SC17において、「ポストムーア時代のスーパーコンピューティング」と題するパネルディスカッションが行われた。 ポストムーア時代のスーパーコンピューティングのパネル。左端よりモデレータのORNLのJeffrey Vetter氏、続いてMITのMax Shulaker氏、D-WaveのMurray Thom氏、LBNLのGeorge Mikelogiannakis氏、DoEのBill Harrod氏、HPEのAshkan Seyedi氏 量子コンピューティング 最初にポジションを述べたのはD-WaveのMurray Thom氏である。ムーアの法則が終わりに近づいている現在、なぜ、量子コンピューティングが注目されているかというと、大幅なスピードアップが得られる可能性があること、NPハードな問題が解ける、そして従来のシステムでは消費電力が大きな問題であるのに対して量子コンピューティングは消費電力が