水産研究・教育機構(横浜市)は完全養殖のウナギを量産するのに必要な基幹技術の特許を取得した。稚魚を従来の10倍の多さで飼育できる水槽に関する特許と、安価に高成長が見込める餌に関する特許の2つだ。ワシントン条約で国際取引の規制が検討されるなど天然資源の保護意識が高まる中、環境負荷の少ない養殖に期待が集まる。水研機構は水産庁所管の国立研究開発法人。2010年に世界で初めてニホンウナギの完全養殖に成
睡眠不足が身体に悪影響を与えることは広く知られているが、極度の睡眠不足がなぜ死に至るのか、その具体的なメカニズムは長年の謎であった。 研究チームはショウジョウバエを用いて、複数の方法で睡眠を妨げる実験を行った。具体的には、温度感受性のイオンチャネルを神経細胞に発現させて睡眠を抑制する方法、機械的な振動を与え続ける方法、睡眠調節遺伝子の機能を失わせる方法などだ。 いずれの方法でも、睡眠を90%以上奪われたハエは約10日後から死に始め、通常の寿命よりもはるかに短命となった。 睡眠不足のハエの体内を調べたところ、脳や筋肉などの組織には大きな変化が見られなかったが、腸だけに顕著な異常が認められた。腸内で活性酸素種(ROS)と呼ばれる有害な分子を蓄積させ、これが死因となることが明らかになった。 腸内では活性酸素種が徐々に蓄積し、10日目にピークに達していた。活性酸素種は不安定で反応性が高い分子であり
兵庫県養父市が同市大屋町宮垣の管理地でヤギ2頭を使った初の除草の実証試験を昨年4~10月に行い、その概要をまとめた。職員の除草作業の負担軽減に期待されたが、ヤギは食性に好き嫌いがあるほか、1頭が急死するなど成果は乏しかった。担当者は「生き物の管理の大変さがよく分かった」と話している。 除草場所は中山間地域のごみ処分跡地。これまで、同市の職員や委託業者らが人力で草刈りなどを行ってきた。しかし、急斜面では草刈り機の作業は危険が多い上、人件費や燃料費もかかるという課題があった。 そこで、他の自治体のヤギによる除草を参考に実証試験を実施。奈良県の業者からパンダ柄のトカラヤギ2頭を半年間(昨年4月22日~10月21日)にわたってレンタルした。事業費は約4万円。 市は雄に「アンディ」、雌は「リリちゃん」と名付け、跡地の試験地(約700平方メートル)に放し飼いし、職員らが3日に1回、飲み水の世話や除草の
コメ不足による価格高騰が続く中、水稲に被害を及ぼす特定外来生物の水草「ナガエツルノゲイトウ」が猛威を振るっている。茎や根の断片からでも再生して増殖することから「地球上最悪の侵略的植物」とも呼ばれ、今年2月現在で30都府県で見つかっている。1月に初めて確認された岡山県内では農家が除草などの対策に乗り出しているものの、侵入経路も不明で、コメの収穫への影響に懸念を強めている。 侵入経路不明で困惑岡山県内では1月、倉敷市内の小田川河川敷でナガエツルノゲイトウが初めて確認されると、5月には隣接する矢掛町の水田でも見つかった。 「どちらが先に繁殖したのか、関連性はあるのか、どこから侵入してきたのかも分からない」 県自然環境課の担当者は困惑の色を隠せない。 ナガエツルノゲイトウはナデシコ目ヒユ科に分類される南米原産の多年草。観賞用として日本に持ち込まれ、平成元年に兵庫県内の野外で定着しているのが初めて確
小泉農林水産大臣は、EU=ヨーロッパ連合がニホンウナギなどの国際的な取り引きを規制するようワシントン条約の締約国会議に提案する方針を決めたと明らかにした上で、ニホンウナギなどは十分な資源量が確保されているとして、提案に反対するよう各国に働きかけていく考えを示しました。 ワシントン条約は、絶滅のおそれがある野生生物の国際的な取り引きを規制していて、ウナギのうち、ヨーロッパウナギは、すでに規制の対象になっています。 小泉農林水産大臣は、27日の閣議のあとの会見で、EUがニホンウナギやアメリカウナギなど18種類のウナギも規制の対象に加えるようことし11月から開かれるワシントン条約の締約国会議に提案する方針を決めたと明らかにしました。 水産庁によりますと、日本は、ウナギの消費量のおよそ7割を輸入していて、ニホンウナギなどが規制の対象になった場合、輸入が滞り、価格の高騰などにつながるおそれがあるとし
【6月27日 AFP】英国の慈善団体は26日、毎年約600万頭のロバが中国の伝統薬のために殺されており、ロバに依存するアフリカの人々に深刻な影響を及ぼしていると発表した。 この問題の背景にあるのは、ロバの皮を材料に作られる中国の伝統薬「阿膠(あきょう)」だ。中国の調査会社によると、その市場規模は68億ドル(約9800億円)に上る。 中国ではロバの個体数が1992年の1100万頭から2023年には150万頭に激減していたため、その需要を満たすために別の調達先を確保する必要があった。その対象となったのがアフリカだった。 ロバの個体数はアフリカでも減少した。こうした状況を受けてアフリカ連合(AU)は昨年、屠殺などのロバ取引に関する行為を15年間中止するよう求めた。 この問題について、英国に拠点を置く慈善団体「The Donkey Sanctuary」は、「阿膠産業がロバの皮の大規模な国際取引を引
恐竜がいた白亜紀時代、海の中はイカだらけだった――。こんな研究成果を、北海道大学などの研究チームが科学誌サイエンスに26日、発表した(https://doi.org/10.1126/science.…
マダニを通じてウイルスが哺乳類に感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について、感染したネコの治療にあたっていた獣医師が死亡していたことが、わかった。獣医師も感染していた疑いがあるという。 関…
英ノーフォークでさえずるヨーロッパコマドリ(Erithacus rubecula)。鳥のさえずりは、うつや不安を軽減することを示した研究がある。(PHOTOGRAPH BY DAVID TIPLING, NATURE PICTURE LIBRARY) 科学者たちは、自然に触れると心が癒やされることを知っている。屋外に出れば体が活発になり、森に入ればストレスや心拍数、血圧が下がる。鮮やかに咲きほこる野の花々を見れば、畏敬の念が湧いてきて、自分という存在や頭の中で渦巻く問題などは途方もなく大きなものの一部にすぎないと思わされる。そして、鳥の歌声にも、私たちの脳を落ち着かせる効果があることが科学的に示されている。 しかし、鳥のさえずりが特別に感じられるのはなぜだろう? 「社会的な動物である私たちは、生きものとつながり合いたいと思うようにできているのです」。そう話すのは、米オーバリン大学の社会・環
『僕には鳥の言葉がわかる』(鈴木俊貴 著)小学館 小鳥たちの集まる餌場で、青年はかれらが言葉をかわすのを聞いた。 むろん実際に耳にしたのは鳴き声に過ぎない。しかし様々な野鳥からなる「混群」の鳥たちが、異なる種類の鳥が出す声に反応することに観察者は気づいた。彼はそれが他の鳥たちへの「おーい餌があるよ!」という呼びかけではないかと考えたのである。 本書の筆者・鈴木俊貴青年は、フィールドワークを重ねてデータを集め、検証する。確かに鳥たちは音声で情報を伝えていた! それだけでは終わらない。知りたいことは次から次へと現れる。雛たちに危険を知らせる、ヘビやカラスを表す語が存在している? 複数の単語で文章を組み立てているのでは? 筆者はそれらのミッションを知恵と根気でクリアしてゆく。「鳥の言葉」の実在を信じて。 そして最終的に彼が辿り着くのは「動物言語学」というおよそ前人未到の世界なのだ。これは手に汗握
2000~2020年までの米国本土の500種以上のチョウに関するデータを研究者がまとめたところ、チョウ全体の数はこの間に22パーセント減っていた。(Photographs By Darlyne A. Murawski, Nat Geo Image Collection) 2000年から2020年までの間に、米国本土のチョウが22パーセント減ったことが明らかになった。「これは警鐘です。私たちはこの数字を見て、チョウに限らず昆虫全般の状況について非常に大きな危機感を持たなければなりません」と、米ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の保全生物学者で、2025年3月6日付けで学術誌「サイエンス」に発表された論文の共著者であるイライザ・グレイムズ氏は言う。 昆虫の標本を広範囲にわたって採集するのは非常に難しい。だが、チョウは他のどの昆虫よりもモニタリング調査が行われている。北米チョウ協会(NABA)が
上楠 木ノ子(あがりくす きのこ) @kinoko_enfys 「生物学的性別」っていうの、突き詰めると配偶子形成のレイヤーになっちゃうので「出生時の性別」とか「外性器の形状」とかの方がより的確な気がする 性染色体だって必ずしもXXとXYに二分される訳ではないし、赤子の股間の凹凸見て決めてるだけのことを「生物学」って言っちゃうのはちょっと雑すぎる 2021-12-17 09:51:55 上楠 木ノ子(あがりくす きのこ) @kinoko_enfys ホモサピの雌雄に性的二型はある(本質的にパキッと分かれているのではなく人間が線を引いている)。だから性別適合手術(SRS : Sex Re-assignment Surgery)が存在するし、ホルモン治療や生活実態に合わせた「出生時に股間の凹凸だけで割り当てられた戸籍上の性別(gender)の移行」が制度として存在する。 2024-02-21
ホカホカ通信 @hokahoka_times youtube.com/live/aXAsMcmtJ… 👆アザラシ幼稚園ライブ🦭 zeehondencentrum.nl/en/how-to-help… 👆キャンワワちびすけアザラシたちのご飯代寄付はこちらから🐟🦭 みんな痩せててちいさいね、、、いっぱい食べてほしい…寄付すると寄付したアザラシのお写真とかがメールで届くんだって‼️ 楽しみ\\\ ٩( 'ω' )و ///❣️ 2024-08-01 18:39:33 リンク YouTube Seals live @ Seal Rehabilitation and Research Centre (Pieterburen, The Netherlands) [NL] Dit is het Golfbad, het grootste bassin van het Zeehondencent
【読売新聞】 博物館などで文化財を傷める虫やカビをガスで殺す「 燻蒸 ( くんじょう ) 」を行うことが、格段に難しくなる可能性が高まっている。国立博物館など全国の博物館で最も一般的に使われているガスの販売終了が決まったためだ。現在
北海道ではクマの出没が相次いでいますが、空知の奈井江町では地元の猟友会が町から要請を受けてもクマの駆除に参加しない方針を明らかにしました。報酬などで折り合いがつかなかったということです。 北海道猟友会砂川支部奈井江部会・山岸辰人部会長:「やっぱりヒグマは相手が違う。鉄砲持っているからって、米軍の特殊部隊相手にするようなもんだよ。この条件ではちょっとやってられない」。 怒りをあらわにするのは、猟友会の奈井江部会のトップ山岸辰人さん。去年、奈井江町ではクマが20件目撃されていて、ゴルフ場に出没した際には町から要請を受けて猟友会の山岸さんらが出動したといいます。 山岸辰人部会長:「100%ボランティア無償で」。 環境省によりますと、道内のクマの捕獲数は2014年度は555頭だったのが昨年度は1422頭に。ここ10年で3倍近くに増えています。 奈井江町は、去年市街地にクマが出たことを受け、先月、猟
シナモン文鳥「ぷっちょ」 @buncyosuki 何度か話した話だけど、オカメインコ飼いさんに、文鳥がよく怒る話をしたら、絶対に何か理由があって怒っているはずだから、それを止めるように注意された事があって、その時はそのまま流したんだけど、彼女は手の中に潜り込んできた文鳥が突然親指の存在に気づいて激怒するとかはきっと知らない シナモン文鳥「ぷっちょ」 @buncyosuki なんだか反響がいつもより早いからちょっと補足を念の為にしておくね。そのオカメインコ飼いの子は自分のオカメインコさんへの鳥愛が強くてとても好ましく思ったから流しただけであって、嫌に思って流した訳じゃないよ!そう返せるって事は、自分の鳥を大切にしている素敵な人ってこと!!! シナモン文鳥「ぷっちょ」 @buncyosuki 「気をつけてみる!」って言ってニコニコで流したやつだから、その子の鳥愛を愛しく思ったよ!いつもはこんな
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