日本IBMは2020年2月23日に起きたデータセンター障害について、定期保守時に電源装置の故障が重なったことが原因だったと2月25日に明らかにした。電力供給が4分間途絶え、住信SBIネット銀行などで主要な取引ができなくなった。現在は復旧している。 システム障害が起きたのは日本IBMの関東地方のデータセンター。定期保守時に電源装置の1つに複数の故障が発生し、データセンターの一部で電力の供給が途絶えた。日本IBMは詳しい原因を調査中という。 住信SBIネット銀行は7時間以上にわたって、振り込みや残高照会などほぼすべての取引ができなくなった。八十二銀行や筑波銀行、武蔵野銀行といった複数の地方銀行でもATMやインターネットバンキングなどを通じた取引ができなくなった。