TIPS「Windows Server 2008/R2のRRASでIPルーティングを有効にする」では、Windows Server 2008/Server 2008 R2にRRAS役割をインストールして、ルーティングを有効にする方法を紹介した。これにより、例えば複数のネットワーク・インターフェイスやHyper-Vの仮想ネットワーク間でルーティングさせることができる。 本TIPSではそのバリエーションとして、NAT(ネットワーク・アドレス変換)を利用する方法を紹介する。これは(1つの)パブリックなIPアドレスを使って、ローカルのプライベートなネットワーク上にある複数のクライアントからインターネットなどへアクセスさせるための機能である(関連記事参照)。一般的には社内(もしくは家庭内)ネットワーク上の複数のクライアントからインターネットへアクセスする場合に利用されることが多い。インターネット側か