住宅除染の現場=1月、福島県楢葉町政府の公式見解と自治体への非公式説明 【青木美希、鬼原民幸】福島第一原発事故後の除染について、政府が自治体に対し、今年度の計画達成は難しいことや、作業しても放射線量が下がらない場所の再除染を認めない考えを非公式に伝えていたことが分かった。「除染を加速させる」という公式見解と矛盾しており、明確な説明がないまま政策転換に動き出した。 政府は被曝(ひばく)線量を年1ミリシーベルト以下にする目標を掲げ、今年度までに1・5兆円を投入。福島県の11市町村の避難区域内を年度内に終える計画を公表し、安倍晋三首相も3月に「除染と復興の加速化」を表明した。一方、廃棄物の保管場所が確保できず、5市町では今も除染に着手していない。他も飯舘村で住宅除染の進捗(しんちょく)率が3月時点で1%など大幅に遅れている。 こうした中、11市町村中5市町村の担当者が環境省から4月以降に「
私の故郷の福島県相馬市 私の故郷は福島県相馬市です。相馬市の場所はこちらです。 生まれてから大学に進学するまで18年間、相馬で育ちました。東日本大震災では、地震・津波で甚大な被害を被り、原発事故による大きな影響も受けました。 相馬市は人口4万人の小さな街です。伝統行事・相馬野馬追いで歴史ファンには有名です。また、相馬市の松川浦からは豊富な海産物が採れ、海苔やホッキ貝の品質で有名で、松川浦の景観は「小松島」とも呼ばれて日本百景の一つに選ばれています。NHK連続テレビ小説「はね駒」の舞台にもなりました。 ただ、逆にいうと「それだけ」という面はあります。歴史・自然以外はすごく大きな特徴もなく、徐々に過疎化や高齢化が進んでいる地方の小都市の一つです。以前は人口ももう少し多かったのですが、今は4万台を割り込んでいます。 相馬の歴史 相馬家は鎌倉時代から幕末まで一度も領地替えがなかった大名家の一つでも
東京電力の福島第一原子力発電所事故後、放射線量の上昇などで使えなくなった原子力災害の対応拠点「オフサイトセンター」(OFC)について、総務省が事故の2年前に放射線防護対策などの不備を指摘していたのに対し、OFCを所管する経済産業省が抜本的な対策を取らなかったのは、「大規模事故は起きない」ことを理由にしていたことがわかった。 OFCの安全性を強調する問答集も用意していた。読売新聞社の情報公開請求に対し、同省が関連文書を開示した。原発の“安全神話”によりかかったもので、当時の基準や対応の甘さが改めて問われそうだ。 総務省は2009年2月、経産省に対し、原子力防災業務の改善を勧告。主な指摘は、福島第一を含め、東北電力女川、中部電力浜岡、北陸電力志賀、四国電力伊方の各原発から10キロ圏内にある計5か所のOFCに、空気浄化フィルターの付いた換気設備がなく、屋内に放射性物質が流入する危険性があるなどだ
デイサービスの送迎車に乗り込む菅野セツさん。後ろから来た寅雄さんも一緒に通う=福島県三春町震災前に比べ要介護者数が増えた被災自治体が挙げた介護の課題 【及川綾子、中林加南子】東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の42市町村で、介護や支援が必要な高齢者の数が、震災前と比べて約1万2千人(12%)増えたことが朝日新聞のアンケートでわかった。とりわけ原発周辺自治体での増加が目立ち、福島県の5自治体では2年間で40%以上増えていた。 津波被害を受けた沿岸部と東京電力福島第一原発事故の避難区域が設定された42市町村の高齢者担当課に聞いた。 42市町村の要介護者の総数は、2013年1月時点で10万9340人。震災前(11年1月)の9万7635人から、2年間で1万1705人増えた。地域別にみると、岩手県12市町村の増加率は4%(592人)、宮城県15市町で12%(6760人)だった。 それに対
東京電力福島第一原子力発電所の復旧作業に当たっていた50代の男性作業員が、体調不良を訴えて病院に運ばれ、27日夜、死亡しました。 東京電力は、「診断書を確認していないため、男性の死因は公表できない」としています。 東京電力によりますと、今月25日の午前9時すぎ、福島第一原発3号機の原子炉建屋で、カバーを設置する準備作業を行っていた50代の男性作業員が、福島県広野町にある会社の資材置き場で体調不良を訴えて一時心肺停止状態となり、いわき市の病院に運ばれました。 その後、27日午後11時半すぎに、男性が亡くなったと会社から東京電力に連絡があったということです。 この男性は、おととし6月から福島第一原発の復旧作業に当たっていて、これまでの被ばく量は、作業員の通常時の年間限度となっている50ミリシーベルトより低い、25ミリシーベルト余りだということです。 東京電力は、「診断書を確認していないため、男
Perhaps one day Aiko and Kenji Nomura will laugh about the Birthday Cake Incident. It happened last autumn. Aiko, a care worker from the city of Koriyama in Japan's Fukushima prefecture, was celebrating her 35th birthday. Her husband Kenji decided to surprise her. On the way home from his job at the post office, he picked up the biggest cake he could find. It was filled with whipped cream and deco
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、「科学者は“フクシマ”から何を学ぶのか」と題した公開シンポジウムが東京で開かれ、専門家の在り方などを巡って議論が交わされました。 このシンポジウムは日本学術会議の分科会が開いたもので、会場には120人余りが集まりました。 シンポジウムでは、6人の大学教授が人文・社会科学の観点などから、それぞれの意見を述べました。 “安全規制の2つの失敗” このうち、東京大学の城山英明教授は、10年余り前から、地震や津波の専門家たちの間では津波の予測が確実とは言い切れず、防波堤などの対策に限界があることが主張されるようになっていたが、そのことが原子力安全の専門家たちの間には感覚として伝わっていなかったと述べました。 また、原発に関する津波の危険性の評価について土木学会に委託していたのは、国ではなく電力業界だったと指摘しました。 つまり、事故以前の安全規制は「異なる
CROOKED CLEANUP (1): Radioactive waste dumped into rivers during decontamination work in Fukushima Cleanup crews in Fukushima Prefecture have dumped soil and leaves contaminated with radioactive fallout into rivers. Water sprayed on contaminated buildings has been allowed to drain back into the environment. And supervisors have instructed workers to ignore rules on proper collection and disposal o
The BBC's Rupert Wingfield-Hayes looks inside the Fukushima ghost town Entering the exclusion zone around the crippled Fukushima nuclear power plant is an unnerving experience. It is, strictly speaking, also illegal. It is an old cliché to say that radiation is invisible. But without a Geiger counter, it would be easy to forget that this is now one of the most contaminated places on Earth. The sma
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