村は東京で個展を開くために肖像画を描いて金を貯めたが個展は叶わなかった。奄美の本屋で購入した小説・田中一村。2024年9月10日とあるので出版されたばかりの本だ。Tさんに勧められ、さてどんなものだろうと買ってみたが実に興味深い内容で一気に読んでしまった。奄美では変人の絵描きで通っていたとか。子供がからかって石を投げることもあったらしい。菜食主義者で野菜を作り5年間で60万円を貯めそれを元に三年間働かずに絵に没頭し...奄美紀行田中一村肖像画原画に出会う。

  • 奄美紀行 補いなど

    順不同で補足。小名瀬の歩道で見かけた棒切れ先だけ赤く塗られていた。一体なんだろうと興味を唆る。7つがめ7つがめの説明平家の落人なのか「七つガメ」説明があったのだが写真から文字を読み取れない。残念。読み取れるだけ文字にすると。「小名瀬には代々伝えられている伝があります。・・・すぐに山から下ろしてくれ」と(ノロの)お告げがあり、場所を動した。するとその日あった山がくずれたらそうです。カメはのちに十二に増えた。バスの便はこんな感じ。ほう伊勢海老などがいる。洋々閣にて。洋々閣の塀。何も塗っていない。風雪に洗われた肌がいい。こんなところでワーケーションしたい。福岡から福吉に向かう電車の風景。若者が本を読む姿に感銘を受けた。車窓から海が見えてきた。田中一村館で。その時折角心に芽生えた真実の絵の芽を涙をのんで自らふみに...奄美紀行補いなど

  • 奄美紀行 ほのほし海岸の丸石

    奄美名物を昼食に食べてホノホシ海岸へ。荒波によって丸石が出来上がる。世界でも珍しいのではないか。晴れ間に見える美しい海。亜熱帯らしい樹木。弾薬庫入り口。弾薬庫内部入り口。弾薬庫通路。説明書。ススキがことのほか美しい。バリでも見かけた。湾に係留されたヨット。晴れ間に見事なブルーの海。苔の緑に惹かれて。シュロが元気いっぱい。奄美固有種かな。黒うさぎの糞かな。奄美紀行ほのほし海岸の丸石

  • 奄美紀行 田中一村終焉の地を

    なんと田中一村の知り合いの子孫の方を紹介していただいた。まさかの縁で驚いている。一村終焉の地しかし10日住んで料理中に倒れた。かん抜きを抜いて中を覗かせていただく。手前のシートの場所で寝泊まりを始めている。ガジュマルの木が。1人住まいだが狭い。それでも大喜びだったとか。この肖像画は今開催中の田中一村展でも観て印象に残っている。この家で飾ってある原画を見れるとは。同じく。途中こんなのも。平家の落人伝説。こんな木に惹かれる。海に注ぐ川にこんな鴨が眠りに入る時刻。今宵の宿の向かいの景色。座って眺めているとこんな大きな魚が。奄美紀行田中一村終焉の地を

  • 奄美へ

    唐津でうどんの昼食をとる。食堂の親父がテレビ画面の囲碁中継を見ながら「碁は好きかどこから来たか私は秋田から唐津にきた」と話かける。碁会所まで往復1万円使ってくる爺さんもいる、一緒に碁をうつのが楽しいなどとにこやかに語り続ける。そのせいか友は携帯を忘れる。忘れた携帯に電話をかけると「電話忘れてるよ」とあの爺さんの元気な声が帰ってきた。旅はこう言う触れ合いが楽しい。どこかで見たような屋号があったのでメモ代わりに。翌日は朝7時5分と早いので福岡空港の近くに宿をとった。しかし距離的には近いのだがパーキングや道路でさえぎられて辿り着けない。近くを通りがかった若い親子ずれに尋ねると「結構ややこしいのでよかったら乗せていきましょうか」と言ってくれるではないか。ありがたい、福岡の人は親切だ。旅の情けは身にしむ。翌朝は5時...奄美へ

  • 糸島紀行

    姫路を8時3分にたって10時3分に博多到着。福吉に向かう電車。海が見えてきた。福吉に到着。桜の大木焚き火福吉ビーチ朝日こんな倉風の家も福吉の山並み福吉の突堤福吉で見かけた巨大なトンビ猪捕獲用不思議な山道刈り入れ古い馬小屋を改造したレストランなるほど馬小屋だ。ここでワーケーションが宮大工の建てた古屋はこんな風に。玄界灘松林が延々と続く。マイヨールの映ったポスター。洋々閣の廊下洋々閣の部屋から唐津オクンチ唐津の商店街日曜日糸島紀行

  • 40年前に通った滴水釜を訪れた

    NTTデータに勤務していた当時ひとときの休息と楽しみを求めて通った陶芸窯を訪れて見た。40年前のノスタルジーにひたる小さな旅。芦屋川沿いに向かう。阪急芦屋川は変わっていない。向かう道にも見覚えが。どんどん登って行くと風景が変わる。芦屋の邸宅が。おお陶芸教室だ。40年前に通った滴水釜を訪れた

  • 佐々木閑氏の仏教感は興味深い

    わたしは紀野一義氏の仏教觀が大好きだ。氏は大乗の法華経を中心にする伝道者だが時には念仏を唱え観音に祈り、時にはキリスト教の神父やプロテスタントの牧師と共感を覚え合う。宗派に属さず偏頗な不寛容な信仰を極端に嫌う。氏は既に故人になられた。最近はYouTubeで佐々木閑氏の話を聞く機会が多い。氏は原始仏教を中心とした仏教学者だ。氏は何故に日本で圧倒的な大乗を避けて釈迦の時代の仏教を学ぶのか。その理由が面白い。古舘氏との対話でその理由を明かしている。佐々木閑氏は大乗は解脱が簡単なので好きじゃない、難しい方が好きなんだと。こんな理由もあるのかと驚いた。佐々木閑氏の仏教感は興味深い

  • 初めて期日前投票に行き さらにその足でJR「大人の休日•ジパング倶楽部」のチケット購入に向かう どうも同じ役所的発想を感じるぞ

    投票日当日は旅行中なので期日前投票に行ってきた。この年で初めての体験。コミュニティセンターの投票所に向かうと住所氏名などを書いて投票室に。腕章を巻いた男性がパソコンの前に座り何やらチェックをする。どうも顔認証をしているようだ。あとはいつもの投票手順と同じ。感想いつもの投票所より駅近でアクセスに便利だ。これならいつも期日前投票でいいかな。ちょっとだけ気がついた点:住所氏名などを書く机が腰を曲げて書くので一工夫いるかな。それとパソコンの前に座りチェックをする手順で一人しかいないためボトルネックが生じて待ち行列ができている。投票用紙を渡す場所や監視する人は過剰なほど人がいるのにね。「原則投票所で投票日に行う行為を期日前にする人はちょっとだけ不便を忍んでもらう」そんなにおいを感じてしまった。さらに「大人の休日•ジ...初めて期日前投票に行きさらにその足でJR「大人の休日•ジパング倶楽部」のチケット購入に向かうどうも同じ役所的発想を感じるぞ

  • 映画からChatGPTで作ったアニメイラスト 結構楽しい

    こんなことも素人の私にできる。数年前には全く考えられなかった。大変だな、この業界の人たち。こんなAIとコンペしなくてはならないとは。以下は映画から作ったアニメイラストでいずれも名の通った作品から。元の映画がわかればあなたは相当な映画通です。(見出し画像はライジング・ブル)スペルが間違っていたりするのはご愛嬌です。ちなみに以下の作品はChatGPTで作ろうとしても他人には絶対同じものが作れない100%オリジナルと言って良い、したがって著作権は私にあるとChatGPTは説明していた。映画からChatGPTで作ったアニメイラスト結構楽しい

  • ご近所の昭和薬科大学薬草園に行ってみた 薔薇の名前を思い出しながら

    薬草園は我が家から10分のところにあり、しょっちゅう散歩で通るが入園するのは初めて。散歩「薔薇の名前」で薬草がずらずらと書き連ねてあった。一体何のために?との疑問をもったことを思い出した。そうなのだ、薬草の名は人々の長い歴史で記号であり続けたのだとようやく思い当たった。自家製薬草辞典を記録しておきます。ご近所の昭和薬科大学薬草園に行ってみた薔薇の名前を思い出しながら

  • CO2排出と地球温暖化をChatGPTで分析してみた 果たして多数派と少数派どちらが正しいか

    CO2と地球温暖化問題は強い因果関係があるとするのが学者でも多数派だ。我らがノーベル賞受賞者真鍋淑郎の気候モデルもCO2温暖化説を支持している。一方でマイナーな意見ながらCO2と地球温暖化は科学的に正しくないとし、背景に陰謀論めいた考え方を支持する意見もある。一体どちらが正しい、あるいは支持すべきか。大いに悩ましい。CO2が地球温暖化の元凶だとする人が多数派だ。産業革命以降のCO2増加と気温は確かに同期して強い相関がある。(ただ、産業革命以降少しの期間だけ気温が下降しているのは留意する必要がある。)そして科学的に100%立証できなくても予防学説としては十分な説得性がある。たとえ50%くらいの確率で当たっていてもいなくても、当たった場合のリスクが取り返しがつかないので予防として対策を考えるという大いに説得性...CO2排出と地球温暖化をChatGPTで分析してみた果たして多数派と少数派どちらが正しいか

  • なんだか有権者を馬鹿にしていないか 比例復活

    投票日が旅行と重なるので期日前投票をすることに。それで小選挙区と比例を眺めているとおかしなことに気がついた。東京の比例では19人の枠がありそれを各党が獲得比で分け合う。ここまでは理解していた。従い各党は比例候補を最大でも19人にプラスアルファくらいを上乗せするのかなと思いながらリストをみてびっくりした。自民党でなんと28名も名を連ねている。順位があって上位19名が順位1とある。そうか順位1は小選挙区でも立候補していて落選した際の復活枠なのか、だから実際には小選挙区で当選した比例のメンバーは抜けて行き一見過剰なリストも意味を持つのかとようやく合点した。(今頃何を言ってるんだとのツッコミもあるかも)それにしても小選挙区でノーと言われた候補が政党の都合で復活するのはしっくり来ないな。有権者からみて落としたいとし...なんだか有権者を馬鹿にしていないか比例復活

  • 木の周りにひっそりと咲く摩耶蘭を撮ってきた なんと絶滅危惧種だと。

    あるSNSで紹介されていた路傍の絶滅危惧種マヤ蘭が我が家の近くに咲いていると聞き及んで夕方の探索に行った。確かにこれは摩耶蘭だと思う。おそらくクヌギ科の木の周辺にひっそりと咲いている。気がつかなくて通り過ぎたが引っ返して見つけた。それほど目立たない15センチほどの花だ。不思議な花で菌が木の根から栄養をもらいこんなに育つという。きのこの仲間?茎が光合成をする。だから茎がほのかに緑だ。六甲山の摩耶で牧野富太郎が発見した。だから摩耶蘭。木の周りにひっそりと咲く摩耶蘭を撮ってきたなんと絶滅危惧種だと。

  • 名を知らないが実に美しい実だ あまりの気持ち良い天気にご近所散歩

    名を知らない。すまん。でも実に美しい。見慣れた木にもブルーの花が折々のはなに慰められる。この坂の街に35年住んでいる。しんどいが楽しい。坂の街を味わって歩く。10月半ばに満開の酔芙蓉。例年より一月遅い。名を知らないが実に美しい実だあまりの気持ち良い天気にご近所散歩

  • 袴田冤罪事件の深刻さ 映画レ・ミゼラブルを見て

    ジャン・バルジャンを追い続けた警部、ジャヴェールが川に身を投げた理由は、彼が抱えていた倫理的葛藤と価値観の崩壊に起因する。ジャヴェールは、生涯にわたって「法は絶対であり、正義を守るためには規則に従わなければならない」という強い信念を持ち続けていた。彼にとって、罪を犯した者は無条件に裁かれるべき存在であり、ジャン・バルジャンもその一人だと信じていた。しかし、物語が進むにつれて、ジャン・バルジャンが変わり、自らの罪を償い、他者を助ける人間に成長していく姿を目の当たりにする。最終的に、ジャヴェールはバルジャンに命を助けられるという出来事が起こり、ここで彼の信念は大きく揺らぎ法と正義という絶対的な基準に従って生きてきた自己と、バルジャンの「人間性や慈悲」が対立しジャヴェールはこの二つの価値観の間での激しい葛藤に耐...袴田冤罪事件の深刻さ映画レ・ミゼラブルを見て

  • MLBの気になる相関 年棒と勝率 をChatGPTのサポートで分析してみた

    MLB全チームの2024年データで年俸総額と勝率のデータを表示した。URL:SpotracMLBSalaries年俸総額と勝率を正規化した後の相関係数は0.38となりました。これは、弱い正の相関を示しており、年俸総額が高いチームは勝率もやや高い傾向にあることを意味しますが、完全に一致するわけではなく、他の要因も勝率に影響を与えていることが考えられます。わたしのような統計の素人には相関係数0.38が一体どの程度なのか。こういう場合は例示してもらうと理解の助けになる。勉強時間とテストの成績の相関と同じだと例示されるとなかなかの相関だとわかる。**相関係数0.38**は「弱い〜中程度の相関」と解釈されるため、関連性があるものの、他の要因も影響している場合の例を挙げることができます。以下は相関係数が0.38程度に...MLBの気になる相関年棒と勝率をChatGPTのサポートで分析してみた

  • 2024年ノーベル賞受賞は40年前の仕事からうっすらと理解できる。多次元のデータを扱う高度なインデックス付けを高度に発展させたものらしい

    2024年のノーベル物理学賞はジョン・J・ホップフィールド氏とジェフリー・E・ヒントン氏に授与された。ホップフィールドは「ホップフィールドネットワーク」を提唱し、記憶とパターン認識の理論を構築した。一方、ヒントンは「逆伝播法(バックプロパゲーション)」を提案し、ニューラルネットワークの訓練を飛躍的に効率化した。「ホップフィールドネットワーク」は、複数のノード(ニューロン)から構成され、それぞれが他のノードと双方向に結びついている。「エネルギー関数」と呼ばれる数学的な指標が設定されており、ネットワーク全体のエネルギーを最小化することが目的。ホップフィールドネットワークが部分的な「A」の入力を受け取ったとき、部分的な情報から完全なパターンを復元する、これは「記憶されたパターン」に基づいたパターン補完機能。ホッ...2024年ノーベル賞受賞は40年前の仕事からうっすらと理解できる。多次元のデータを扱う高度なインデックス付けを高度に発展させたものらしい

  • カンボジア紀行 3 トレンサップ湖

    トレンサップトンレサップ湖は、東南アジア最大の淡水湖であり、カンボジアの生活と文化において重要な役割を果たしている。乾季には、その広大な面積はおよそ2,500平方キロメートルにまで縮小し、琵琶湖の約4倍の大きさになるが、雨季にはメコン川の逆流によって面積が約6倍に膨らみ、16,000平方キロメートルに達する。この大規模な水の循環は、湖周辺の人々の生活を支え、豊かな魚介資源や農業用水としての恩恵をもたらしている。2006年4月に訪れたときは乾季であったため、湖の水位はかなり低くなっていた。この時期、湖の周囲は乾燥した土地が広がり、水が減ったことで湖畔の草地や泥が露出していた。水は茶色く濁り、乾燥期特有の風景が広がっている。写真に映る水鳥たちが集まる浅瀬は、まさに乾季の特徴を映し出している。おびただしい数のア...カンボジア紀行3トレンサップ湖

  • カンボジア紀行 2 バンテアイ・スレイ寺院

    バンテアイ・スレイ寺院の門の石枠を通して見た景色がフレームに収められてる。背景には、長い参道のような通路がまっすぐに伸びており、その両側には等間隔に石柱が立っている。これらの柱は、バンテアイ・スレイ寺院特有のもので、かつては神聖な空間への道筋を示す役割を果たしていたものと思われる。石柱の先には寺院の建物が見える。バンテアイ・スレイ寺院の窓格子(バラスター)で石で彫られた縦長の柱状の構造物。バラスターは窓や開口部に配置され、装飾的でありながら、外部と内部を隔てる防御機能を果たしている。このバラスターのデザインは、均整の取れた美しい曲線と、リズミカルな線が特徴で円柱状の形が滑らかに連続し、一定の間隔で並べられている。バンテアイ・スレイ寺院のプラサート(塔堂)の一つを捉えたもので、アンコール遺跡群の中でも特に美...カンボジア紀行2バンテアイ・スレイ寺院

  • カンボジア紀行 1 アンコールワット&アンコールトム

    18年前のアンコールワット紀行を回想した。なお、アンコールワットとアンコールトムをひとまとめにしてアンコールワット紀行としている。アンコールワットは寺院でアンコールトムは王宮の意だ。アンコール朝の中興の祖ジャヤーヴァルマン7世がチャンパに対する戦勝を記念して12世紀末ごろから造成に着手した。石の積み方や材質が違うことなどから、多くの王によって徐々に建設されていったものであると。建造物部分に仏像を取り除こうとした形跡や、ヒンドゥの神像があることから大乗寺院が後にヒンドゥー化したと考えられる。1933年の調査によって、中央祠堂からブッダの像が発見された。昭和45年11月25日、この日に三島由紀夫は自衛隊にクーデターを呼びかけ、生命尊重以上の価値の所在を見せてやると切腹した。それほどたくさん読んでいたわけではな...カンボジア紀行1アンコールワット&アンコールトム

  • ブロックチェーンのメタファで輪廻や色即是空・空即是色が少しわかった気になるが

    紀野一義氏は輪廻について多くを語っていない。ご自分の両親についての成仏を確信していると述べられていることが記憶に残るくらいかな。このことから紀野一義氏は輪廻をごく当たり前に受け止められていると思う。佐々木閑氏は物理学者大栗博司氏との対話で「輪廻はない」というずいぶん思い切った発言もする。あるいは業によって輪廻すると「ミリンダ王の問」を解説するが、あくまで解説でありただしご自分は信じていなくて輪廻はないと言う。仏教学者にしてこうも大胆な発言する背景はなんだろうと気になるが輪廻の定義によってそう説明しているのだろう。魂のようなものあるいはアートマンが実体として続いていくということを輪廻とするならば、そう言う意味での輪廻はないと言っているのだろうか。このお二人はともに信頼できる方で、紀野一義氏は一時期学者であっ...ブロックチェーンのメタファで輪廻や色即是空・空即是色が少しわかった気になるが

  • 久しぶりに江ノ島散歩

    このところ三日ほど猛烈に蔓延った雑草刈にいそしんでいた。ようやくカタがついてきたらなんだか歩きたくなって江ノ島へ散歩代わりに出かけた。中国人の旅行者が増えている。陶製の東海道五拾三次は気に行っているのでいつも写す。曇り空だがそれなりにお面白い。青銅の鳥居にかかる額の字体が気になった。柱に刻まれた寄贈者の面々になぜか時の移ろいを思う。店先に岩があり非常に面白いので。色々な看板が気にいる。藤沢で昼に食べた煮干しラーメン、美味いのだがみてくれの透明感が欲しいね。13000歩歩いた。久しぶりに江ノ島散歩

  • ベトナム紀行 4 メコンデルタ

    ダナン周辺には、かつてのフランス植民地時代やベトナム戦争の名残である要塞や砲台跡が点在して残っている。ハイヴァン峠(HaiVanPass)にある砲台跡。ハイヴァン峠は、ベトナム中部にあるダナンとフエを結ぶ山岳地帯の峠で、標高500メートル以上の高さに位置している。ベトナムは19世紀末から20世紀半ばまでフランスの植民地であり、フランス軍はこの地域の防衛を強化するために砲台や要塞を建設した。ハイヴァン峠は、北ベトナムと南ベトナムをつなぐ重要な交通路であり、戦略的な防衛地点として利用された。1960年代から70年代にかけてのベトナム戦争でも、ハイヴァン峠は重要な軍事拠点となり、南ベトナム軍とアメリカ軍によって利用された。峠の砲台やトーチカは、敵の動きを監視し、ダナンの港を防衛するために使用された。写真に見られ...ベトナム紀行4メコンデルタ

  • 自民党総裁選挙 特に決戦投票に民主主義を揺るがす違和感を覚える

    今回の自民党総裁選挙はこれまでになく関心を持った。特に決選投票で逆転したことに違和感を持った。果たしてこれで民意が反映されるのだろうか。「1回目の投票で一位の人が過半数が取れなかった。決選投票では石破さんが高市さんを破った。民主主義の過半数原則に乗っているこのやり方のどこがおかしいのか」そんな反論も聞こえてきそうだ。民主主義の過半数原則は納得だ。多くの国で採用されている。では何が違和感か。一つは党員なるものが意味を持つのかということだ。なぜ全国で105万5839人いる党員が国民に選ばれたわけではないのに民意を代表できるとみなすのか。日本国民の大多数は党員の顔も意見も知らない。その人たちが我々の総理総裁を決める半数を持つ。そんなおかしなことが議院内閣制の名の下に行われている。二つ目には百歩譲って仮に党員が民...自民党総裁選挙特に決戦投票に民主主義を揺るがす違和感を覚える

  • ベトナム紀行 3 フエ皇宮

    蒸し暑いベトナムの午後、寺院の前には一人の旅行者とガイドが立っていた。旅行者は白い帽子を手にし、首に巻かれた黒いストールが軽く風に揺れている。彼の表情には、神妙さが浮かぶ。背後には赤い柱と漢字が描かれた額縁が掲げられ、寺院の穏やかな静寂がそのまま空間に満ちている。大きな青銅の香炉が二人の間にあり、その古めかしい佇まいは、この場所に長い年月を感じさせた。ガイドは白いシャツで、礼儀正しい表情で旅行者に語りかけていた。非常に装飾的で、彩色された彫刻や龍のモチーフが用いられており、これは典型的なベトナム皇室建築の特徴。フエ皇宮の敷地内にはこうした装飾的な門がいくつか存在し、その多くが宮廷儀式や宗教的行事の際に使われた。複数のアーチを持つ門のデザインは、フエ皇宮で頻繁に見られる特徴。木製の階段や梁のデザインも、フエ...ベトナム紀行3フエ皇宮

  • ベトナム紀行 2 カイディン帝陵

    川のほとりに立つレストランから眺めるトゥボン川の風景は、ベトナム中部の穏やかな時間を映し出している。水面は、遠くホイアンの街並みを経て、ゆっくりと南シナ海に注いでいく。風に揺れるバナナの木の葉音や、川辺の竹のざわめきが、静けさの中に自然のリズムをもたらす。ランタンの明かりが吊るされたテラスの上で、濃い緑に包まれた川岸の風景は、一見、のどかで牧歌的だ。しかし、ここにはベトナムの長い歴史の記憶が息づいている。トゥボン川は、かつてチャンパ王国とインドとの交易を支えた重要な水路でもあり、その流れはかつて異国の文化や商人たちを運んできた。水の香りに混じる泥のにおいは、長い歴史の記憶をも引きずっている。遠くに見える漁師のボートは、静かに川の中央に佇んでいる。ボートの周りに広がる蓮の葉が、ベトナムらしい風景を描き出して...ベトナム紀行2カイディン帝陵

  • ベトナム紀行 1 ミーソン遺跡

    ミーソン遺跡は仏教、ヒンドゥ、イスラムの交代が相次ぐ舞台で多くの未だ解明されていない歴史が秘められた場所だ。ポルポトの大虐殺でこのあたりのチャンパは60万人が13万人まで減ったという凄惨な歴史を持っている。これにより多くの遺跡も失われた。5世紀頃からインドネシアとの交流もあり、おそらくバリのヒンドゥとも繋がっているのではないか。解明される日が待たれる。ベトナムのフエからホイアン経由でミーソン遺跡に向かう。ベトナムは仏教国だがこのミーソンはヒンドゥー教シバ派だという。ミーソン聖域はサンスクリットによる正式名称をシュリーシャーナバドレーシュヴァラといい、チャンパ王国の宗教(ヒンドゥー教シヴァ派)の聖域であり、聖山マハーパルヴァタを望むクアンナム省ズイスエン県ミーソン圏谷にある。(bywiki)ミーソン遺跡(ベ...ベトナム紀行1ミーソン遺跡

  • バルセロナ紀行 6 サグラダファミリア&食べたもの

    受難のファサードジュセップ・マリア・スビラックの彫刻受難のファサード謎の魔方陣。縦横斜めいずれを足しても33になる。何を意図しての魔方陣か。33はキリストの死亡した年齢。ジュセップ・マリア・スビラックの彫刻。(裾で隠れている数字は15)受難のファサードジュセップ・マリア・スビラックの彫刻。ガウディの独特な建築様式が強く表れた構造。窓は、楕円形や円形を多用した幾何学的なデザインが特徴的で円形の窓は、ガウディのデザイン哲学である自然の曲線美を強調し彼の建築に頻繁に登場する。窓のデザインに見られる複数の丸や細長い楕円は、外から差し込む光を拡散させ、建物内部に柔らかい光を届ける。写真に写る石の部分は、細かい彫刻や装飾が少なく、シンプルな石材の質感が際立っている。これは、サグラダ・ファミリア全体の複雑で装飾的な部分...バルセロナ紀行6サグラダファミリア&食べたもの

  • バルセロナ紀行 4 サグラダファミリア

    サグラダファミリサグラダ・ファミリア大聖堂の「降誕のファサード」に立ち、目に飛び込んでくるのは、中央上部に鎮座する「生命の木」だ。この糸杉の木は、永遠の命を象徴し、その枝に止まる白いハトは、神のもとに集う信者たちを表している。アンティ・ガウディはこの象徴を愛し、自らの手で細部にわたるまで監修した。ガウディは31歳の若さでこのプロジェクトの主任建築家に就任し、人生の大半をこの大聖堂に捧げた。73歳のある日建築現場からバルセロナの街へ歩いて帰る途中に路面電車にはねられ人生を終えた。質素な身なりをしていた彼は、事故後すぐには誰からも気づかれることなく、貧しい老人として扱われたという。未だにこの聖堂は完成を目指して建設が続けられている。ガウディにとって、サグラダ・ファミリアは信仰の結晶であり、彼が生涯をかけて表現...バルセロナ紀行4サグラダファミリア

  • バルセロナ紀行 4 グエル公園

    グエル公園2日目のバルセロナ観光は、ガウディの独創的な世界が広がるグエル公園へ向かった。地下鉄を乗り継いで中心部から住宅街へと移動したのだが、手元のガイドブックが混乱の原因に。1冊は徒歩15分、もう1冊は20分かかる駅を推奨しており、どちらが正しいか悩んだ末に、徒歩15分と記されていたVallcarca駅で降りることにした。しかし、この決断は予想外の展開を迎えた。駅を降りた後に待っていたのは、写真のようにかなり急な坂道。途中にエレベーターがあって助かったものの、かなりの運動量で、登り切ると公園の一番上のエリアにたどり着き、そこからはバルセロナの街を一望できる素晴らしい眺めが広がっていた。ただ、ガウディのモニュメントが集まるエリアに行くためには、さらに坂を下らなければならなかった。この経験から言えるのは、グ...バルセロナ紀行4グエル公園

  • バルセロナ紀行 3 カタルーニャ美術館 カタルーニャ音楽堂

    カタルーニャ美術館バルセロナのエスパーニャ広場は、この街の歴史と文化を象徴する重要な場所だ。この写真に写る二本の塔は、「ベネチアの塔」として知られており、1929年に開催されたバルセロナ万国博覧会のために建てられた。モデルとなったのは、ヴェネツィアのサン・マルコ広場にある鐘楼だ。この写真の背後に見えるのが、ムンジュイックの丘の上にそびえる国立宮殿(PalauNacional)でカタルーニャ美術館がある。1934年にこの国立宮殿内に旧カタルーニャ美術館が設立され、1990年にはそれまでのロマネスク、ゴシック、バロックの美術コレクションに加え、19世紀から20世紀の美術作品も統合されたことで、現在のカタルーニャ美術館としてリニューアルされた。バルセロナのエスパーニャ広場に立つこの巨大なモニュメント1929年に...バルセロナ紀行3カタルーニャ美術館カタルーニャ音楽堂

  • バルセロナ紀行 2 カサバトラ

    カサ・バトリョの室内に飾られた、この一風変わった灯りは、まるで海底から浮かび上がってきた奇妙な生物のようだ。複雑に入り組んだ装飾と、渦を巻くような形状は、まさに自然界の神秘を思わせる。だが、驚くべきことに、この灯りはアントニ・ガウディが手掛けたものではないという。ガウディがこの建物全体を設計し、曲線と自然の形態を随所に取り入れたことは周知の事実だ。しかし、この灯りは、彼が直接デザインしたものではなく、後世のデザイナーや職人によって制作されたものだ。それでも、ガウディの意図を受け継いだかのように、このデザインは建物全体と見事に調和している。海底生物を思わせるその独特なフォルムは、まるで海の深淵から光を放つ未知の生物のようだ。ガウディが好んで使った自然のモチーフと共鳴し、まるでこの建物が自然そのものの一部であ...バルセロナ紀行2カサバトラ

  • 田中一村展に行ってきた

    7月10日のコロナ発症とそれに続く酷暑日のせいで家で過ごす時間が多く久しぶりに都心に出かけた。本日9月19日でなんと4ヶ月ぶりの都心詣となった。今日は超久しぶりに気温が少し下がり雨がパラつくなどして都美術館往復は苦にならなかった。あまりの嬉しさに上野構内の讃岐うどん屋で天ぷらをつけて肉うどんナミを食べた。(嬉しいのとうどん食うのどんな関係があるのか、つっこまれると窮するが)都美術館では今日から田中一村展が始まった。このような絵を描く画家だ。こんな絵も描く。千葉から奄美大島に渡り、一人で紬の絵付けをして日銭を稼ぎ、69才で晩飯を作っていて倒れ死んだ。今でいう孤独死だ。死ぬまで無名だったが死後NHKが「日曜絵画」で取り上げて一躍脚光を浴びた。ある事情からこの絵を気に入り奄美大島の名瀬にある田中一村美術館に是非...田中一村展に行ってきた

  • バルセロナ紀行 1 カサバトリョ

    ユーレイルパスを手に、次なる冒険に心を弾ませていた。イタリアからスペイン、バルセロナへの列車の旅を決意した。イタリアの魅力に既に浸り次の章はスペインだ。ボローニャの駅に切符を買いに行くと、予想外の返答が待っていた。予定していた土曜夜の寝台列車はすでに満席で金曜日の出発に変更し、個室寝台を確保したはずだった。長い道のりを思い描きながらほっと一息した。ところが実際にミラノから19時50分発の列車に乗り込むと期待していた個室ではなかった。目に飛び込んできたのは、広々とした一等車のビジネスクラス風の座席が並んだ空間だった。椅子は斜めに倒れるが個室とはほど遠い。思わずため息をつきながら車掌を探し出し、何とかならないかと訴えたが、「今日は満席で変更はできない」とのことで現実を受け入れるしかなかった。列車をよく見渡して...バルセロナ紀行1カサバトリョ

  • マチュピチュ紀行 5 遺跡の温泉に浸かる

    花崗岩の石切場は、観光客の目が集まる有名な遺跡とは異なり、自然と人間の手が静かに交わった場所だ。石を切り出すための無骨な作業の跡が、この場所にはそのまま残っている。無造作に積み上げられたように見える岩の群れだがインカの人々は巨石を切り出し、それを使って壮大な建築物を築き上げた。この石切場が持つ魅力は原初的な力にある。花崗岩がむき出しになっているその様子は、古代のインカの石工たちの存在を感じさせる。彼らはこの地で黙々と作業し、その手で巨大な石を切り出し、完璧な形に整えていた。時間も労力も惜しまずに、一つの石にかける情熱と集中力が、この場所の石たちに刻み込まれている。この石切場には「未完の美」が感じられる。切り出されかけた石がそのまま放置され、自然と一体となって時を経ている。未完成だからこそ、その過程にこそ意...マチュピチュ紀行5遺跡の温泉に浸かる

  • マチュピチュ紀行 4 遺跡のリャマ

    ワイナピチュへの入り口に立つと、青い標識が私を迎えている。その色は鮮やかだが、古びて錆びつき、長い年月が過ぎたことを物語っている。石段の隙間にしっかりと根付いたこの標識は、あまり目立たない場所にありながらも、私を先へと誘うようだ。大勢の観光客がこの標識を目にし、ワイナピチュへの道を歩んでいったのだろう。その足跡が、この場所に刻まれているように感じる。周囲には、インカの石組みがしっかりとした壁を作り上げており、その自然と一体化した佇まいは、何世紀にもわたってこの地に留まってきた。石は少しずつ苔に覆われ、湿った空気の中で生きているようだ。これらの石は、ただそこにあるだけではなく、古代からの歴史を静かに見守ってきた証人であるかのように、力強い存在感を放っている。この小さな入り口には、壮大な冒険への入り口という雰...マチュピチュ紀行4遺跡のリャマ

  • マチュピチュ紀行 3 遺跡の花

    視界10メートル先は、ただ霧に包まれている。濃い霧の中、何も見えない、音も消されたかのように静かだ。私は、その霧の中に立ち、目の前の世界が消えていくのを見つめる。まるで、時間や空間がぼやけて、すべてが一瞬のうちに過去に飲み込まれていくような感覚だ。先が見えないということ。それは、自分の内面と向き合わざるを得ないということでもある。目を凝らしても、前に進んでも、同じ霧の中にいるだけ。今、この場所にいる理由や、ここまで来た道のりが頭の中に浮かんでくる。しかし、この10メートルの霧は、物理的な障害であると同時に、心の中に積もる疑問や迷いを象徴しているかのようだ。背後に見える巨大な岩は、何世紀もの間この霧の中に存在し続け、変わらぬ姿でここに立ち続けている。それに対して、私はただの通り過ぎる存在。霧の向こうに何が待...マチュピチュ紀行3遺跡の花

  • マチュピチュ紀行 2 遺跡に分け入る

    バスが通ってきたウルバンバ川を眼下に見下ろす地点に立つ。山々がうねりながら続く壮大な景観の中に、太古の地層が剥き出しで浮かび上がる。流れる川は遥か下を通り、山々は、険しく切り立つが深い緑がその厳しさを少し和らげている。雲が低くたなびき、遥か遠くにそびえる山頂が一瞬見える。ここまでバスでやってきたのかと険しい道のりを思い返し感慨に耽る。マチュピチュの壮大な遺跡を目の前にした時、まず目に飛び込んでくるのが、この驚くべき段々畑だ。急斜面を見上げると、石組みの技術がいかに精緻であるかが分かる。石の大きさや配置は、単に建築的な美しさだけでなく、崩れにくい構造を実現するための知恵が詰まっている。下層に大きな石を敷き詰め、上層になるにつれて徐々に小さな石を用いる技法は、地震の多いアンデス山脈地域でも、斜面が崩れることな...マチュピチュ紀行2遺跡に分け入る

  • マチュピチュ紀行 1 クスコからアグアス・カリエンテスまで

    2007年3月に訪れたマチュピチュの紀行です。すでに17年が経っているが記憶は鮮明で、つまりそれだけ印象が深かったということでしょう。1911年、アメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムがインカ帝国の「失われた都市」を探すため、ペルーのアンデス山脈の奥地へと踏み込んだ。その彼が目指していたのは、「ビルカバンバ」と呼ばれる都市で、インカ帝国滅亡後も残された抵抗勢力が隠れ住んだとされる謎の場所だった。しかし、ビンガムが見つけたのは、彼の期待をはるかに超える壮大な遺跡であった。それがマチュピチュである。ビンガムがその発見を導いたのは、ペルーの地元住民の言葉と、古い記録に書かれていた「非常に高い山の頂にあり、巧妙な技術で建てられた建物がそびえ立つ」とのヒントであった。彼は草に覆われた段々畑を登り、やがて雲の上に現れた...マチュピチュ紀行1クスコからアグアス・カリエンテスまで

  • イタリア紀行 22 ボローニャぶらり

    サン・ペトロニオ聖堂ボローニャのマッジョーレ広場にそびえ立つサン・ペトロニオ聖堂は、未完成のファサードがその歴史的背景と街の複雑な過去を物語る、特別な存在。1390年にその建設が始まった当初、聖堂はさらに大規模なものとして計画されていたが、様々な困難に直面し、現在の形に落ち着くことになった。聖堂は、5世紀にボローニャの司教を務めた聖ペトロニウスにちなんで名付けられている。彼は街の守護聖人として、ボローニャの人々から深い敬意を集めていた。サン・ペトロニオ聖堂の内部は132メートルの長さ、60メートルの幅、そして45メートルの高さを持ち、約28,000人もの人々を収容することができる。未完のファサードが象徴するように、完成に至らなかった「永遠の途上」の雰囲気が漂っている。私がこの場所を訪れ感じるのは、この「未...イタリア紀行22ボローニャぶらり

  • 大統領選討論をみた

    あれじゃ互いに言いたいことだけ言って議論にまるでなっていない。真摯な討論はまるで期待していない。民主主義もこうしてみると案外脆いものだな。トランプは終始大人の態度をキープすることを続けた。ハリスはそれに対して挑発的な視線とニヤニヤ笑いとでトランプの怒りを誘う作戦に出たようだ。トランプは一切視線を合わさない。これもバイデンの時とは反対で、目をあわしてあのニヤニヤ笑いをみるとカッとなって自制が効かなくなることを恐れたのだろう。経済政策ではハリスは住宅補助を行うといい、トランプは関税引き上げだという。不法移民対策はトランプの圧勝の感ありだ。ハリスの言うところのトランプが法案を潰したとの反論は、いったい3年半も何やってたんだの言葉には虚しいな。中絶問題はハリスにぶが悪い。さて今現在そこにある危機ウクライナ侵略では...大統領選討論をみた

  • イタリア紀行 21 アレーナ・ディ・ヴェローナのアイーダ

    アレーナ・ディ・ヴェローナアレーナ・ディ・ヴェローナでのオペラ観賞は、時空を超えた体験だった。2006年6月ボローニャからヴェローナへの一泊旅行で、ヴェルディの『アイーダ』の公演を観るために訪れた。当時携帯の着メロまで「アイーダ」に設定するほどお気に入りのオペラを、1世紀末に造られた古代ローマ最大の円形劇場で鑑賞する、何とも特別な贅沢であった。思い返せば1989年の夏、ベネツィアからミュンヘンに向かう列車の中で初めてこの劇場の存在を知った。ヴェローナの駅で多くの日本人乗客がスーツケースを持って降り立つ光景を見て、いったい何があるのだろうと疑問に思い、周囲の乗客に尋ねてみた。毎夏、ここヴェローナで行われる野外オペラの祭典がその理由だ隣席の乗客に教えられた。その時から、いつか訪れてみたいという思いが心に宿り、...イタリア紀行21アレーナ・ディ・ヴェローナのアイーダ

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