「気がつくと裸で、男性の相手をさせられていて、動画や写真も撮られていました。一気飲みで泥酔させられ、嘔吐して意識がもうろうとして、どういう経緯でそんな状態になったのか記憶がないんです」 衝撃の告白をするのは、関東在住の30代女性A子さんだ。彼女が本誌に明かしたのは、まさに「大衆演劇の闇」だった。ある大衆演劇団に、9年間もの間、残忍な性加害を受けているのだという。 その劇団の名を聞くと、A子さんは「橘菊太郎劇団」と怒りを込めて明かした。彼女は、なぜこんな目に遭わなければならなかったのか――。 【関連記事:逮捕された「トー横のヒロ」卑劣なレイプ手口を被害者が告白「錠剤を飲んだら意識が遠のき、抵抗できませんでした」】 もともと大衆演劇は、全国各地にある演芸場やスーパー銭湯などを活動の舞台にしている劇団だ。各地の劇場を、基本的に月替わりで全国を回る。 その特徴は、役者と観客の距離が近いこと。舞台の