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最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 林真理子

748 (税込)
発売日2017年10月06日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) サイコウノオバハン ナカジマハルコノレンアイソウダンシツ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2017年10月10日
ISBN 978-4-16-790936-9
Cコード 0193
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書店在庫
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最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 林真理子

748 (税込)
発売日2017年10月06日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) サイコウノオバハン ナカジマハルコノレンアイソウダンシツ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2017年10月10日
ISBN 978-4-16-790936-9
Cコード 0193

ムチャクチャなオバサンが活躍する痛快エンタテインメント

中島ハルコ52歳、バツ2、女社長。自称・いま最もブレイクしているオバハン。金持ちなのにドケチで、口の悪さは天下一品。新幹線ホームのキヨスクで週刊誌を立ち読みしたり、大地震が起きたとき、無理矢理運送会社のトラックに自宅まで送らせたりといった無茶苦茶なエピソードが満載。そんな彼女の周りには、なぜか悩みごとを抱えた人間が寄ってくる。「十年間付き合ってる不倫相手に貸した三百万円が返ってこない」「老舗の和菓子屋の跡継ぎ息子がミュージシャンになると言い出した」「自分の学歴(東大卒)が高すぎてオトコができない」「40過ぎてやっと結婚したい相手が現れたのに、同居している実家の両親が結婚に猛反対」など、さまざまな相談が持ち込まれる。これらの悩みを、ハルコは決してきれいごとは言わず、独特の人生観によって解決していく。
心あたりのある人は読んで恐ろしくなり、若い読者にとっては、きたる人生の参考書にすらなるのではないだろう。常識にとらわれず、本音で行動するハルコの歯に衣着せぬ物言いには、聖人君子の教えにはない、不思議な説得力がある。胸のすくような啖呵と、ハルコの傍若無人なようで鋭い洞察力が、悩める人々の背中を押してくれる、痛快エンタテインメント小説。

目次

ハルコ、パリで熱弁をふるう
早くもハルコが語る
ハルコ、夢について語る
ハルコ、縁談を頼まれる
ハルコ、愛人を叱る
ハルコ、母娘を割り切る
ハルコ、セックスについて語る
ハルコ、主婦を叱る
ハルコ、不倫を嘆く
ハルコ、カリフォルニアに行く

担当編集者より

オバハン年齢に達して何年になるだろう。ある一定の年齢に達すると、ハルコのようなオバサンは理解できるのではないでしょうか。仕事に対して真摯で、ドロドロした男女関係を好まず、一本筋の通った人生観をもっている。わがままで自分勝手で毒舌だけど、決してきれいごとは言わない。そんなハルコが』身近にいたらどんなにスカッとすることか。そんなことを想像しながら楽しく読める作品です。

著者

林 真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で第20回島清恋愛文学賞を受賞。主な著書に『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『最高のオバハン中島ハルコの恋愛相談室』『愉楽にて』などがあり、現代小説、歴史小説、エッセイと、常に鋭い批評性を持った幅広い作風で活躍している。『西郷どん!』が2018年のNHK大河ドラマ原作に。2018年紫綬褒章受章。2020年には週刊文春での連載エッセイが、「同一雑誌におけるエッセーの最多掲載回数」としてギネス世界記録に認定。同年菊池寛賞受賞。2022年野間出版文化賞受賞。近著に『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』『成熟スイッチ』がある。

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