撮影・特撮・文=古賀 学 . トミカ・プラレール・ガンダム ぼくには現在3歳の息子がいるのだけど、その息子がトミカやプラレールでひとりで遊ぶ様子をこっそり観察しているのが好きだ。彼は頬を床につけながら並べたミニチュア車両を超ローアングルで鑑賞して楽しんでいる。彼の頭の中には実物大の消防車や新幹線がイメージされていると思うと、見ているぼくも楽しくなってくる。 2009年お台場潮風公園に高さ18メートルのガンダムが大地に立った。日頃から「モビルスーツが実在したらきっとこんな感じだろう」という想像で頭がいっぱいのぼくは、お台場に立つガンダム立像を見て「あれ?なんだか想像していたのと違うな」という印象を持った。でも、想像していたのとは違うけど、想像を超える「巨大なガンプラ」としての存在感・・・違和感に感動して大笑いした。感動を起こす強烈な違和感なんて簡単につくりだせるものではない。その潮風公園から