今回は、『完全版生ごみ先生が教える「元気野菜づくり」超入門』(吉田俊道:著、東洋経済新報社:2017年刊)という本をご紹介します。著者の吉田俊道氏は、九州大学農学部の修士課程を修了後、農業改良普及員として県庁に勤めたそうですが、有機野菜を自分でつくりたくて、勤続10年目に県庁を退職して農業を始めたそうです。そして、試行錯誤の末、有害とされる虫や菌が実は敵ではなく、自然界の物質循環を担う貴重な存在であることや、元気な土に植えた野菜は元気に育ち、虫も菌も寄りつかなくなるということを実際に体験して知ったそうです。また、例えば有機栽培のニラのビタミンC含有量は、市販品と比べて2~4倍多く、化学肥料と農薬で育てられたいまの野菜は、栄養価が昔と比べて著しく低下しているそうです。しかも、現在では野菜を生のままサラダで食...病気が治る元気野菜