私が28年前に日本IBMに入社した際のTOEICは475点。当時の私は米国人と全く意思疎通ができませんでした。 それから2年間、寝ても起きても英語の勉強。TOEICも800点近くに届き、なんとか英語を使って仕事ができるようになりました。 この時の目標は、「ネイティブと同等レベルの英語が使えること」。 これは非常に高い目標で大変です。米国人が話していることはなかなか理解出来ませんでしたし、ネイティブ同士のくだけた日常会話になると全くお手上げでした。彼らも悪気はなく、「英語が理解出来ない」というこちらの状況が分からないのですよね。 一方で私は、入社4-5年後の1980年代後半から韓国・中国・台湾・香港・タイといった非ネイティブ系のIBM社員と一緒に仕事をするようになりました。 お互いに英語は非ネイティブ。使う英語も基本単語。 だから米国人のネイティブ英語のように「何を言っているか分からない」と