RustのGUIライブラリとその中でのgtk-rsの位置付け 今現在、RustでGUIアプリケーションを開発するためのライブラリ/フレームワークは多種多様です。 突出して優れたものがあるわけでもなく、これを使えば間違いないと言えるものはありません。このような状況では、何を使えばいいか見当がつきませんが、それでもやりたいことから多少の取捨選択はできます。 百家争鳴のライブラリ群から類型をみると、大きく分けて自前スタックのタイプと既存のライブラリのバインディングになっているものがあります。 自前スタックのタイプはウィンドウ内のボタンといったウィジェットなども含めてすべて自前で実装しているものです。icedやeguiなどがあります。これらを基礎づけているのがwinitというライブラリで、ウィンドウを作る部分を担当しています。winitはRustの対応プラットフォームの多さを活かして、デスクトップ