白昼の秋葉原で起きた通り魔事件。職業不詳の加藤智大容疑者(25)は大声で叫びながらトラックから降りて次々に通行人に襲いかかった。何が起きたのか。目撃者の証言などから、“惨劇”を再現すると…。 加藤容疑者は8日午後0時35分ごろ、レンタカーのトラックで神田明神下交差点方面から神田3丁目交差点にジグザグ走行で突っ込んだ。日曜の昼下がり。通りは当時、「歩行者天国」だった。すさまじいエンジン音が響く。通行人を次々とはねたが、その後も走行を続ける。 「ドーン」という轟音(ごうおん)とともにタクシーに衝突。数メートル先で停止した。はねられた被害者は少なくとも5、6人。 ベージュのジャケット姿の加藤容疑者がトラックから降りると、通行人らが詰め寄り、不穏な様子に。その後、加藤容疑者は、はねられて路上に倒れ込んでいた男性に馬乗りになり、サバイバルナイフで何度も刺し始めた。男性はピクリともしなくなった。周辺に