FeliCaに対応、スマホが決済端末になる「Tap on Mobile」の可能性:モバイル決済で店舗改革(1/2 ページ) 店舗のキャッシュレス化を進めようとする中、課題の1つとして挙げられるのが決済端末の更新だ。これまで、現金のみのキャッシュレジスターだった店舗も、一部の電子マネーなどに対応していたレジの店も、キャッシュレス化を拡大しようとすると、それに応じた決済端末の導入が必要になる。 特に個店のような小さな店舗の場合、レジ周りが狭く、複数決済に対応したリーダーを増設するようなスペースがない場合もあり、導入に対するハードルが高い。そうした現状に対して、より手軽にキャッシュレス化、特にクレジットカード対応を可能にする「Tap on Mobile」「Tap to Phone」などと呼ばれるソリューションが登場している。 これは、スマートフォンをクレジットカードのリーダーとして扱い、タッチ決
広島県内を中心とする交通機関で使えるICカード型乗車券、PASPY(パスピー)の運営協議会は2025年3月末でサービスを終えると発表した。機器の更新費がかさむと判断したためで、協議会事務局の広島電鉄が24年10月に新たな乗車券システムを導入する方針。一方、アストラムラインを運営する広島高速交通は広電の新システムへの不参加を表明した。 パスピーは2008年にサービスを開始。広電や広島高速交通、いわくにバス(山口県岩国市)など県内と近郊の32社の公共交通機関で使える。発行枚数は累計190万枚。 広電によると、運賃計算ができる車載器やサーバーの7、8年ごとの更新費用が約40億円以上かかる。広電の負担もその約半分に及ぶという。コロナ禍などで各社の経営状況も厳しいなか、協議会はパスピーの終了を決定した。 広電はNECなどと組み、新たな乗車券システムの開発に乗り出した。広電の椋田昌夫社長は導入理由につ
KDDIはauとは別に展開する「UQモバイル」で、20ギガバイトで月額3980円の新たなプランを発表しました。 通話のオプション料金や各種の割り引き、それに消費税を含まない金額で、来年2月以降に導入します。 またソフトバンクは、第2ブランドの「ワイモバイル」で、20ギガバイトで月額4480円の新たなプランを発表しました。 各種の割り引きや消費税は含んでいませんが、1回当たり10分以内の国内通話が無料で、ことし12月下旬に導入します。 番号を変えずに契約先の会社を乗り換える手続きについても、来年春をめどに現在3000円の手数料をすべての窓口で無料にし、ネットでは24時間、手続きできるようにします。 携帯電話料金をめぐって、政府は海外では20ギガバイトで月額5000円を下回る国も多く、日本の料金は割高だと指摘しています。 菅総理大臣が携帯電話料金の値下げに強い意欲を示す中、両社とも20ギガバイ
熊本県でバスや鉄道を運行する5社は28日までに、「Suica(スイカ)」や「ICOCA(イコカ)」といった全10種の交通系ICカードによる決済から年内にも離脱する方針を明らかにした。機器更新に計約12億円かかることなどが理由で、クレジットカードのタッチ決済などに切り替える。5社によると、導入後に離脱するのは全国初としている。 5社は九州産交バス、産交バス、熊本バス、熊本都市バスと、鉄道とバスを展開する熊本電気鉄道で、平成28年に決済システムを導入した。保守契約が来年3月末で切れ、約900台の機器を入れ替える必要がある。5社の路線で交通系ICによる支払いは24%を占めるが「赤字続きで払える額ではない」と理解を求めた。 早ければ年内に交通系ICの利用を停止し、来年4月から、読み取り用機器で対応可能なクレジット決済やスマートフォンのQRコード決済を使えるようにする。費用は約6億7千万円に抑えられ
楽天ペイアプリでSuicaが使えるように! 「楽天ペイ」アプリのSuicaサービス開始画面のイメージ(画像:JR東日本)。 楽天ペイメントとJR東日本は2020年5月25日(月)、スマートフォン決済サービス「楽天ペイ」のアプリで、JR東日本の交通系ICカード「Suica」の機能を利用できるサービスを同日に開始したと発表しました。 楽天ペイアプリ内でSuicaの発行やチャージ(入金)、Suicaによる支払いが可能に。また、楽天カードを支払元に設定し、楽天ペイアプリでSuicaにチャージすると、200円につき楽天ポイント1ポイントが付与されます。 対象端末は「おさいふケータイ」に対応したAndroid端末。Suicaにチャージできるクレジットカードは楽天カードです。楽天アプリ内のSuicaは定期券やSuicaグリーン券の購入などには対応していません。これらはモバイルSuicaアプリで利用が可能
政府のポイント還元制度を追い風にキャッシュレス決済が浸透してきた。注目度が高いのはスマホを使ったQRコード決済。サービスが乱立し、ポイント還元率の高さで利用者ひきつけるシェア争いが話題だ。一方、その陰で目立ちにくいが、同じキャッシュレス分野で3月末に向けて確実に進む動きがある。クレジットカードのセキュリティー対応だ。【毎日新聞経済プレミア・渡辺精一】 ◇IC化で取り残された日本 クレジットカードは、近年、情報漏えいや不正利用が問題になっている。日本クレジット協会によると、カードの不正利用被害額は2018年で235億円と12年の68億円から3倍以上になった。その8割は番号盗用。カード情報を盗み出し、それを基に通販サイトで高額品を買いあさるような手口だ。 実店舗では、カードの磁気ストライプを読み取る決済端末に仕掛けをして、情報を盗むスキミング被害がある。ネット上では、ショッピングサイトにサイバ
JR東日本とPASMO協議会、東京臨海高速鉄道は8月20日、記名式の「Suica」と「PASMO」カードの販売を9月1日から再開すると発表した。半導体不足により2023年8月から休売していたが、「半導体の供給が回復し、今後も継続して供給できる見込みが立った」として再開を決めた。 2023年6月から販売を休止している無記名のカードは、「販売を再開すると在庫不足になる可能性が高い」ため、まだ再販売しない。 販売を再開するのは、記名式の「Suica」「りんかいSuica」と「PASMO」カード。 今後の販売状況で、紛失時の再発行などの継続に必要な在庫の確保が難しくなった場合は、再度販売を中止する可能性があるという。 ここ1年ほどでSuicaエリアになった青森、盛岡、秋田、山形県では無記名Suicaカードの新規発売を継続していたが、9月1日からは、他のエリアとサービスを統一して無記名式カードの販売
全国の家庭に日常的な支払いでの決済手段を尋ねたところ、現金の割合が過去最低となった一方、クレジットカードと電子マネーの割合はともに過去最高となり、家計のキャッシュレス化が進んでいることが明らかになりました。 日銀に事務局を置く金融広報中央委員会は去年8月から9月にかけて「家計の金融行動に関する世論調査」を行い、2人以上の世帯、2052世帯から回答を得ました。 それによりますと、買い物など日常的な支払いの主な決済手段を複数回答で尋ねたところ、1000円以下の決済で、現金の割合は前の年(2019年)の84%から70.8%に低下した一方、クレジットカードは9.1%から14.1%に、電子マネーは18.5%から29.6%にそれぞれ上昇しました。 また、1万円を超え5万円以下の決済でも、現金の割合は前の年の48.5%から33.9%に低下した一方、クレジットカードは58.5%から65.1%に、電子マネー
ひと昔前までは、クレジットカードによる決済といえば、一定の金額以上の取引が対象だったが、タッチ決済の導入で最近は少額の買い物でもタッチ決済という例が増えている。 全国の交通事業者の間でもタッチ決済が急速に普及している。利用者が行う一連の動作はSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)などの交通系ICカードと変わらない。前登録もチャージも必要ない。タッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカードや同カードが設定されたスマートフォンなどを改札機の専用読み取り機にかざすだけで乗車が可能となる。 改札を出る際はカードを読み取り機にかざすと瞬時に移動距離に応じた運賃が支払われる、いわゆる「後払い乗車サービス」である。 「インバウンド向け」として普及 国内では国際カード首位のVisa(ビザ)が普及に力を入れていることもあり、「ビザタッチ」と呼ばれることもあったが、現在はVisaだけでなくJCBなど
Published 2022/10/21 10:29 (JST) Updated 2022/10/21 16:41 (JST) スマートフォンに表示したQRコードをかざすと通過できる新型の自動改札機を、JR東日本が2024年春に実用化する方針を固めたことが21日、同社関係者への取材で分かった。新幹線・在来線の駅に設置する工事を年内に始め、24年春から首都圏以外の地域で順次利用可能となる見込み。首都圏は駅や改札機の数が多く、準備が整った段階で対応する。 交通系ICカード「Suica(スイカ)」が01年に導入されて以来の大幅な仕様変更。導入に伴い、JR東は裏面が黒い磁気切符の削減を進め、将来的には廃止も視野に入れる。切符読み取り部のメンテナンスなどにかかるコストの削減が可能。
国際興業に続き、3月もサービスを終了する事業者が続きます。 国際興業は2月末にサービス終了 バス特の特典チケットがつくと、ICカードリーダーから「チケットがつきました」と音声が流れる。写真はイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。 複数のバス事業者が、「バス利用特典サービス」(バス特)を終了すると発表しています。西東京バスは2021年3月12日(金)、伊豆箱根バスは25日(木)、相鉄バス、西武バス、西武観光バス、東武バスグループは31日(水)をもってポイント、チケットの付与をそれぞれ終了する予定です。 理由について各社は「開始から13年が経過し、ICカード普及・促進という当初の目的を達した」ためとしています。なお、現行のバス特で付与されたバスチケットは、付与された日から10年間有効です。 バス特は、ICカード(PASMOまたはSuica)で路線バスを利用すると、1か月に1000円分乗車した
タッチレス改札、チャージ不要の「後払い」も 発表によれば、10年以内にタッチレスで改札を通過できる「ウォークスルー改札」、および改札のない駅で「位置情報などを活用した改札」の導入を目指す。これらはセンターサーバー型システムへの移行によって実現し、「改札はタッチするという当たり前を変える」としている。 2026年秋にはモバイルSuicaアプリを大幅リニューアルする。Suicaの上限額である2万円を超える決済にも対応する「コード決済」機能や「個人間送金」機能なども実装する。 なお、将来的には、Suicaにクレジットカードや銀行口座を紐づけることで、チャージ不要で利用できる「後払い」機能の実装も目指すという。 2028年に「新しいSuicaアプリ」導入、Suicaエリアも統合 加えて、2028年度には新しい「Suicaアプリ」(仮称)を公開する。同アプリでは、サブスクリプション型の鉄道チケットや
導入費、富山市が全額負担 富山地方鉄道(富山市)は10日から、Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)など全国交通系ICカードの利用を始める。これまで使えなかった全国系カードで市内電車の運賃が支払えるようになるが、富山地鉄のICカード「えこまいか」「パスカ」を使うと運賃は1回180円に割り引かれるのに対し、全国系は通常料金(210円)のまま。市が導入費を負担した公費事業ながら、一部の利用者だけが恩恵を受ける「二重運賃」に「分かりにくい」と批判も出そうだ。 新たに対応するのは10種類のICカード。あいの風とやま鉄道(富山市)が導入する「イコカ」を持つ県民や県外の観光客らが日頃使うカードで運賃を支払えるメリットがある。 ただ「イコカ」などの利用者の運賃は割引対象外となる。運賃差を知らず「カードなら割引額」と勘違いしたまま利用を続けるケースもあるとみられる。 富山地鉄は「えこまいか」と「パスカ
JR東日本、PASMO協議会、東京モノレール、東京臨海高速鉄道の4社は、「Suica」「PASMO」カードについて、すでに販売を中止している無記名式に加え、記名式も8月2日から販売を中止すると発表した。6月20日には無記名タイプのSuica/PASMOカードの販売を停止していた。 対象は、記名式「Suica」「モノレールSuica」「りんかいSuica」「PASMO」。定期乗車券の新規発売、小児用カード、障がい者用カードの発売、カード障害や紛失時の再発行サービスについては継続する。また、5月にSuicaの提供を開始した青森・盛岡・秋田エリアにおいては、無記名/記名ともにSuicaカードを引き続き購入できるとしている。 その他、「PASMO 企画乗車券」「バスの持参人式PASMO 定期券」などの一部の無記名カードは販売を継続。短期間の訪日外国人観光客向けカード「PASMO PASSPORT」
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