いつも、冬になっても元気印のキタテハ今年の冬は日本海側で大雪が続き、屋根の雪下ろしをしてもその置き場所にさえ苦労する映像がニュースで報道されます。そんな環境ではじっと葉裏で過酷な季節をやり過ごすのでしょう。積もった雪の下は意外と温度は下がらず、零度前後だったりするのですよね。豪雪地の方々にはお見舞い申し上げます...
いつも、冬になっても元気印のキタテハ今年の冬は日本海側で大雪が続き、屋根の雪下ろしをしてもその置き場所にさえ苦労する映像がニュースで報道されます。そんな環境ではじっと葉裏で過酷な季節をやり過ごすのでしょう。積もった雪の下は意外と温度は下がらず、零度前後だったりするのですよね。豪雪地の方々にはお見舞い申し上げます...
ヒャクニチソウ(百日草)は名前の通り花期が長い夏の花のイメージですが画像は10月下旬のもの。百日は3ケ月と10日だからもしかすると7月半ばには咲きだしたことになる。「長い間花が咲いているよ」を表す名前は他にもありますねサルスベリ(百日紅)、センニチコウ(千日紅)千日紅は誇張しすぎでしょうアオスジアゲハ...
文章は省略しますコリウスの葉千日紅コセンダングサ...
薄紫のコスモスとキマダラセセリ配色が抜群元祖戦闘機スタイル。速いよ!...
成虫は花の蜜を糧に10日間ほどの期間を生きるという天敵はトンボ、ハチ、カマキリ、鳥など。多分肉食の生き物なら全てが天敵になるでしょう。言い方を変えると食物連鎖の底辺を構成する、これと言った武器や毒を持たぬキイロホソガガンボです外れやすい細長肢は、トカゲのしっぽのように敵に襲われたとき切り離して逃げるのでしょう。しかし10日間の生涯では生え替りは期待薄です。このモデルは左後肢が鮮明ではありませんが、ちゃ...
大人の肩ぐらいまである雑草が蔓延る斜面そこにムラサキツバメがやってきた止まった近寄れません(下手にかき分けて進むと衣類がひっつき虫だらけなって、後始末が超大変)逆に下草がきちんと狩り揃えられていたらこのチョウは来なかったかもしれない。数枚の写真を撮ったところで飛び去りました。...
横から見た図1 ごく普通のコミスジ横から見た図2 赤み(茶褐色)が強く出る角度横から見た図3 この角度だと表は白黒ツートンカラーに見えます開いた表面はこげ茶色です...
南方系のチョウのわりには、出回るのが(目にするのが)秋になってからなのは何故でしょうか。台湾とか沖縄方面から風に乗って飛んでくるとしたら、南風の吹く夏の方が体力的には有利だと思います。それとも初夏の頃九州あたりにはすでに到達していて休み休みエネルギーを補充しながら関東まで辿り着くのに時間をかけているとも考えられる。ただ沖縄以北においても毎年繁殖地域が観測され、次第に広範囲になっているとのことで、西...
日曜日(2/2)夕方ネットを参照していて、たまたまH3ロケット5号機打ち上げが17:30に行われるとの記事を目にしました10分前ぐらいからJAXAの中継に釘付けでした。打ち上げ前は、単にカウントダウンが10秒おきぐらいに流され、画像はロケット発射場を映しているだけで、興味がないと退屈しそうであります。しかしカウントダウンの進行とともに次第に緊張感が高まり、みるみるうちに5分前、3分前、そして最後の1分を迎えるに至りテ...
長い口吻を花びらの中心目がけてぴったり合わせないと吸蜜することはできません。精度の高い目とセンサーの代わりになる口吻、そして立ち位置を決定するため繊細な翅の動きを連動させなければなりません。この作業を何の苦も無く実現してしまいますオオスカシバ...
池に隣接する林とかそこから立ち上がる、木立に囲まれた岡への登り道そんな立地の日陰っぽい草むらでよく見かけます日当たりに出て来ない訳ではないけれども、日光を遮るもののない草地には姿を見せず、アオモンイトトンボやアジアイトトンボと環境を差別化しています。オオアオイトトンボ...
なんか凄い名を頂戴している(小さな)イトトンボアジアでは広範囲に生息する、イトトンボ界における代表選手なのでしたアジアイトトンボ...
夕焼け小焼けの赤とんぼ負われて見たのはいつの日か ※ねえやに背負われて見た赤とんぼは山の畑の桑の実を小かごに摘んだはまぼろしか十五でねえやは嫁に行きお里の便りも絶え果てた ※子守をしてくれたねえやは十五歳でお嫁に行った夕焼け小焼けの赤とんぼとまっているよ竿の先物哀しい歌でしたね。しかも(昨今の歌詞のように)喜怒哀楽を直接表に出さず、赤とんぼと夕焼けの情景描写だけに語らせる詩に感情移入してしまいます。...
基本的に単独行動が好きなイソシギ見える範囲に仲間はいません今回に限らず仲間と一緒のシーンとか群れで行動する場面は見たことがない気がする大群になって天敵から襲われる確率を極小にする種もいればあちらにポツン、こちらにポツンと点在することで見つかりにくくする戦略を取る種もいますね。まるきり逆の行動様式ながらそれぞれ生存競争でそれなりに生き延びているのは、結局のところ「絶対」なる戦略はないってことでしょう...
河口近くに水鳥や猛禽類を探しに行ってネタが見つからないときは河川敷の草むらに現れる小さな生き物の相手をするチャバネセセリ...
前回に引き続きキアシシギ岸辺から少し離れた場所に飛んで移動する翼があるのは便利ですよね水の上を数メートル移動することさえヒトにはできない芸当だし、裸足で水に浸るのも季節によっては躊躇します。...
成人の日はある年代以上の人にとって、今日1月15日が記憶に残るものです。それが1月第2週月曜日に移されたのは2000年、ハッピーマンデー構想によるものでした。つまり人為的に3連休を作って、観光、運輸、小売業などの隆盛に繋げようとする業界の強い思惑(別名圧力)があったのでした。第2月曜日方式には2000年に成人式を迎えた年代以前の人たち、つまり現在45歳あたりを境に違和感として捉えている人が多いのではないでし...
夏羽の場合は頭部が真っ白なのだけれど冬は後頭部に褐色のまだら模様が入る11月のウミネコは冬羽らしいポツンと一羽で存在すると何やら思慮深い哲学者の様相...
前回に引き続きキョウジョシギ飛び立つ場面の連続写真連写モードにすれば今のカメラは毎秒10枚とかそれ以上の枚数を簡単に得ることができる。フィルムカメラの時代だと1枚撮るごとにフィルム巻き上げなければならなかったから、連写は職人の領域ですよね。またはモータードライブなどと大がかりな巻き上げ機構を別に用意しなければならなかったところ。さらに普通のフィルムは36枚撮りが上限で、作品を量産しようとしたら大量のフ...
幼鳥は橙を含まない落ち着いた色合いこれはこれで成鳥と違った魅力を感じますし、成鳥にこの羽色を持つ別の種が存在しても許されるくらいです。嘴の先が鋭く尖って岩礁の石ころをひっくり返すのに都合がよさそうです。防潮堤の上から見下げる角度です。要するに上から目線っていうやつ水浴びを始めましたキョウジョシギ...
満ちてくる潮に追われるように水際を行き来する潮が引き始める時刻とか満ちてくる潮が干潟を覆いつつある時間帯が採餌に都合が良いのかもしれない完全に満ちてしまうと活動スペースを求めて上流に移動するか、或いは流木の上で干潟が現れるまでの数時間を過ごすことになります。今回は翼を手入れしたり立てたりする図を選んでみました前回に引き続きメダイチドリ向かって右奥はキョウジョシギ...
春渡ってくる仲間と異なり胸から首、頭にかけて淡褐色です一見違う種かと早とちりしそうですいつも見ているのは胸・首が橙色の鮮やかな色あいで、それがトレードマークなのですカニをつかまえるのは珍しい。本気でつかまえようと思うならいくらでもいるから目にする機会は多いと思うのですが、ほとんど見ないのは進んで食べようと思うほど魅力的ではないのでしょう。メダイチドリ視線の先にいるのはキョウジョシギ...
色彩感にあふれた背景だと映えるのですが曇りの日かつ晩秋の河口近くは水面に青や緑の反映が期待薄でモノクロ写真に似たトーンになってしまいますセピア色と言ってもいいかもしれない救いがあるとすれば水面に姿が映ることでしょう脚も首も、やや上に反った嘴も長くてスマートな水鳥アオアシシギ...
高圧線に止まっていたトビが飛び出す獲物は持っていなかった逆光の空を背景にシルエット化した姿を画像ソフトで目一杯持ち上げていますトビ本体だけを明るくしたいのだけれど、必然的に背景も影響を受けて紫がかった空の色に変わってしまいます...
10羽ほどの小群がやってくる前回とは直線距離で200~300mほど離れた干潟のトウネン石組みの突堤から見下げる位置関係です昼を挟んで1時間以上付き合ってもらいましただから掲載したい画像も多くて個人的に取捨選択に迷いますその中から8枚を掲示...
仲間と離れて一羽だけ岸辺の水溜まりを歩き回る食べ物を探しているカメラマンが寄っても気にしない仲間がいなくても平ちゃら200mぐらい海側に飛べば渚に群れがいる安心感なのかトウネン...
秋口(撮影は9/18)になって、未だ今年生まれの若鳥が群れて生活しているスズメなどだったらとっくの昔に独立して、単独で生きてゆく作法を身につけていなければならない時期オナガは成鳥になっても身内(または群れ)の絆が強いと思わせる5,6羽が水場にきて吸水したり水浴びに余念がないこのサイトでは毎年のように目にする情景です...
運河から林を隔てた陸側に池がある水は小高くなった周りの林から雨水が供給され、海に面しても汽水は混じらない池のほとりの石垣にアカテガニが出張水の中より林床の方が趣味に合うと見える...
小振りの白い花に、これも小さなハナバチが吸蜜に来た眼が切れ長でカッコいいGoogleレンズの力を借りると花の名はヤブミョウガヒメハナバチの仲間だと思います...
葉の重なりの下でひっそり佇みます「ツマグロシマメイガ」と私が決めつけた種類違うかもしれないけれどツマが濃い色をしているのは確かです翅の真ん中ほどに小さなブーメラン型の斑紋があるから、そこに着目した別の名がついているかもしれないけれど我がリサーチはツマグロシマメイガが限界。...
片側に4つづつ、両方の翅にまたがって2つの黒斑がある。あわせて10個だからトホシテントウ平らな葉の表面はもちろん裏側を(背中を下にして)歩くこともできるし、垂直な面を上り下りするのも平ちゃらです。つまり自然界のあらゆる場所が彼らの活動範囲。綱渡りをするときは6本の足が役立ちそうです...
アカハネムシに似ているホソクビナガハムシアカハネムシと違って上面に点刻が散らばるネットの画像では翅がオレンジがかって目立つものが多い緑のシダ類との対比が素敵...
オオトビスジエダシャク、体長に比べて開帳は広いと思います。名前は、前翅中央の横すじが後翅に繋がらずに離れている=とんでいる=トビスジと見立てたのでしょうか。翅を少しすぼめただけで印象が変わり、最初の絵とは違う種のようにも見える。もっと閉じたら横筋が繋がってしまいそうです。...
自転車で近くに出かけた帰り道、前方に小さな物体近寄るとこれがイエネズミ(多分クマネズミだろう)通り過ぎようとしたところで僅かに動いている様子が見てとれました。急いで自転車を止め、降りて近寄るも逃げようとしない。クルマはたまに通るし自転車は結構行き来するから、道路に出てきたところでアクシデントに遭ってしまったのでしょう。運動系の骨格か筋肉かあるいは神経を損傷している模様スマホで撮りました...
分かりにくいかもしれませんがこちらに向かってくる図です。下面に見えるのは翅裏これも向かってくる場面。上の画像より明るく、赤い斑紋が良く見える。敷石の上を低く飛び、止まる場所を見定める着地寸前モンキアゲハの黄紋は白い(僅かに黄味がかったものもいることはいる)...
少し前に掲示のカラスアゲハが吸水に来た同じ場所今度はモンキアゲハが来訪した種類を問わずチョウには人気の水場暑い日にはミツバチが小さな群れて水分補給していることもあるし、オオスズメバチなんてのもやって来る。...
コブヒゲトガリホソガ触角の部分を拡大した画像つけ根の部分が太く、コブ状になっている→すなわちコブヒゲ少しばかりカメラの位置を変えて撮る...
ぎりぎり陰にならない葉表に止まってくれた。この場面で右上の葉が重なっていたら一苦労です。全体を収めようと、そっと葉をめくって撮影しようとしても九割方逃げられるでしょうし、さらに飛んだ先が地表近くでしかも葉の裏側だったりしたら万事休す。こちらは前より条件が良いですねウスキクロテンヒメシャク...
アトモンヒロズコガは全長10mm程度、1円玉の半径くらいしかない小さなガです。下の図では上を向いています。頭部が黒く、閉じた状態では翅の中央部に黒い丸印が現れ、それを「アトモン(後紋)」と表現したのだと思います。さらに前翅の末端近くに一対のドットが確認できて、この小さな「点」がアトモンの可能性もある。名前の後ろ半分であるヒロズコガは漢字で表すと「広頭小蛾」となるそうです。小さいながら頭でっかちで逆三角...
成虫は儚げな透明な翅と薄緑の体色を持つクサカゲロウ。成虫になったら水くらいしか飲まないのだろうそれと対照的な幼虫は大きくて鋭い大あごをもつ。これに捉えられたらあごが獲物の体に突き刺さりそうです。分かりにくいかもしれませんが左上を向いているのです...
今まで掲示したセマダラコガネは、名前の通り背中に褐色とベージュのまだら模様が入っていたものが主でした。今回は黒一色でもしかしたらクロコガネか?とも思っていました。でも細かく見ると胸部に点刻がなかったり触角の大きさに差があったりで、模様のバリエーションが多いセマダラコガネの変異色と結論しました。...
葉裏で何かをつかまえたセグロアシナガバチ角度を変えても獲物が何か分からない真横からの図つかまえたのはチョウの幼虫、イモムシのようでしたスズメバチの仲間ではクロスズメバチとか掲示のアシナガバチクラスはそれほど怖くないですね。ちょっかいを出さない限り接近しても意に介しません(攻撃してこない代わりに逃げもしない)...
ひこばえの葉に目立つ模様のアブがいたシロスジナガハナアブ (別名ネアキナガハナアブ)見分けにくいですが前の画像より僅かに体を浮かせている飛び上がってホバリング日の射さぬ林床にて...
モンシロチョウ交尾風景どちらが♂でどちらが♀か分からないヒメウラナミジャノメの図チョウの交尾姿勢はいつもこのように尻をくっつけて反対向きになりますね。しかも移動するときもこの姿勢のまま片方が羽ばたいて、その方向に飛び出します。後ろ向きにバックして結合するのは至難の業ですから、最初は♂が♀の上にのしかかり、結合したら体をひねって反対向きになるのでしょうね。飛び出す方向を観察すれば、雌雄の判別は出来るよう...
ネモフィラに来たツバメシジミイネ科なのか(あるとすれば)ヨシ科なのかそれとも別の科なのか、とにかく尖った単子葉類の葉に佇むツバメシジミ今回の本題はこれ、茎に棘が一様に生えて、触りたくない雰囲気。小ぶりの花はぷっくりした可憐な表情を見せるこの花の名は「ママコノシリヌグイ」(継子の尻拭い)、つまり「血の繋がらぬ(憎い)子は棘の生えた茎で尻をぬぐってやろう」といった趣旨の凄まじい言葉でありました。命名者...
生き物の写真を撮るようになってその目的を自分なりに考えてみますひとつは色々な角度から相手を眺めてみること生きている姿、生き生きとした相手の姿をとらえること動いている相手をシャッターに収めること、歩く、跳ねる、飛ぶ、羽ばたく生き物の命を感じられる図もいいですね、翅を破損したチョウやガとか、捕え捕えられる命のせめぎあい、あるいは縄張り争いなど今回は(前回に)引き続きカラスアゲハの図、飛んでいる場面特集...
道端に斜面の上のほうから水が滲みだしてくる水たまりに溜まった雨水よりも養分となるミネラルが多く含まれているのだろうこういう場所にはチョウやハチあるいは小鳥など小さな生き物が良く吸水にやってくるカラスアゲハはその一員、かつ長い時間カメラマンの相手をしてくれる名キャスト個人的にはカラスアゲハよりルリアゲハの方が相応しい名と思います...
林端の見上げるような大きな木に、キイチゴが沢山実をつけている手が届く位置に熟しているものもあって急遽いちご狩り参戦、と言っても自分しかいませんもちろん食べます。酸味の少ない、甘さも控えめな味でしたね。(清潔好きの方にはお勧めしません)...
アミガサハゴロモと認識して撮影した画像。光の角度によってこのような鉄錆び色に見えるのかしら、と思っていました。ところがこれは本来のアミガサハゴロモと似て非なる「チュウゴクアミガサハゴロモ」と名づけられた外来種(ブルーベリー、オリーブ、クリ、カキのような広範な果樹を食害)であることが分かりました。私のフィールドでも出会うぐらい勢力を伸ばしているようですこちらは本家アミガサハゴロモ。ウグイス色は茶褐色...
水面は緑に濁った、コイが好きそうな養分で満たされているその証拠に日がな釣りをする人が、のんびり時間を過ごす環境です。最近では珍しく、釣りをすることが認められている池にくるのは大部分が常連の釣り師たち。オビトンボは見つからなかったですね...
バス通りの両側に歩道がありその脇にフェンスで仕切られた幅1or2mの草むらが続いている池のほとりカメラを抱えて草むらをうろつくと完全に「不審人物」状態この場所は時にそういう人物が出現するから通行人は誰も怪しまない。成果物のベニイトトンボ...
池の縁にやってきて横切り、岸辺を囲む木の一つに飛び込みました。水辺のパトロールに飽きて休憩なのかもしれないところが直ぐそばの樹幹にもぐりこんだ筈なのになかなか見つかりません。枝が入り組み、かつ日陰で目立たない枝にぶら下がっていました日本最大の風格あるトンボ、オニヤンマ...
ラミーカミキリがアジサイの葉の上角度を変えて背中側真上から撮ろうとしたところで飛んで行ってしまいました個性があるとするなら、こいつは繊細な性格の持ち主です。...
ササグモが獲物を捕まえた餌食になったカメムシは敏捷性比較ではササグモにとって朝飯前の相手(文字通り)今年はカメムシが大発生して、ニュースで報じられるほどだから助かります。素が肉食だと自分並みの大きさの相手でも怖気づくことなどないのでしょうね。ヒトが親指ほどしかない、しかも毒も針も持たないゴキブリに大騒ぎするのと大違い。接近したら食材を持ったままスルッと葉裏に隠れました...
近縁種に リンゴコカクモンハマキ ウスコカクモンハマキがいることから、掲示したチャノコカクモンハマキの名は「茶の・小・カクモン・ハマキ」のように分解できるのだろうと想像します。「茶色」だからではなく、茶を食害する否定的な意味で名づけられた模様。対象は茶に限らず柑橘類や桜など何でもござれの(あくまでも人にとっての)悪役です。...
レンズを通さないで見たヨツスジヒメシンクイのサイズ感はこんなもの。小さいガです拡大図小さいなりにちゃんと四つの横スジが引かれて、側面に見える後羽の縁にも多数の放射状に配置されたスジらしき模様が認められます。翅を開いた稀有な!画像ではこのスジは中心部までは届かず縁の部分だけを飾っているようでした。...
この生き物の生存戦略って何でしょうね?翅もないし動きも敏捷とはほど遠く、植物食の穏やかな性格をしている。もちろん毒も持ちませんから、餌の手配ができれば室内で飼うことも可能です(意外と可愛いかも)そして極めつけは単為生殖つまり♀だけで産卵生殖可能で子孫を残せることだと思います。したがって♂を見つけるのはかなり困難で、見つけたらニュースになるほど。ヒトを含め♂♀が交配する種は遺伝情報を双方から引き継ぎ、新...
ムラサキツマキリヨトウ、毛深いから早春の肌寒いころ出現するのかと思ったら、全然そんなことはなくて6月~8月頃となっていて撮影したのも6月下旬で、身の回りでは真夏日が観察された日真夏日の到来が年々早くなる...
シオカラトンボの体重は0.25g参考までにオニヤンマは3g、オニヤンマでさえ軽いのに、その1/10以下の重さで同様の飛行性能と身の丈に応じた獲物を狩る能力を持つのは驚異としか思えない近隣の比較で見るともっともっと軽い生き物もたくさんみつかる アキアカネ 0.18g モンシロチョウ 0.10g ミツバチ 0.08g イトトンボ 0.045g 米1粒 0.022g 蚊 0.003gこんな数値を見ると...
たくさん撮ったチョウトンボの写真その2回目記事は省略...
チョウトンボの写真をたくさん撮ったので2回に分けて掲示しますコメントはありません...
一般的にメスは地味な色をして青い紋もないアオモンイトトンボですところが中には♂同様の色彩を持つ固体や緑褐色のものが存在し、♂を悩ませる効果を生んでいる。そのことにより♀が♂から交尾を強要されるリスクが低減し、過度のストレスから解放されるらしい。人間界で言えば、セクシャルハラスメントを防ぐために中性的あるいはボーイッシュな外観を取り込むようなものでしょうか。♀の多様性が間接的に種の健全性を生み出し、絶滅...
誰もいない、林に囲まれた神社(前回ミドリセイボウの記事と同じ)にやってきたイソヒヨドリです名前からして水辺から近いエリアがテリトリーと思うのですが、ここはそんな場所ではない。むしろ普通のヒヨドリが騒いでいる環境なのです石碑に「願主 小塚長左エ門」とあるから、氏子の小塚さんが何かの願掛けをして、寄進とともに記念碑を建てたのでしょう。カメラを構えた私の方に飛び出したのでびっくり。その後地表に降りて虫を...
初夏と言ってもそれなりに暑かった今年(来年以降も暑くなりそうです)小山の中ほどにある神社は森を背負って、雰囲気だけでも涼しく感じます。今年は建物の柱や梁よりも石碑や狛犬にいるのが目についたミドリセイボウこのハチの色もまた涼しげです寄生バチの習性を思うと清廉潔白な生態でもないのでしょうが、少なくとも見た目は清々しい。...
一見シリアゲムシかと思いました一番引き付けられたのはくし形の触角、これは感度がよさそうです。この種は以前掲示したことがあり、その時は♀でしたね。ガガンボは蚊の仲間ですが樹液か花の蜜などを吸って生きているようです(ヒトは刺しません)ホリカワクシヒゲガガンボ...
丘にしては道わきからいきなり急な登りになる地形で、つづら折りの林の中を進まねばならず、でも高さは丘並みだから10分も歩けば頂に立てる。そんな丘を背に噴水とハート型の池をしつらえた広場があり、昼も鬱蒼として人影は少なく静寂の境地。噴水の水は地下深くから汲み上げるタンニン成分の茶系色をしている。日があたらない下草にいたオオトビスジエダシャク初見...
葉の表側、明るい方つまり撮りやすい面に止まってくれる親切なガ飛び立つと大部分のガはが暗がりを目指し、夜になると逆に明かりに吸い寄せらりたりするへんな習性を持つ。してみると昼光性のガは進化形で、チョウに近い種とも考えられる。蛾の仲間に生まれても進化の過程で昼が好きになり、光の下で活動したいものが現れても不思議ではない。このガはべたっと張り付くのではなく少し浮かんでいる気がします低い位置の後ろ側から見...
ホソヒラタアブはハナアブの仲間血は吸わず、幼虫はアブラムシを食するようです実は横から見るとペラペラで胴体に厚みがなく、それでヒラタアブなのでしょう。...
ナミアゲハが二羽競いながら昇ってゆく快晴の空背景を写し込んだ飛ぶチョウの画像は、昆虫写真家の海野和男氏が得意ですね。テレビで特集された番組ではカメラをもって少年のように駆け回る姿が印象的でした。...
ジャコウアゲハを見るのは地表近く花に来るよりも食草であるウマノスズクサを探して飛び回る場面が多い。画像右側がウマノスズクサまたは見つけた食草に卵を産み付けようとするところ♀にとっては自分のおなかを満たすよりも、限られた成虫の期間に子孫を残す活動の方が大事かも知れない。私の場合、毒草「ウマノスズクサ」をジャコウアゲハの存在なしに知ることはなかったでしょう。...
池から50mばかり、広場を隔てたベンチで休んでいたら大きなトンボが飛んできて、傍らの灌木にとまった。枝が複雑に入り組んで紛らわしく、ここら辺に止まったはず、と目を凝らしても簡単には発見できない。飛んできた姿を確認していてもこんななので、最初から止まっていたら見過ごすこと必定その代わり見つけさえしたら接近戦に動じない寛容な性格に助けられる。クロスジギンヤンマ...
触角の先のほうが太くなっていて薙刀風ですマダラヒメバチに近いと思うのですがはっきりしません大きくてすべてのパーツが細く長くできているハチですこの手のハチは自分のやることに夢中で危険性は全く感じられません。もっともハチ全般にヒトが攻撃したり、トリッキーな反応をしない限り安全な種であると思います。それに比べたらやぶ蚊の方がこちらの状態かまわず襲ってくる意味で無法者ではないでしょうか。...
目立つ黄色い立毛が存在を主張する。と言ってもヒトに注目されるのが目的ではない。その体毛が背中側を除く躰一面に生えているのは、花を訪れた時に花粉を効率的に採取するするためでしょうか。ネットで画像検索するとハナアブなのに訪花している場面は少なく、9割方は葉の上か掲示例のような樹木上であるのが不思議。タカサゴハラブトハナアブ、別名タカサゴモモブトハナアブ...
掲示したのは涼しげな薄紫を呈する園芸種のムギワラナデシコ。正直なところ色合いに惹かれて撮った時は名前を知らず、傍らの名札から知ったのです一般的なナデシコは花びらに細い切れ込みがあり、サッカー「なでしこジャパン」もそちらの花のイメージと思います。強風にさらされても無理に抵抗せず、それを受け流すしなやかなイメージがぴったりですよね。その在来種のナデシコはいにしえからの由緒あるもので、もともと日本に自生...
ダイミョウセセリなどと名誉の名前を頂戴していますがサイズ感やちょろちょろ飛んではすぐに止まってしまう習性は、私には足軽あるいはやっこさん級にしか感じられません。そもそもセセリチョウは吸蜜時の「せせる」動作からきた科名ですから「大名」の大らかな語感とは差があります。もっとも、由来は動作よりも斑紋とか翅を開いて止まる姿勢にあるようで、しかしそうだとしても微妙ではある。...
夜行性のキマダラミヤマカミキリが日曜菜園にやって来たこの菜園は一部野菜を育てるほかは在来種の草花が植えこまれ、狭いなりに虫たちにとっては居心地の良い場所になっています。野菜は無農薬でジャガイモ、トマト、キュウリ、オクラ、唐辛子、インゲンなど、サツマイモもあったかな目の形がバナナのようでスニーカーの「ナイキ」のマークに似ていますね。つかまえると猛烈に暴れ、昆虫好きの子供(大人も)には格好の遊び相手に...
黄色か白系の花に来る割合が合わせて95%、明るい色の花が好きです(Wikipedia)この場面も白と黄色に彩られた花でしたし、このブログで過去に掲載した記事でもその傾向が知られます。黒い躰とは対照的な色の花に来るのはどうしてでしょうね。この躰だったら樹液を求めたほうが保護色が効くと思いますが、そちらではほとんど見ることがないですね。花が明るすぎて黒のディテールが潰れるクロハナムグリ...
小さなガが葉の上で休んでいるアリと比べた大きさアリは至近距離まで間を詰め、動かない相手が死んでいるのかどうか確認しようとしている。もし死体なら家に持ち帰ってご馳走にしよう。アリが去ったあと前と位置や姿が変わらないところを見ると、アリは何らかの感覚で相手が生きていることを認識し持ち帰りを諦めたのでしょうネグロヒメハマキ...
ムクドリの飛んでいる姿をあまり撮ったことがない身近過ぎる鳥だからいつでも取れる安心感があり、それ故撮れても自分の中に達成感が生まれない。ただ、実際撮ろうとするとチャンスが少ないし速さに追随するためには気構えが必要です。さらに難易度が高いのはスズメでしょう。羽ばたきの速さや小さな体躯から、空中を飛ぶスズメを仕留めるのはハードルが高い。それだけに挑戦する価値はあると思います。...
干潟に面したコンクリート岸に腰を下ろして、遠くのシギチドリが寄ってこないか、上空を何か飛ばないか待ち状態テトラポッドにムクドリがきて、捕まえたのはそこらへんにわんさといる(人の気配を感ずるとすぐさま陰に逃げ込む)フナムシ。 2匹ゲットしたのは立派ただ薄っぺらで肉があまりなさそうな虫です。干潟に降りてゴカイ類を探したほうが栄養的にはメリットがあると思うのですが、専門家であるシギやチドリのように上手く...
土手を降りた川岸のコンクリート護岸降った雨が土手から染み出して泥状になる2羽のツバメが入れ代わり立ち代わりやってきて巣材を調達します。土手沿いの道を挟んで反対側に宿泊施設があって行方をたどるとその非常階段の天井に巣を作っているのでした。撮影したのは5月下旬のこと最高気温は28度でしたね(今から思えば天国)...
遠ざかる横切る接近キアシシギ ・・・ 晴れの日は8/6...
前回に続きキョウジョシギ2回目多少なりとも納涼の一服になれば幸せ...
サイトを代えたいキョウジョシギが遠ざかる佇んで伸びをする接近してくる拡大図初列風切羽が9枚×2、尾羽は12枚あるように見えます着地態勢...
コチドリ一羽だと、或いはほかの種との間でも基本的に平和なのです同じ仲間が2羽以上集まると途端に陣地をめぐる争いが勃発します大体は最初からいたほうが勝つ離れて動き回っていればいいものを、わざわざ近寄ってくる輩がいるから問題が発生する。でも争いがあるおかげで動きのある画像が撮れるから歓迎です...
頭の形が丸っこくて横から見ると額が秀でているようにも見えるソリハシシギ名前の通りくちばしは長くてやや上に反っている短い脚でせかせか湿地を行き来し、ゴカイなどのエサを探します一日のうち明るい時間帯は終始ジョギングしているのではないか?佇んでいる姿はほとんど見ない。歩数計を付けたら10,000歩は余裕でクリアすることでしょう。距離はどれくらい稼いでいるかわかりませんが。...
林に囲まれた池は周囲の緑を反映した水面になる逆光気味の木漏れ日が、画像で見るよりずっと鮮やかに、かつ深みをもって目の前に広がります満ち潮の時だけ水が溜まる汽水池にアオアシシギがやってきた。手前に一回り小さなキアシシギシルエット状態だと見映えがしないので明るく補正しました。それに比べると人の目は良くできていて、明るいところは明るく、カメラだと潰れてしまうような暗い場所も、見たいものが見たいように感ず...
群れて飛ぶ岸辺に来た影くっきりキアシシギ...
またある日のチュウシャクシギ潮が満ちてきたので岸辺に退避この流木にはほかのシギ類も滞在していました...
ある日のチュウシャクシギ遠ざかる着地人から離れたいこれは別の日、まっさらな砂浜にて横を向いた脚が浸かっても平気波の形と似合っているでしょう?チュウシャクシギ...
上空を横切るオオタカ尾羽を広げていないってことはそれなりのスピードで通過している表れ願い事を口ずさむぐらいの時間はあります(願わないけど)まあカメラを構えていたらそれどころではない(ハイタカの可能性が無きにしも非ず)...
運河沿いの松林で地表に向かってカメラを向けている人が一人自転車を降りてレンズが向けられた先を見つめると雪のように白い小鳥肢にも白が混じっている小さい円らな目が可愛らしく、表題にはそれらしい漢字を充ててみました。ハクセキレイのアルビノ(白化個体)でした。同じハクセキレイでも街中で駐車場辺りをうろつく個体とは印象が全然違う。...
私の理解では 滑翔は翼を広げて滑るように飛ぶこと・・・アジサシ類、ツバメなど 帆翔は同じく翼を広げたまま最小限の羽ばたきで気流を利用する飛び方。上昇気流風を利用して高みに昇っていったり高度を保ちながら大きな円を描くような飛び方・・・トビ、タカ類など習性から、この鳥の写真は翼を大きく広げた下面の図が多くなってしまいますそれでも悠然と空を泳ぐ姿はこの日の天気の様に、気持ちを晴れ晴れとさせてくれます。ノスリは...
行動を共にしていた二羽のうち片方が飛び出すそうするともう一羽も同調します後の方は若鳥のようです高くは舞い上がらず、数十メートル先に着水しましたクロツラヘラサギ...
カルガモが近くを飛ぶどこにでもいるから見る機会は多い水鳥飛んでいる姿は比較的少ないのではないでしょうか。大型の鳥はファインダーに収めやすいけれども、これがスズメやメジロだと私の場合難易度がグッと上がる。目標が小さいほど動きや羽ばたきが機敏だし追随するのが困難になります。...
木立の狭間から見通した先に動く鳥の姿梢を登っていくのはアカゲラ♀らしいかなり距離がある解像感は距離に見合った、それなりの画像になりました(残念)...
高圧線に止まっていたトビが飛び立とうとしています。この高圧線に止まる鳥で一番多いのはカワウの群れで、次はカラス、そして冬になると時にミサゴが魚をつかんで食事してる風景も目にする。そんなことでトビはごく珍しい向こうを向いているから表情はわかりません反転して逆の方向に進みます...
河川敷の草野球場本流側はヨシの林になっている。人がいない外野グランドに降りてきて、種子の類をついばんでいたカワラヒワカメラマンに気が付いて茂みに退避しました。...
打ち上げられた魚を前に思案しているカワウにウミネコが寄ってきてあわよくば奪ってしまおうと考えているのが手に取るようにわかるのだが、カワウはウミネコよりずっと大きいから手出しできず、2羽でも威圧効果は望み薄そうしたらカワウが魚をくわえるやパクリと飲み込んでしまいます。左のウミネコはおこぼれでも残っていないかと調べている模様。でも魚は丸呑みされてしまっているから残骸はありません。カワウの勝利もしもカワ...
近傍で見られるゼフィルスの中で今年目にすることが出来たのは掲載するウラナミアカシジミだけでした。なおかつ少し角度を変えようと枝を動かしたら即飛ばれて行方不明に陥りますそれほど苦労することなく、同じサイトで見つけられるアカシジミやミズイロオナガシジミが、今季はいつものところにいなかった。こうなると来年も発見できる可能性は低そうです。...
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いつも、冬になっても元気印のキタテハ今年の冬は日本海側で大雪が続き、屋根の雪下ろしをしてもその置き場所にさえ苦労する映像がニュースで報道されます。そんな環境ではじっと葉裏で過酷な季節をやり過ごすのでしょう。積もった雪の下は意外と温度は下がらず、零度前後だったりするのですよね。豪雪地の方々にはお見舞い申し上げます...
ヒャクニチソウ(百日草)は名前の通り花期が長い夏の花のイメージですが画像は10月下旬のもの。百日は3ケ月と10日だからもしかすると7月半ばには咲きだしたことになる。「長い間花が咲いているよ」を表す名前は他にもありますねサルスベリ(百日紅)、センニチコウ(千日紅)千日紅は誇張しすぎでしょうアオスジアゲハ...
文章は省略しますコリウスの葉千日紅コセンダングサ...
薄紫のコスモスとキマダラセセリ配色が抜群元祖戦闘機スタイル。速いよ!...
成虫は花の蜜を糧に10日間ほどの期間を生きるという天敵はトンボ、ハチ、カマキリ、鳥など。多分肉食の生き物なら全てが天敵になるでしょう。言い方を変えると食物連鎖の底辺を構成する、これと言った武器や毒を持たぬキイロホソガガンボです外れやすい細長肢は、トカゲのしっぽのように敵に襲われたとき切り離して逃げるのでしょう。しかし10日間の生涯では生え替りは期待薄です。このモデルは左後肢が鮮明ではありませんが、ちゃ...
大人の肩ぐらいまである雑草が蔓延る斜面そこにムラサキツバメがやってきた止まった近寄れません(下手にかき分けて進むと衣類がひっつき虫だらけなって、後始末が超大変)逆に下草がきちんと狩り揃えられていたらこのチョウは来なかったかもしれない。数枚の写真を撮ったところで飛び去りました。...
横から見た図1 ごく普通のコミスジ横から見た図2 赤み(茶褐色)が強く出る角度横から見た図3 この角度だと表は白黒ツートンカラーに見えます開いた表面はこげ茶色です...
南方系のチョウのわりには、出回るのが(目にするのが)秋になってからなのは何故でしょうか。台湾とか沖縄方面から風に乗って飛んでくるとしたら、南風の吹く夏の方が体力的には有利だと思います。それとも初夏の頃九州あたりにはすでに到達していて休み休みエネルギーを補充しながら関東まで辿り着くのに時間をかけているとも考えられる。ただ沖縄以北においても毎年繁殖地域が観測され、次第に広範囲になっているとのことで、西...
日曜日(2/2)夕方ネットを参照していて、たまたまH3ロケット5号機打ち上げが17:30に行われるとの記事を目にしました10分前ぐらいからJAXAの中継に釘付けでした。打ち上げ前は、単にカウントダウンが10秒おきぐらいに流され、画像はロケット発射場を映しているだけで、興味がないと退屈しそうであります。しかしカウントダウンの進行とともに次第に緊張感が高まり、みるみるうちに5分前、3分前、そして最後の1分を迎えるに至りテ...
長い口吻を花びらの中心目がけてぴったり合わせないと吸蜜することはできません。精度の高い目とセンサーの代わりになる口吻、そして立ち位置を決定するため繊細な翅の動きを連動させなければなりません。この作業を何の苦も無く実現してしまいますオオスカシバ...
池に隣接する林とかそこから立ち上がる、木立に囲まれた岡への登り道そんな立地の日陰っぽい草むらでよく見かけます日当たりに出て来ない訳ではないけれども、日光を遮るもののない草地には姿を見せず、アオモンイトトンボやアジアイトトンボと環境を差別化しています。オオアオイトトンボ...
なんか凄い名を頂戴している(小さな)イトトンボアジアでは広範囲に生息する、イトトンボ界における代表選手なのでしたアジアイトトンボ...
夕焼け小焼けの赤とんぼ負われて見たのはいつの日か ※ねえやに背負われて見た赤とんぼは山の畑の桑の実を小かごに摘んだはまぼろしか十五でねえやは嫁に行きお里の便りも絶え果てた ※子守をしてくれたねえやは十五歳でお嫁に行った夕焼け小焼けの赤とんぼとまっているよ竿の先物哀しい歌でしたね。しかも(昨今の歌詞のように)喜怒哀楽を直接表に出さず、赤とんぼと夕焼けの情景描写だけに語らせる詩に感情移入してしまいます。...
基本的に単独行動が好きなイソシギ見える範囲に仲間はいません今回に限らず仲間と一緒のシーンとか群れで行動する場面は見たことがない気がする大群になって天敵から襲われる確率を極小にする種もいればあちらにポツン、こちらにポツンと点在することで見つかりにくくする戦略を取る種もいますね。まるきり逆の行動様式ながらそれぞれ生存競争でそれなりに生き延びているのは、結局のところ「絶対」なる戦略はないってことでしょう...
河口近くに水鳥や猛禽類を探しに行ってネタが見つからないときは河川敷の草むらに現れる小さな生き物の相手をするチャバネセセリ...
前回に引き続きキアシシギ岸辺から少し離れた場所に飛んで移動する翼があるのは便利ですよね水の上を数メートル移動することさえヒトにはできない芸当だし、裸足で水に浸るのも季節によっては躊躇します。...
成人の日はある年代以上の人にとって、今日1月15日が記憶に残るものです。それが1月第2週月曜日に移されたのは2000年、ハッピーマンデー構想によるものでした。つまり人為的に3連休を作って、観光、運輸、小売業などの隆盛に繋げようとする業界の強い思惑(別名圧力)があったのでした。第2月曜日方式には2000年に成人式を迎えた年代以前の人たち、つまり現在45歳あたりを境に違和感として捉えている人が多いのではないでし...
夏羽の場合は頭部が真っ白なのだけれど冬は後頭部に褐色のまだら模様が入る11月のウミネコは冬羽らしいポツンと一羽で存在すると何やら思慮深い哲学者の様相...
前回に引き続きキョウジョシギ飛び立つ場面の連続写真連写モードにすれば今のカメラは毎秒10枚とかそれ以上の枚数を簡単に得ることができる。フィルムカメラの時代だと1枚撮るごとにフィルム巻き上げなければならなかったから、連写は職人の領域ですよね。またはモータードライブなどと大がかりな巻き上げ機構を別に用意しなければならなかったところ。さらに普通のフィルムは36枚撮りが上限で、作品を量産しようとしたら大量のフ...
幼鳥は橙を含まない落ち着いた色合いこれはこれで成鳥と違った魅力を感じますし、成鳥にこの羽色を持つ別の種が存在しても許されるくらいです。嘴の先が鋭く尖って岩礁の石ころをひっくり返すのに都合がよさそうです。防潮堤の上から見下げる角度です。要するに上から目線っていうやつ水浴びを始めましたキョウジョシギ...
お堀の対岸にある石垣に止まっていた。写したのは寄り道しながら一周して戻ってきた時でした画像を整理しているとき、現場に着いて最初にカモ類を撮った写真の中に既に佇んでいる姿が写り込んでいるのに気が付きました。その間3時間半ほどで、夜行性とは聞いていましたが日中の不活性振りを目の当たりにしました。じっと見つめていると、全く静止しているわけではなくて、身繕いしたり上を飛ぶ猛禽類を気にしたり、結構動きはある...
逆光です暖かめとはいえ冬なのに我々ヒトとは温度感覚が異なり、むしろ気持ちがいいのでしょうね。でなかったらいつも水辺にいて、我慢比べのように水浴びなどするはずがありません。気持ちよかった~もしくは何事もなかったかのようにエサ探しを始めます。必要ならば冷たい水に潜りますよね。オカヨシガモ...
ヨシガモがいた環境に混在していたオカヨシガモ飛び出した個体を見つけレンズを向けた結果、かろうじて着水直前に間に合った名前からしてヨシガモの近縁種だと判断できる春が近づくにつれて雌雄のペアで行動する姿が増えてきます...
何羽かのうちの一羽が飛び出して場所を移動するその距離数十メートルぐらい。追随する仲間はいません土手の上から見下ろす感じです水草が浮いている場所に行きたかったようです。ヨシガモはなかなか飛ぶところを見せてくれませんから今回画像に残せたのは(私にとって)ラッキーです。...
日中の気温が10度を超えるとの予報を目にしてヨシガモ目的で出かけてみました。風も4~5mで過ごしやすいだろうと推察晴れ渡った空が水面に反映します密度は以前に比べて疎らになりましたが、それでも数十羽が渡ってきて滞在しているのは嬉しいですね。豊富な水草が彼らを惹きつける魅力なのでしょう。...
今年になって初めて出かけたフィールドでトモエガモを見た。もちろん初見です遠目に首を畳んでいるカモの姿があって垣間見える緑の部分がコガモにしては鮮やかだな、と思ったのが最初。フェンスに寄りかかって待っていると動き出すのが確認でき、数年前にこの場所に立ち寄ったと小耳に挟んでいた実物に外出頻度を少なくしている今頃になってお目にかかれるとは何という幸運か。その後天気が悪かったり風が強かったりで出かけていま...
送電塔は名前の通り電線を支えるための構造物です。通常は地図に現れるほどの長距離を電力の生成地から消費地に向かって点々と列をなして存在するものです。今回掲示したのはその果てしない配列の終端です。つまりこの先に送電線は伸びていません。京浜工業地帯が近く、また人口が集中・生活する首都圏の電力需要をまかなうため何百キロも先から旅をしてきました。高圧をかけられてきた電力が塔の直下にある変電施設に誘導され、電...
河口に着いて水辺を眺めているとさっきから競争するように飛び回っている2羽岸に近づくと身をひるがえして下面の白を見せ遠ざかったところで今度は背面を見せてターンします上から俯瞰すると反時計回りに2羽で円を描いているように見えるでしょう。各写真とも同じ場所から撮っているのですが、太陽光の角度や対岸にある建築物の反映によって水面がかなり異なって見えます30分もの間、飽きもせず追いかけっこをしていたイソシギ...
河口に向かう途中、南東方向から羽田に進入してくる飛行機を見るともなく見ているとある機(ソラシドAIR)がやおら機首を上げて上昇体制に入り羽田上空を通り過ぎます。小刻みに翼を左右に振りながら遠ざかりました。何らかの理由、例えば滑走路の混雑・渋滞が発生して着陸できない状況が生まれたのだと思います。その後やってくる他の機は正常に降りていきますから、強風や気候の問題ではなく何か突発的な出来事が原因と推察します...
川崎駅北口通路には地元をホームとするクラブのユニフォームが掲示してあります。駅の改札を出て最初に目を引くのは川崎フロンターレの青いユニフォーム10月終わりに市役所新庁舎が竣工し、展望階を一般公開していると聞いたので立ち寄ってみました。川崎市民はもちろん無料です(念のために添えると市民ですか?とか住民税を払っていますか?などと尋ねられることはないのでご安心を)こちらはロビーに飾ってあった川崎の名所スナ...
いつも元気印のキタテハ真冬でも雪の降らない地域では、陽気がいいと見かけたりする。暖冬化が進むとさらに活躍期間が長引きそうではあります。さて、週末を除きほぼ毎日更新してきた当ブログですが…明日以降は不定期更新になることを予告しておきます。...
シオン、秋の花です。外来種と思っていたら和名「紫苑」があるぐらい昔から知られた存在なのでした。あちこちにイチモンジセセリが吸蜜に訪れます。彼らの主たる活動期は晩夏から秋と見える。飛び立つ...
ハラオカメコオロギ、漢字で書くと原阿亀蟋蟀となり、表情を正面から眺めたとき下膨れの「おかめ」さんに見えるところから、また最初の「ハラ」は漢字から推察するに原っぱなどに生息するところから来ているのでしょう。何とか正面からの図をものにしようとするも、簡単に飛ばれて視野から消え、勝負が決まりました。...
腹部が赤くなるリスアカネ、頭部胸部は染まりません翅の先端に茶色の焦げ目がついている林のはずれにある小さな池とその周りがこのトンボの縄張りで、よそ者が入ってくると自分より大きなシオカラであろうとギンヤンマであろうと、強力に排除しようと追い回します。...
四阿の軒先にアサガオ用のネットが張ってあります近寄ると葉が虫食い穴だらけもっと寄ると犯人がわかりますヨツモンカメノコハムシでした(わんさといます)...
そこら辺で見かける普通種でなかったら時間的、空間的に限られた範囲にしか出現しないとしたらマニア垂涎の的となるだろうツバメシジミ。その価値は範囲に反比例して高くなる。動植物に限らず、人って何故希少物に憧れるのでしょうね。好奇心、自尊心、所有欲、征服欲、そして金儲けなどという俗物的な欲求がある人もいる。...
ヤマトシリアゲ♀、斑紋が光の反射によって紺青に見えることがある♂に比べて尻が短く、反らせてデモンストレーションはしない模様マツムラベッコウコマユバチと似ているけれど、口の形はまさにシリアゲムシ...
このトンボは基本的に止まるところを選びませんとがった棒や枝の先手すりに平行に止まったり葉先にもある場所が気に入ると、飛び立ってもまた元の場所に戻ってくる...
稲の害虫としてコメ農家に忌み嫌われるクモヘリカメムシ穂が出た頃から口吻を差し込み吸汁することで、米粒に斑点が付き商品価値を落とすだけでなく、しいな米となって収量にも影響するという。さらに葉裏に卵を生みつけ年2世代(以上)発生して被害を拡大させる。多発生すると農薬を使って駆除せざるを得ず、農薬の購入代金であるとか駆除するために労働力がとられても、簡単に出荷価格に上乗せするのは難しいから打撃が大きい。...
昔ながらの秋の花が咲き誇る菜園に、おなじみのチョウたちがやってくる斜面に階段を登って三面の畑があるのだけれど上の二面は借りてくれる筈の市民や小学校のクラスが誰も手を挙げてくれず、公園の植栽担当作業者も昨今の状況では手が回らないと見えて、1年で草ぼうぼうになってしまった。それをかき分けて探索していたら、草むらから脱出したところでズボン一面にひっつき虫がくっついているのに気がつきました。時すでに遅しで...