キリンホールディングスが8月19日、ミャンマーのビール最大手、ミャンマー・ブルワリーを約700億円で買収した。同社が手がける「ミャンマービール」は「ミャンマーの国民ビール」として知られるが、記者はこれまで飲んだことがない。東南アジアのビール市場は成長が続き、有力ブランドも多いと聞く。そこでこの際、各国のビールを一堂に集めて実際に飲んでみることにした。そこから見えてきた東南アジアのビールの可能性とは……。 酒類の輸入販売を手掛ける池光エンタープライズ(東京都港区)によると、東南アジアのビールに共通する大きな特徴は「ラガータイプで軽い飲み口」。東南アジアには、香辛料の効いた個性的な料理が多く、気温も比較的高いため、それに合わせてビールを作り上げてきた歴史があるからだという。その上で、各国ごとにどのような違いがみられるのかを、実際に飲んで試してみようと思い立った。 今回、取材に協力してもらったの