とくに名を秘す某社で、本当にあったこと。 その会社は本社と支店との月例会議を、支店長を本社に呼んで行っていた。ところが、「わざわざ会議のためだけに、時間と金をかけて本社に来てもらうのは、非効率。今はネット時代なのだから、インターネットを使ってテレビ会議をしようではないか」 と、2代目若社長が提案した。 ところが、支店長は先代社長時代からの番頭格で、IT にはからきしうとい。 「社長、そんなこと言っても、えらく難しそうじゃないですか」 「何言ってるんだよ、今どきこんなこともできないでどうする。うちの中学生の息子だって、友達と延々 PC でテレビ電話してるぞ」 「そんなこと言っても、若い者とは感覚が違って……」 それでも若社長は言う。 「大丈夫だよ。PC の画面に向かって、マウスを 2~3回クリックするだけでテレビ会議ができるソフトを、近々入れてあげるから」 「本当に、画面に向かって 2~3回
一時期パソコン教室の講師をやっていたことによる経験と、昨今Webサービス運用にあたって中高年層からのクレームなどを自分なりにまとめた結果として、50代以上のユーザに対するWebサービス&PCアプリケーションのUI設計における以下10のTIPSを公開してみたいと思う。...といってもたかだか10個で収まる簡単な話ではないので、思いついたら都度追加して行きたい。 ID,ニックネームを考えさせてはいけない。半角英字開始限定は論外 IDやニックネームが思いつかない方が多い。これはシニアに限らず、ITリテラシーがそれほど高くない若年層についても言えること。作る側の人間も「過去にWebで使ったID,Nicknameは全て使っちゃダメ。何か新しいのを考えて入れてみて。」と言われると結構悩んじゃうもの。それと同じ状態に陥ると思っていただけるとわかりやすい。「IDのかわりに電話番号でもいいですよ」というと結
モテたい。 毎日こうつぶやき、周囲の男性全員に色目を使っている、31歳おひとりさまの自称・IT戦士(♀)の記者。こんなにウェルカムなのに、こんなに待っているのに、なぜ誰も声をかけてくれないのか。 「ここに置いていいですか?」。記者の机にFAXを届けてくれた後輩男子が、おそるおそる声をかけてきた。かわいい男子は好物だ。さあ、こっちにおいで。取って食ったりはしないから。たぶん。 だが彼は、FAXの置き場に困って目を泳がせ、書類の山の上に投げるように置くと、そそくさと去っていった。ああ待ってくれかわいい男子。行かないで! ……だが確かに記者の机は、1枚のFAXの置き場にも困るほどの汚さだ。紙の資料も新聞も取材メモも放置。机上には正体不明の地層が堆積し、何の資料がどこにあるかすら分からない。男子が寄りつくはずもなく、仕事の効率も極めて悪い。このままでは嫁にも行けず、主夫もめとれそうにない。 「ドキ
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