ComSys 2018でしゃべったスライドです。音声なしでは非常に不親切なスライドかとは思いますが公開しないのも違うかなと言うことで公開します。
この連載をはじめてから、毎年この連載の記事でAdvent Calendarに参加してきました。昨年までは、この連載の記事で"Linux Advent Calendar"に参加してきました。 今年は参加するカレンダーを少し変えて、まずはこの記事で私が所属する会社のAdvent Calendarであるファーストサーバ Advent Calendar 2017の5日目に参加してみます。あまりたくさんの人が興味を持たなさそうな話題なので、会社のAdvent Calendarにマッチするのか心配です (^_^;)。 さて、Linuxでコンテナでリソース制限を行うための機能として、この連載では第3回から第5回まで3回に渡ってcgroupについて解説しました。 cgroupは、多くのLinuxディストリビューションでinitとして採用されているsystemdが使っていますので、今やLinuxをお使いであ
さて、今年もAdvent Calendarの季節になりました。例年通り今年もいろいろなカレンダーがあって盛り上がっていますね。筆者もいくつかエントリしたので、そのための記事を書くのが大変です。 そのエントリしたカレンダーのひとつがLinux Advent Calendar 2016です。一昨年から、この連載の記事をLinux Advent Calendar 2015、2014へのエントリと兼ねて書いてきました。 今年も同様に、この記事をLinux Advent Calendar 2016 13日目の記事として書きました。Linux Advent Calendar 2016には今年もマニアックで面白いエントリが並んでいますね。 昨年のエントリ(第30回)は、Linuxカーネルに新たに追加されたcgroupのpidsサブシステムを紹介しました。今年は、Linuxカーネルが持つコンテナ関連機能と
CPUやメモリ、IOといったリソースの制限下でとあるコマンドを実行させたい場合に、cgroup上に何かgroupを作ったりしてからcgexecを実行して、実行後はそのgroupを消す、といったような一手間かかる方法がほとんどでした。 実行後のgroupも綺麗にしたい、といった所まで考えるとなかなか手間がかかっていたので、それらを全てワンラインでできるrconというワンバイナリで動くツールを作りました。 github.com 例えば、負荷サーバでの調査ツールを流す際に、CPUとかIOとかを制限しつつドロドロ実行したい場合等に便利です。Linuxのcgroup対応した環境でのみ動きます。 使い方 ほぼREADME通りなのですが、オプションは代替以下のようになっています。 --memは変なので--memoryに変更しました!! ./rcon --help Usage: rcon [options
前回は、コンテナの仕組みとLinuxカーネルに実装されているコンテナ関連機能のひとつである名前空間について説明しました。今回は名前空間と並んでコンテナの実現に重要な役割を担っているcgroupについて説明していきます。 cgroupは2006年9月にGoogleのエンジニアによって最初のパッチが投稿され、2.6.24カーネルで最初のマージがなされた機能です。2010年にリリースされたRed Hat Enterprise Linux 6.0にこの機能が搭載され、専用のマニュアルが存在したことから、使ったことのある方や、名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。 cgroupは"Control Group"の略です。プロセスをグループ化して、そのグループ内に存在するプロセスに対して共通の管理を行うために使います。たとえば、ホストOSが持つCPUやメモリなどのリソースに対して、グループごとに制
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