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Developer's Blog

2006年07月 アーカイブ

タブブラウザ Sleipnir 用の plugins_ini_editor を作成 @RAPT

RAPT です。
※ plugins_ini_editor は Fenrir & Co. の公式なものではありません。
Sleipnir のインストール済プラグインの情報を編集するツール“plugins_ini_editor”を作成しました。
特徴

  • Sleipnir の場所を指定すると、Sleipnir の設定を読み取り、自動的にユーザの設定ファイルの場所を見つけます。
  • さらにインストーラ版を使用している場合、plugins.ini の場所を指定する際に自動的に探し出します。
  • そのユーザ固有の plugins.ini がない場合でも、新規に plugins.ini を作成する機能があります。
  • 画面で、Sleipnir.exe の場所を指定した後、[新規] ボタンを押下してください。
  • 更新時、自動的にバックアップファイルを作成します。
    バックアップファイルは、plugins.ini.000 の形式で、plugins.ini.999 まで連番で作成します。
    既に 999 まで存在する場合は、999 を上書きします。
  • このツールの設定ファイル(初期状態では plugins_ini_editor.ini)を変更することにより、本体の将来の仕様変更や、仕様追加にもある程度対応できます。
    plugins.ini 読込時などにこのツールの設定ファイルを作成します。(通常は、変更しないでください。)

スクリーンショット

備考
これは、作者 RAPT の個人的な趣味で作ったものなので、 Fenrir & Co. の公式なサポートはありません。
詳しくは、RAPT Labs を参照してください。

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タブブラウザ Sleipnir 2.45 をリリース (執筆:RAPT)

RAPT です。
2006/07/27 Sleipnir 2.45 正式版をリリースしました。
Sleipnir の新機能
Donut RAPT/Q ユーザにはお馴染みの、閉じたページの“戻る/進む”の履歴を復元する機能が搭載されました。

  1. いろいろなページを閲覧していると、タブごとに、“戻る/進む”の履歴が溜まっていきます。

  2. ウェブページを見ていて、特に調べものをしているときなど、いろいろなページを行ったりきたりすることが多いかと思います。
    基点となるページがあって、そのリンク先を新規タブで開いて見ているスタイルだと、時々、勢い余ってタブを閉じ過ぎてしまうこともあります。
    これを一度閉じてしまうと、[Ctrl + L] などでタブを開きなおしたときに、前回まで見ていた、“戻る/進む”の履歴はなくなってしまいます。

  3. ページを開きなおすと、“戻る/進む”の履歴はなくなっています。

  4. 今回の新機能の“戻る/進む”の履歴復元機能を使用すると、閉じる直前まで開いていた“戻る/進む”の履歴も復元できます。
    また、間違ってブラウザを終了してしまった場合でも、従来は、見ていたページだけしか復元できませんでした。ところが、この新機能を併用すれば、終了時と同じ状態で作業を再開することができます。

Sleipnir の安定化
Sleipnir 2.40、2.41 で Sleipnir を使用中に強制終了されることがあるという報告に基づいて、強制終了しないよう、いろいろな対策を施しました。
Sleipnir が強制終了された場合に出現する、品質向上フィードバックのお陰で強制終了しないようにする修正作業がかなり促進されました。
詳細な発生手順等を書いて頂いてありがとうございました。今後も品質向上に努めていきたいと思います。
また、今回の新機能の1つである、“戻る/進む”の履歴機能は、Sleipnir ユーザー参加開発フォーラムに寄せられた要望の順位付けに基づいて開発されました。
Fenrir & Co. では、ユーザーの皆様に Sleipnir に搭載したい機能の内容とその優先度を決めて頂き、タクヤがその機能の実現を行なっています。
Fenrir & Co. のメンバーもユーザーも一団となって、よりよい Sleipnir を作っていきたいと思います。
Sleipnir 2.45 正式版をダウンロード
開発こぼれ話
基本的に、RAPT が知っている技術を使う場合、RAPT がその技術・手段を教え、その一方で、Sleipnir で実現するための方法やその影響範囲などを教えてもらいつつ、開発を行なっています。
今回の“戻る/進む”の履歴を復元する機能は、拙作の Donut RAPT で既に搭載していたため、その実現方法と手順を提供しました。
Sleipnir の処理は Donut RAPT よりも多岐に渡っているために影響範囲が大きく、相談しながら実装を進めていきました。
そのお陰で、σ(^^)も Sleipnir の仕組みが少し分かってきたような気がします。:D

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Web開発補助ツール Hawkeye を試験公開

タブブラウザ Sleipnir 用の plugins_ini_editor を作成 @RAPT
Web開発補助ツール Hawkeye を試験公開しました。
Hawkeye ダウンロード
Hawkeye の動作には UserAction Extension が必要です。
CSS レイアウトや Web 標準への対応、Web アクセシビリティへ配慮や SEO 対策などでWeb 開発は複雑になる一方にもかかわらず、その開発手法はブラウザで確認してエディタで調整という古い方法から変わらずにいました。
補助するツールもいくつか存在しましたが、それらは多くの機能を取り入れすぎたあまりに、探すための機能がどこにあるか探さなくてはいけないという本末転倒な状況にありました。
Hawkeye はエクスプローラバーに機能を配置したことで、多彩な機能を搭載しながらも一目で機能の場所がわかります。
エクスプローラバーを表示すると横幅が狭くなりますが、現在は解像度の高いディスプレイが主流である一方でWeb ページの横幅は 800 ピクセル前後に合わせて作られることが多いため、実際の使用ではそれほど支障がないと考え、使いやすさを優先して設計しました。(エクスプローラバーの表示切替は F1 キーで行えます)
また、機能の種類ではなく作業の種類別に機能を配置することで、必要な機能だけを使うことができるシンプルな UI を目指しています。

Hawkeye は発展途上のプラグインです。Web 開発者の皆様の意見を取り入れながらと思いますので、Fenrir User Community の Developer フォーラム までぜひご意見、ご感想をお寄せください。

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