エンタープライズ用途でのマッシュアップ マッシュアップというと、オープン系のAPIやWebサービスを組み合わせて、主にエンドユーザー向けのサービスを構築するというイメージが強い。実際、このようなマッシュアップで斬新なサービスが創出されている。反面、エンタープライズ用途でマッシュアップというとあまりなじみがないかもしれない。東京ガスでは、IBM InfoSphere MashupHub(以下、MashupHub)を利用し、業務システムでのWebサービス開発を効率化できるか否かの実証実験を行ったという。 その経緯、効果、課題などを東京ガスに聞いた。インタビューに答えてくれたのは、東京ガスグループのティージー情報ネットワーク ITソリューション1部 LIVALITプロジェクト 木津吉永氏と同CIS第2グループ 有川良達氏だ。 なぜMashupHubを選択したのか? ――まず、どのような経緯でMa