金融業とITが一体化してからすでに久しく、いまや、あらゆる金融決済業務はITシステム無しでは語れません。私たちの生活に最も身近な銀行業界も例にもれず、東日本大震災の義援金口座トラブルの際には、お金のやりとりが滞って多大な影響を受けた方も多かったと思います。 これほど重要な業務を支えるITシステムとなると、その開発や維持には多大なコストが発生するもので、日経コンピュータ(2010年4月14日号)によれば、100億~200億(オープン系~メインフレーム)の初期開発費用が発生すると述べられています。 10年以上前までは、こういった銀行の根幹を支える勘定系システム(預金・貸出・為替業務を支えるシステム)を独自開発する銀行は多く、これの開発を得意とする国内SIerの一部は「メインフレーマー」と呼ばれ、カスタムメイドを重ねに重ねたシステム維持運用を当たり前のように提供していたのです。 しかし、業務の集
といってもグローバルに活躍するためのマルチリンガルな話ではありませんよ。 今やメガバンクになってしまいましたが、僕がIT業界に入ったときはまだ都銀と呼ばれていた某銀行でのお話。用語について一切説明せずに行ってみる。世代チェッカーかも。 ホスト系 今やメインフレームだからといってホストでもない時代ではありますが、都銀のシステムはトランザクション量やダウンタイムの問題からやっぱりメインフレーム、で、過去の遺産がありすぎてホスト型。 言語はCOBOLが中心ですが、コア部分に近づくとPL/Iだったりアセンブラだったりする。大事なスキルはJCLを書けること。まあ、JCL自体はシェルプログラミングと変わりません。VOL-=SELの指定とか面倒だけど。基本的に端末のI/Fを想定しているから、SNAとかFNAとかで通信しなきゃいけなくて手続きはめんどくさい。メモリとかディスクの容量が少なかったときの設計を
第10回情報セキュリティ・シンポジウム 「金融業務と情報セキュリティ技術:この10年の経験と今後の展望」の模様 金融研究所は、平成20年2月5日、「金融業務と情報セキュリティ技術:この10年の経験と今後の展望」をテーマとして、第10回情報セキュリティ・シンポジウムを開催した。 情報セキュリティ・シンポジウムは、わが国の金融業界における情報セキュリティ上の諸問題とその対応のあり方に関して、最新の学術研究から得られた知見を金融業界の実務家と共有するとともに、情報セキュリティ分野の第一線の研究者も交えて議論を行うために、平成10年から年1回の頻度で開催してきたものである。第10回となった今回のシンポジウムでは、過去9回のシンポジウムの内容を振り返り、これまでの金融業界における情報セキュリティ上の問題とその対応状況を整理し、今後の情報セキュリティ対策のあり方について議論を行った。 本稿では、本シン
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