通常は、GCPプロジェクトに対してオーナー(Owner)や編集者(Editor)などの権限を付与すると、すべてのGoogle Cloud Storage(GCS)バケットにアクセスできてしまいます。そこで、一部の人に対して、特定のGCSバケットのみアクセスできるようにしたいと思います。 GCSバケットのアクセス制限について調べると、GCSバケット側で権限追加する方法が紹介されています。この方法は簡単なのですが、どのGCSバケットにどのユーザー、サービスアカウントがアクセス許可されているのかがわかりづらいです。 そこで今回は、IAM Conditionsの機能を使って、IAM側でGCSバケットのアクセス制御を行ってみます。 IAM Conditionsとは GCPのIAM(Cloud IAM)において、リソース名や時間などを条件にアクセス制御を定義する機能です。AWS IAMにおいてポリシー