「帰社なう」「車のお祓(はら)い斎行(さいぎょう)しました」――。東京都昭島市拝島町の「日吉神社」で、宮司の橋本昇さん(56)が、インターネット上の「ツイッター」を使い、日常の出来事について「つぶやいて」いる。 始めてから半年余りだが、閲覧者にあたる「フォロワー」は約4400人になり、神社を巡る新しいつながりも生まれている。 ツイッターは、140字以内の短文を投稿、閲覧できるサイト。思ったことを独り言のように気軽に発信できることから、文章を書き込むことを「つぶやく」と言い、現状を表す時に語尾に「なう」と付ける言葉遣いも流行している。鳩山首相ら政治家も参加するなど広がりを見せている。 橋本さんがツイッターを始めたのは、昨年10月。普段感じることを発信し、少しでも神社を身近に感じてもらいたいと考えた。橋本さんは2008年末まで、外資系の銀行や金融ソフトウエアの開発・販売会社などで働いており、ネ