俗に「1行野郎」あるいは「ワンライナー」(One Liner)と呼ばれるものがある。コマンドラインの1行で意味のある処理を行わせるものだ。「1行でこんなことができるのか!」といった感じのものも発表されていて、パズル的に楽しむ人もいる。これはこれで楽しいのだが、実用としては、「ワンライナー」とは使い捨てのコマンドであり、プログラムを組まねばできないような処理をコマンドラインとして実現するものだ。あくまでもコマンドラインであり、スクリプト(プログラム)とは異なる。両者の違いは微妙だが、たとえば、関数や手続きにする、後で実行できるようにファイルにしてしまえば、間違いなくスクリプトである。 しかし、ワンライナーは、その場限りの実行ができればよく、スクリプトのようにいつでも実行できるように汎用的な記述にする必要はない。必要なパラメーターは、コマンドライン中にハードコードしてもよい。その場限りの「即興