少々乱暴な言い方ですが アホなファイナンスを放っておけない このところ日本のスタートアップがNHKやAERA、日経ビジネスほかマスコミに取り上げられている。日本でもインキュベーターやスーパーエンジェルが毎週のように生まれ、スタートアップ・コンテストは花盛り。学生を含む若い世代にも注目され、アクセラレーター・プログラムでもその存在は目立っている。 しかし、世の中そんなに甘いものではなく、簡単にうまくいくわけではない。 ただし、起業熱が高まっているのは、経済全体にとっては良いことであり、応援されるべき現象だ。起業家たちは、応援され、注目されるばかりでなく、自らのビジネスにあるさまざまな課題を認識し、改善して進歩させなければ、事業内容は充実していかないことは言うまでもない。 今回はスタートアップの資金調達について考えてみたい。最近の傾向として、小額な資金のみで贅肉のないスリムな財布でスタートする