米OpenAIは12月20日(現地時間)、新たなAIモデル「o3」を発表した。12日間に渡って開催してきた配信イベント「12 Days of OpenAI」の最終日となる12日目に発表した。同社が一般公開している中で最高性能の「o1」よりも性能が高く、汎用人工知能(AGI)としての性能を評価するベンチマークでもこれまでにないハイスコアを記録したとしている。 o3は、高度な推論が可能な「o」シリーズの最新AIモデルで、o1の次世代モデルに当たる。o3の他にも、小型モデルに当たる「o3-mini」も開発。o3-miniは、o3よりも思考時間が短く、コスト効率も優れているという。 なぜ「o2」ではなかったのかというと、スペインの通信業者Telefonicaが英国やドイツ向けに展開するブランド「O2」と被るのを避けるためと、OpenAIのサム・アルトマンCEOは説明している。 性能については、推論