能登半島地震から1日で1年になります。石川県輪島市では大みそかの31日も地震で被災した店などの「出張朝市」が出店し、正月用のもちや飾りなどを買い求める客でにぎわいました。 「出張朝市」は能登半島地震で多くの店が被災した「朝市通り」の出店者たちが各地で開いています。 ことし7月からは市内の商業施設でも開かれていて、大みそかの31日はもちや魚の干物、正月飾りに使う植物などを扱うおよそ40の店が並び、大勢の買い物客でにぎわっていました。 20代の孫たちと買い物に来たという輪島市の70代の女性は「毎年、正月には自宅でもちを作っていましたが、ことしは地震で被災し作れなくなってしまったので、今回初めて朝市で買いました。朝市のにぎわいはうれしいです」と話していました。 朝市通りで海産物を取り扱っている60代の女性は「ことしは大変な1年でしたが、大みそかも営業ができ、地元のお客さんにも会えてとてもうれしい