個人開発によって生まれたプロダクトにはどのような思いや情熱が込められているのか。「個人開発者に聞く開発の美学」は、さまざまなプロダクトを開発している個人開発者に、これまでの経緯を振り返っていただき、開発に対するこだわりを深掘りしていくインタビュー企画です。 第1回目の今回は、入江慎吾氏にこれまでの個人開発を振り返りながら、それぞれの開発に対するこだわりや開発の裏側などをおうかがいしました。 受託開発をする中で芽生えた「自分でビジネスをしたい」という思いーーまずは、個人開発に至るまでの経歴を教えてください。 入江慎吾氏(以下、入江):この業界に入って20年ぐらいなんですが、もともとはWeb制作会社でホームページを作る仕事をやっていました。 10年後に独立して、デザインとか、プログラミングとかをやっていたのですが、最終的にはエンジニアが一番自分に合っていると思ったのでフリーランスエンジニアにな