▼類感呪術 ギリシア・ローマ・古代インド バビロニア・エジプトの魔法使いは、敵に似せた像を傷つけたり破壊する事で敵に危害を加えたり殺害したりできると信じていた。北米インディアンは、砂や灰の上に人物の像を描き尖った棒で突き刺す事で相手に同様の痛みを感じさせる事が出来ると考え針が刺さったり矢が刺さった部分と同じ場所に激痛が走ると信じていた。古代バビロニアでも粘土や樹脂 蜂蜜など柔らかい素材で敵に似せた像を作り不快な相手をこの世から追放する手段として極普通に行われていた。しかし悪意や恨みを抱く者達が操る禍々しい呪術は 時に悪魔を混乱させ打ち負かす方法として 宗教の礼拝儀式にも 取り入れられた。 羊や牛を増やそうと考える時 蝋や粘土、疑灰岩で彫った動物の像を作り生贄として山の洞窟に安置する。山こそがあらゆる富の主人だと信じているからだ。奉納された数種の動物の像が発掘された例もある。 ベーリング海峡