暗証番号はロッカーに聞きました…スキミング犯が自供 (須藤 慎一=ライター) ゴルフ場に来場した顧客のキャッシュカードを磁気的にコピーして、ATMから現金を引き出したスキミング犯に地裁判決が出た。主犯格に懲役13年、実行犯に懲役11年という厳しい判決だった(関連記事)。 一連の報道によると、被害の出たゴルフ場は、自分で暗証番号をセットする脱衣ロッカーを採用していた。スキミング犯の共犯者だったゴルフ場の支配人(公判中に病死)は、ロッカーの管理機能を悪用して、暗証番号の一覧表を出力してスキミング実行犯に伝えていた。やすやすとロッカーを開けた実行犯は、銀行のキャッシュカードなどを磁気的にコピーした。そして、カードを盗むことなく、元の場所に戻して立ち去った。 犯人グループは、後日、磁気情報を複製した偽造キャッシュカードを作って、銀行などのATMからお金を引き出した。その際、キャッシュカード