ネット広告ガイドクリエイターインタビューWieden+Kennedy Tokyoでアートディレクターとして活躍する大野 真吾氏は、国内外における有数の企業のブランディングからアーティストとの実験的なプロジェクトまで、さまざまなタイプの案件を手がけています。そうした幅広い経験が、Webをはじめとした広告での多様なアイデアにつながっているそうです。今回は、伝統ある老舗ブランドのブランディングからミュージシャンとの実験的なiPhoneアプリまで、その制作プロセスや込められたストーリーについてお話を伺いました。 企業のストーリーを紡ぐことを大切にする―Wieden+Kennedyは世界的に知られたエージェンシーですが、どのような特徴を持つ会社でしょうか。 大野:アメリカに本社を置き、世界各地に支店を持つクリエイティブエージェンシーです。もともとはテレビCMを得意とする会社として実績を上げてきました