大学入試センター試験が終わり、いよいよ本格的な個別大学の入試シーズンです。今後の入試改革をめぐっては、2020(平成32)年度から導入される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で記述式問題の導入が検討されている他、国立大学協会(国大協)も、理系も含めた全国立大学受験生に個別入試で「高度な記述式試験」を課す方針を打ち出しています。そうしたなか、12月に発表されたPISA(経済協力開発機構<OECD>の「生徒の学習到達度調査」)の結果では、日本の子どもの読解力に課題があることがわかりました。 大学だけでなく社会でも必要とされる力に これほど入試で記述式問題がクローズアップされているのは、これから大学に入ろうとする人には「複数の情報を統合し構造化して新しい考えをまとめる思考・判断の能力や、その過程を表現する能力」(2016<平成28>年3月の文部科学省「高大接続システム改革会議」最終報告)が
小学部から高等部を1つの学校と捉え、12年間の一貫教育に取り組む東京都・私立玉川学園。高等部は2008年度からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、その一環として、教科を超えて連携した理数力養成プログラムを開発し、批判的思考力や創造力の育成に力を入れている。玉川学園高等部では、授業でどのような指導と評価をすることで、生徒の力を育んでいるのか。国語科と理科のコラボレーションにより、批判的思考力を育てる「理系現代文」に関係する4人の先生方にお話をうかがった。 参加者: 東京都・私立玉川学園高等部 後藤 芳文先生 9学年主任、SSH実行委員、学びの技担当(代表)、国語科「理系現代文」担当 小林 慎一先生 SSH実行委員、理科主任(物理) 小林 香奈子先生 国語科主任 島津 遼先生 国語科教諭 分析・聴き手: ベネッセ教育総合研究所 カリキュラム研究開発室 主任研究員 住谷 徹
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