(出資の履行)第34条 発起人は、設立時発行株式の引受け後遅滞なく、その引き受けた設立時発行株式につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る…
(出資の履行)第34条 発起人は、設立時発行株式の引受け後遅滞なく、その引き受けた設立時発行株式につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る…
(定款の記載又は記録事項に関する検査役の選任)第33条 発起人は、定款に第28条各号に掲げる事項についての記載又は記録があるときは、第30条第一項の公証人の…
【任意捜査と強制捜査の違い】 捜査というのは、犯罪が発生したと考えられる場合に行われる証拠収集・保全、被疑者の身柄確保行為のことをいいます。そして、捜査は…
【消滅時効期間】 平成29年の改正民法で大きく変わりましたね。ここは実務に影響を与えるところだったと思いますが、私は全部忘れることにしています。まずは現行…
一般的に「犯罪とは、構成要件に該当し、違法かつ有責な行為である」と定義されます。体系論的に「構成要件」「違法性」「有責性」という三つの要素から犯罪を考察す…
(設立時発行株式に関する事項の決定)第32条 発起人は、株式会社の設立に際して次に掲げる事項(定款に定めがある事項を除く。)を定めようとするときは、その全員…
(定款の備置き及び閲覧等)第31条 発起人(株式会社の成立後にあっては、当該株式会社)は、定款を発起人が定めた場所(株式会社の成立後にあっては、その本店及び支…
民法(総則、物権、債権) ㊾ 時効の意義、除斥期間、権利失効の原則との違い
【時効の意義、制度趣旨】 時効は、一定の事実状態が永続する場合に、それが真実の権利関係と一致するか否かを問わず、そのまま権利関係として認めようとする制度で…
(定款の認証)第30条 第26条第1項の定款は、公証人の認証を受けなければ、その効力を生じない。 前項の公証人の認証を受けた定款は、株式会社の成立前は、第33…
会社法28条3号で掲げる「発起人の報酬その他特別の利益」というのは、発起人が成立後の会社から受ける財産的利益をいいます。まず、報酬とその他特別の利益とは、ど…
28条1号の現物出資とは、金銭以外の財産をもってする出資です。会社の設立は、株式引受人(発起人や募集引受人)が株式を得るために金銭を出資してなされるもので…
第28条 株式会社を設立する場合には、次に掲げる事項は、第26条第一項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。 一 金銭以外の財産を出資…
第29条 第27条各号及び前条各号に掲げる事項のほか、株式会社の定款には、この法律の規定により定款の定めがなければその効力を生じない事項及びその他の事項…
(定款の記載又は記録事項)第27 株式会社の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。1 目的2 商号3 本店の所在地4 設立に際して出…
(定款の作成)第26条 株式会社を設立するには、発起人が定款を作成し、その全員がこれに署名し、又は 記名押印しなければならない。2 前項の定款は、電磁的記録…
次回、つまり次条から発起設立の手続きについて話し、それから募集設立の手続きについて進むわけですが、その前に両者の設立手続きの大まかな流れについて話したいと…
設立中の会社とは、発起人が会社設立のために取得し負担した権利義務が、会社成立後、当然に会社に帰属することを説明するために使われる法技術的概念です。徐々に成…
第25条 1 株式会社は、次に掲げるいずれかの方法により設立することができる。 ① 次節から第8節までに規定するところにより、発起人が設立時発行株式(株式…
(通知義務)第16条 代理商(会社のためにその平常の事業の部類に属する取引の代理又は媒介をする者で、その会社の使用人でないものをいう。以下この節において同じ。…
第6条【商号】① 会社は、その名称を商号とする。② 会社は、株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社の種類に従い、それぞれその商号中に株式会社、合名会社、合…
第12条【支配人の競業の禁止】① 支配人は、会社の許可を受けなければ、次に掲げる行為をしてはならない。一 自ら営業を行うこと。二 自己又は第三者のために会社…
【本店と支店】 第4条 会社の住所は、その本店の所在地にあるものとする。 これは会社法の条文にしては、珍しくわかりやすい条文ですね。人の住所が「各人の生活…
第5条 会社(外国会社を含む。次条第1項、第8条及び第9条において同じ。)がその事業としてする行為及びその事業のためにする行為は、商行為とする。 こ…
嫡出性を争う方法は嫡出否認の方法によるだけではなく、まとめると次のようになります。 嫡出子 ①推定される嫡出子~推定の及ぶ子 →嫡出否認の訴え …
前回話した、①推定される嫡出子、②推定されない嫡出子、③推定のおよばない子、それぞれの父子関係を争うに際しての争い方法が異なります。結局、子を①から③まで…
【期限の意味】 期限とは、法律行為の効力の発生もしくは消滅、または債務の履行を、将来発生することの確実な事実にかからせる旨の特約をいいう。到来する期日が定…
【条件付き法律行為の特徴】 (1)不遡及の原則 条件成就の効力は原則として遡及しない。よく考えれば当たり前ですよね。しかし、当事者の合意によって条件成就の効…
【条件の種類】 ①停止条件~一定の事実が発生することによって、法律行為の効力が発生する条件をいう。大学に合格したら車を贈与する等。 ②解除条件~一定の事実…
法律行為の効果の発生または消滅を、将来の不確定な事実の成否にかからせる場合を条件といい、将来発生することの確実な事実にかからせる場合を期限というわけですが…
民法総則代理権における論点の中では、きわめて有名な「日常家事代理権と民法110条」の問題について話したいと思います。正直、この論点はとっつきやすい反面スッ…
民法(総則、物権、債権)㊸ 無権代理人が本人の後見人に就任した場合
相続の場合と同様の問題が生じるケースとして、無権代理人が本人の後見人に就任した場合が挙げられます。 乙が甲の所有する土地を無権代理によって相手方丙に売却…
2条③④で親子会社について規定されていますね。子会社および親会社の定義が少し複雑にみえますね。とりあえず、両者に支配服従の関係があるということ、具体的には…
会社法第2条①により、会社には4種類あることがわかりました。 そして、組織変更やその頻繁な登場回数から、株式会社というのが一番大事なものだということもわ…
会社とは、金儲けを第一の目的とした法人であって、原則社団性を有するものと理解したわけでして、そうすると、第2条がホンの少しだけ読めるようになる。 2条の…
(定義)第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。一 会社 株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社をいう。二 …
これから会社法の話に入っていきたいと思いますが、会社法の理解については基本的な用語を理解したら、あとはひたすら条文を読むことに尽きるような気がします。とい…
現在、色々な法律について自分の理解の思い出などを語っているところなのですが、会社法については実は十年位前に他のブログでアップしていたものをこちらに移動させ…
(発起人等の損害賠償責任)第53条 発起人、設立時取締役又は設立時監査役は、株式会社の設立についてその任務を怠ったときは、当該株式会社に対し、これによって生…
(出資の履行を仮装した場合の責任等)第52条の2 1 発起人は、次の各号に掲げる場合には、株式会社に対し、当該各号に定める行為をする義務を負う。 一 第三…
前回話したように、実子というのは法律上嫡出子と非嫡出子に分かれるわけですが、両者の違いは何か。一言でいえば、婚姻関係にある夫婦から生まれた子が嫡出子であり…
私の記憶力というのは、おそらく世間一般人並みのレベルだと思います。世間一般人並みの記憶力の人間が法律学の知識を理解した上で記憶するのって厳しいものがありま…
前回、刑法における行為とは何かという点、つまり行為論について話をしました。これには因果的自然的行為論や目的的行為論等があるということでしたが、この行為論と…
区分地上権というのは、土地の空間又は地下の一部を限定して、その上に設定された地上権のことです。空間の方を空中地上権、地下の方を地下地上権と呼ぶことがありま…
根抵当権については最初の入り口のところで、つまずいてしまったものです。 まず398条の2が規定する、根抵当権によってカバーされる「一定の範囲に属する不特…
民法(総則、物権、債権) ㊷ 第三者が無権代理人を相続した場合
【第三者が無権代理人を相続した場合】 これはどういう場合かというと、夫Bが、妻Aの土地を無権代理によって相手方Cに売却した。その後、AとBが死亡し、子D…
会社法第52条 発起人の責任(出資された財産等の価額が不足する場合の責任)
(出資された財産等の価額が不足する場合の責任)第52条 株式会社の成立の時における現物出資財産等の価額が当該現物出資財産等について定款に記載され、又は記録さ…
民法(総則、物権、債権)㊶ 無権代理の相続(2)本人が無権代理人を相続した場合
【本人が無権代理人を相続した場合】 前回は無権代理人が本人を相続した場合について話しましたが、今回はその逆になります。子Bが親Aの所有する土地を無権代理…
無権代理行為が行われた後、本人や無権代理人が死亡してその地位が承継された場合、無権代理をめぐる法律関係はどうなるのかという有名論点について話したいと思いま…
(引受けの無効又は取消しの制限)第51条 民法(明治29年法律第89号)第93条ただし書及び第94条第1項 の規定は、設立時発行株式の引受けに係る意思表示に…
私が刑法学に熱中していたのは遠い昔のことになります。まだ団藤先生も平野先生もご存命の頃でした。 当時は、違法性の実質について行為無価値論と結果無価値論の…
親族法における親子関係、ここは私にとって非常にとっつきにくい上に整理がつかない鬼門でした。最近では令和4年に改正されましたね。とりあえず、全体構造を捉えた…
民法(総則、物権、債権) ㊴ 民法118条~単独行為の無権代理~
民法118条をみてみましょう。 第118条【単独行為の無権代理】単独行為については、その行為の時において、相手方が、代理人と称する者が代理権を有しないで行…
無権代理の論点はどちらかというと得意な方で、理解しやすかったものの、しっかり整理しないと忘れやすいのは他と同じですね。まず、知識を整理して有名な二大論点、…
捜査とは、捜査機関が、犯罪があると思料するとき、公訴の提起及びその遂行のため、犯人及び証拠を発見、収集、保全する手続きをいいます。 捜査は、捜査機関が行…
民法(総則、物権、債権) ㊲ 代理行為の瑕疵についての諸論点 (1)
【相手方が代理人に詐欺、強迫をした場合】 民法101条をみてみましょう。 第101条【代理行為の瑕疵】① 代理人が相手方に対してした意思表示の効力が意思…
【親権者の決定】 離婚をしたら、いろいろな法的効果が生じますが、その中でも特に大きなウェイトを占めるというか争いの元になるのが未成年の子についての親権者の…
(株式の引受人の権利)第50条 発起人は、株式の成立の時に、出資の履行をした設立時発行株式の株主となる。 前項の規定により株主となる権利の譲渡は、成立後の株…
代理の論点は難しいですね。特に私は代理行為の瑕疵についての問題が苦手でした。 民法101条をみてみましょう。 第101条【代理行為の瑕疵】① 代理人が相…
先日、商法の受験参考書に目を通していたら、こんな問題があった。 会社は、株式会社の発起人になることができるか?これは簡単、なれる。 次に会社は合名会社…
法律を本格的に学んだことのない人からよく訊かれるのは、憲法と法律の違いは何かという点です。内容の違いを説明するよりも、私はまず作る人の違いから説明します。憲…
第49条(株式会社の成立) 株式会社は、その本店の所在地において設立の登記をすることによって成立する。 今まで、いろいろと株式会社の設立手続き…
47条、48条ともに設立時代表取締役等の選定等について規定しています。 これもやはり、機関設計についての詳細な知識が必要とされるところで、それを知ればさほ…
離婚するとどんな法律的にどのような効果が生じるのでしょうか。まず、婚姻の効力が将来に向かって解消するのは当然ですが、身分上及び財産上さまざまな効果が生じま…
商法12条、13条をみてみましょう。 (他の商人と誤認させる名称等の使用の禁止)第12条1 何人も、不正の目的をもって、他の商人であると誤認されるおそれの…
商法11条をみてみましょう。 (商号の選定)第11条 商人(会社及び外国会社を除く。以下この編において同じ。)は、その氏、氏名その他の名称をもってそ…
以前にも話しましたが、離婚というのは婚姻の取消し、無効と違って当初は完全に有効に婚姻が成立したが、その後の事情で婚姻関係を解消する場合です。実際、婚姻の取…
復代理の条文解釈はややこしく脳内で整理して記憶として定着させるのに時間がかかった私ですが、民法って大概がそんな感じですね。整理はできても記憶として定着させ…
まず、民法107条をみてみましょう。 第107条(代理権の濫用) 代理人が自己又は第三者の利益を図る目的で代理権の範囲内の行為をした場合において、相手方が…
民法(総則、物権、債権) ㉝ 自己契約、双方代理、利益相反行為
【自己契約と双方代理】 まず、民法108条をみてみましょう。 108条(自己契約及び双方代理)1 同一の法律行為について、相手方の代理人として、又は当事…
私は代理権が消滅する場合を覚えるのが苦手で随分と苦労したものです。今でも間違えるところがあるので、整理したいと思います。 【法定代理権の消滅原因】 ①本…
(設立時取締役等による調査) 第46条 設立時取締役(設立しようとする株式会社が監査役設置会社である場合にあっては、設立時取締役及び設立時監査役。以下…
設立時役員等の選任の特則や解任についての規定ですが、株式や機関設計の知識が必要になるところばかりです。 実際、そのような知識を得たうえで読めば、さほど困…
【婚約の意義、要件、効果】 婚約というのは将来婚姻するという合意のことをいいます。これは民法に規定がないのですが、なぜなのかな。結局、婚姻に比し広い概念…
まず、民法99条をみてみましょう。 第99条(代理行為の要件及び効果)1 代理人がその権限内において本人のためにすることを示してした意思表示は、本人に対し…
婚姻するとどのような効果が生ずるのか、みていきたいと思います。 【氏の共同(750条)】 夫婦は、婚姻の際に、夫の氏か妻の氏かのどちらかを選択して、婚姻…
【婚姻の取消しとは】 前回は婚姻の無効について話しましたが、今回は婚姻の取消しについて考えます。まず、民法743条をみてみましょう。 (婚姻の取消し)第…
これから婚姻の無効、取消しについて話します。最初は婚姻の無効、次に取消しについて話します。 まず婚姻の無効、取消しって、当たり前だけど離婚とは違います。要…
(設立時役員等の選任の方法)第40条 設立時役員等の選任は、発起人の議決権の過半数をもって決定する。2 前項の場合には、発起人は、出資の履行をした設立時発行…
(設立時役員等の選任) 第38条 発起人は、出資の履行が完了した後、遅滞なく、設立時取締役(株式会社の設立に際して取締役となる者をいう。以下同じ。)を選任…
婚姻については、民法731条以下詳細な規定がありますが、ここでは私が理解しにくかった点、すぐに忘れてしまう点を中心に話していきたいと思います。 【婚姻の…
法律の附則には、施行期日、廃止法令がある場合はその廃止規定、経過措置、その他必要事項(検討条項等)が規定されますが、この内の経過措置規定とは何か。立法技術…
令和4年6月13日に成立した「刑法等の一部を改正する法律」(令和4年6月17日公布・法律第67号)で、現行刑法に大きな改正が加えられましたね。この改正では…
法律は成立後、公布、施行が必要になります。法律の成立までは憲法に詳しいところですが、公布や施行、それらを規定する法律の附則の規定事項についてはあまり詳しく…
親族法の場合、最初に親族の範囲が出てきますが、ここって意外と各種国家試験で問われていますよね。民法725条によると、親族とは、①6親等内の血族、②配偶者、…
商法8条から10条まで商業登記の規定が続きますが、これは会社法の場合とほとんど変わらないと思います(平成17年の改正によって、会社における登記の効力につい…
(発行可能株式総数の定め等)第37条 発起人は、株式会社が発行することができる株式の総数(以下「発行可能株式総数」という。)を定款で定めていない場合には、株…
商法 ⑦ 第5条(未成年者登記)、第6条(後見人登記)、第7条(小商人)
(未成年者登記)第5条 未成年者が前条の営業を行うときは、その登記をしなければならない。 この条文は、未成年者が雇われるのではなく、自ら主体となって商…
【商人資格の取得時期】 いつから商人になるのか、商人の一類型である会社については、設立登記時であるとキチンと会社法49条に規定されているからいいのですが…
【法定追認の意義、要件、効果】 民法125条をみてみましょう。 第125条(法定追認)追認をすることができる時以後に、取り消すことができる行為について次に…
(設立時発行株式の株主となる権利の喪失)第36条 発起人のうち出資の履行をしていないものがある場合には、発起人は、当該出資の履行をしていない発起人に対して…
(設立時発行株式の株主となる権利の譲渡)第35条前条第1項の規定による払込み又は給付(以下この章において「出資の履行」という。)をすることにより設立時発行株…
【追認の意義、要件、効果】 まず、民法122条をみてみましょう。 第122条【取り消すことができる行為の追認】取り消すことができる行為は、第120条に規…
国家試験の対策書等で頻繁に登場する、「預合い」「見せ金」、この正確な意味については、資本金の払い込み手続きについてよく知悉していないと難しいものがあります…
本ブログは各種国家試験に出るような論点や条文解釈ばかりではなく、実務的問題点や自分の理解の足跡などにも焦点を当てています。もっとも、それは各法律によって比…
民法(総則、物権、債権) ㉘ 取消しについて~民法120条の場合に限定されるのか~
【取消しとは何か】 取消しとは、取消権者の一方的な意思表示によって法律行為の効力を遡及的に消滅させるものをいいます。一応、有効に成立している法律行為を、取…
少し前の話になりますが、前代未聞の逃走劇の末、亡くなった元過激派桐島聡について、彼の死亡後警察は検察に書類送検をしましたね。この件について、知人から死亡し…
法哲学における法概念論というのは難しいですね。私にとって法哲学というのは理論刑法学がその窓口になったところがあります。刑法における行為とは何かだとか犯罪論…
これは憲法の編でも話しますが、家庭裁判所というか司法府たる裁判所には行政機関のような積極性がないんですよね。非行少年や犯罪を犯した少年を裁判所が知ったから…
本ブログ民法ではあくまでも私自身が理解しにくかった部分をメインに話していきますので、かなり飛ばす箇所も出てきます。というか飛ばす部分、論点の方が多くなるか…
会社法26条は2項で、発起人の定款への署名を電子署名でもよいと記載していますね。登記所なんかにオンライン申請する場合も基本電子署名は必須ですね。それ以外に…
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(出資の履行)第34条 発起人は、設立時発行株式の引受け後遅滞なく、その引き受けた設立時発行株式につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る…
(定款の記載又は記録事項に関する検査役の選任)第33条 発起人は、定款に第28条各号に掲げる事項についての記載又は記録があるときは、第30条第一項の公証人の…
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【消滅時効期間】 平成29年の改正民法で大きく変わりましたね。ここは実務に影響を与えるところだったと思いますが、私は全部忘れることにしています。まずは現行…
一般的に「犯罪とは、構成要件に該当し、違法かつ有責な行為である」と定義されます。体系論的に「構成要件」「違法性」「有責性」という三つの要素から犯罪を考察す…
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(定款の備置き及び閲覧等)第31条 発起人(株式会社の成立後にあっては、当該株式会社)は、定款を発起人が定めた場所(株式会社の成立後にあっては、その本店及び支…
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(定款の認証)第30条 第26条第1項の定款は、公証人の認証を受けなければ、その効力を生じない。 前項の公証人の認証を受けた定款は、株式会社の成立前は、第33…
会社法28条3号で掲げる「発起人の報酬その他特別の利益」というのは、発起人が成立後の会社から受ける財産的利益をいいます。まず、報酬とその他特別の利益とは、ど…
28条1号の現物出資とは、金銭以外の財産をもってする出資です。会社の設立は、株式引受人(発起人や募集引受人)が株式を得るために金銭を出資してなされるもので…
第28条 株式会社を設立する場合には、次に掲げる事項は、第26条第一項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。 一 金銭以外の財産を出資…
第29条 第27条各号及び前条各号に掲げる事項のほか、株式会社の定款には、この法律の規定により定款の定めがなければその効力を生じない事項及びその他の事項…
(定款の記載又は記録事項)第27 株式会社の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。1 目的2 商号3 本店の所在地4 設立に際して出…
(定款の作成)第26条 株式会社を設立するには、発起人が定款を作成し、その全員がこれに署名し、又は 記名押印しなければならない。2 前項の定款は、電磁的記録…
次回、つまり次条から発起設立の手続きについて話し、それから募集設立の手続きについて進むわけですが、その前に両者の設立手続きの大まかな流れについて話したいと…
設立中の会社とは、発起人が会社設立のために取得し負担した権利義務が、会社成立後、当然に会社に帰属することを説明するために使われる法技術的概念です。徐々に成…
第25条 1 株式会社は、次に掲げるいずれかの方法により設立することができる。 ① 次節から第8節までに規定するところにより、発起人が設立時発行株式(株式…
(通知義務)第16条 代理商(会社のためにその平常の事業の部類に属する取引の代理又は媒介をする者で、その会社の使用人でないものをいう。以下この節において同じ。…
第6条【商号】① 会社は、その名称を商号とする。② 会社は、株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社の種類に従い、それぞれその商号中に株式会社、合名会社、合…
本小説、ちょっとスランプ気味です。七割位進んだところで、構成に悩みが生じたのです。そんな折、ふと別の物語が脳裏をよぎって、もう一つのブログにアップしたとこ…
阪神淡路大震災は、秋一が静岡地裁在任中に発生したもので、早朝テレビのニュースでその惨劇を知った。 自身に影響はまったくなかったが、高速道路が玩具のように…
翌年、四月の人事異動において、秋一は静岡地裁勤務を命じられた。海の見える公務員宿舎で一人優雅に暮らすことになるのであるが、二十八歳になっていた。自己解放の…
歳月が経つのは早い。判事補三年目の初夏を迎えた。その時期、日本中は当時の皇太子であった浩宮様と小和田雅子様の結婚報道一色であった。テレビで結婚パレードを眺…
年が明け、判事補二年目になった秋一は一層職務に精励していた。年末年始も帰省しなかったのは、彼が担当した大型脱税事件を検挙したマルサこと国税庁査察部の調査員…
控室ですっかり意識を戻した秋一は、壁の時計を見やった。まだ披露宴は続いている時間であり、慌てて式場に戻ろうと腰を上げたところをスタッフに止められた。 「…
その年の秋口、秋一の担当した大型脱税事件の第一回公判が全国報道されテレビニュースで流れた。細いフレームの銀縁眼鏡から、テレビカメラを見つめる鋭い眼光と凛々…
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで出世街道を驀進していた林崎部長から雑談中に指導を受けた秋一は、しばらく今後の判事としての生き方、あり方について思い悩んでいた。 …
秋一は悩んでいた。すっかり惚れ込んでしまったユウと毎週土曜日同伴出勤するのはいいが、その本心にはなんとか彼をものにしたいということがあった。彼はウケ専らし…
先程来、花ママと二人きりのカウンターに、夜の匂いが風に乗って薄っすらと浸潤した。 「あら、ユウくん、おはよう。丁度噂してたところなのよ。」 ユウくんと…
仕事は忙しく毎晩深夜とまではいかないが、夕飯の時間帯を過ぎるまでは残業であった。大きな判決起案をしなければならなくなると土日出勤もやむをえなくなるが、まだ…
秋一は当時暇が出来ると精神医学や心理学の本ばかりを読んでいた。それは大学時代に知己を得て多大なる影響を受けた異端の理論刑法学者水上達夫氏の交際による。水上…
四月から司法修習生になった秋一は、とにかく忙しい研修スケジュールに目を白黒させていた。義人のことを考えるのも卒業旅行で完全燃焼した感があり、かてて加えてハ…
義人は、ほんの数年前に英語担当講師として市内で有名な英秀という進学塾に勤めていたという。 数年前のことであるのだから、きっと知り合いの同僚はいるだろうし…
翌朝目を覚ますと、ホテルの二重窓のカーテンの隙間から白い陽射しがさしていた。疲れていたのか夢もみず、セミダブルのベッドで呆れるくらい熟睡した秋一である。 …
翌日には東京に帰る最後の晩、秋一は家族そろったところで父に頭を下げた。今夜は姉夫婦も祖母も一緒の晩餐である。 「あのさ、俺、卒業旅行に行きたいんだよね。…
桜井義人、昭和二十八年十二月十日生まれ。東京都八王子市××町出身。父は日本を代表する大手電機メーカーの事業本部長まで勤め、母は専業主婦であった。六年前に父…
「まあ、あの頃からしばらく、ワタシの人生は川面に浮かぶ岩石を駆け抜けるような感じだったのよね。いつも丁度いい位置に石があって、他の人と違って自分だけ簡単に…
翌年、大学四年生になった秋一は司法試験を受験することになるのであるが、この時期は司法試験が史上最も難しかった頃であり、その試験範囲の広さには多くの受験生が…
八月に入ってすぐの金曜日。夕暮れ時、秋一は日独文化センター教室を訪れ、幻の刑法研究者水上達夫と対面することが出来た。 事前に受付スタッフを通して、こんな…