"OSC 2016 Kyoto" の発表資料です。当日はこの資料のcgroupの部分(43ページ)まで解説しました。 参考となる情報にはPDF中からリンクをしていますが、資料中のリンクは Speaker Deck 上ではクリックできないので PDF をダウンロードしてご覧ください。
今回からはいよいよLXCの話題です。まずは開発の歴史と現在の開発体制を少し紹介したあと、LXC自身が持つ特徴を紹介したいと思います。 LXCの歴史 LXCはLinuxカーネルにコンテナ関連の機能が実装されはじめた2008年頃から、当時IBMフランスのDaniel Lezcano氏を中心にして、カーネルの機能を使用してコンテナの操作を行うためのツールとして開発がはじまっています。当時の文書を読むと、カーネルに実装されたコンテナ関連の機能をカーネル開発者が簡単に試せるようにすることを目的としていたようです。 その後、開発はかなり活発に行われ2009年にはバージョンは0.6に達しています。筆者が初めてLXCを使い始めたのは2009年の年末で0.6.4の頃です。この頃にはすでに簡単にコンテナの起動や管理ができていました。この後はAppArmorのサポートのようにセキュアにコンテナを使用するための機
コンテナに関係する主要な機能2つの説明が済んだので、今回はLXCで使われることが多いネットワーク関連の機能を紹介しましょう。 コンテナとネットワーク名前空間 コンテナでのネットワークの使用と密接に関係するのが第2回で紹介したネットワーク名前空間です。 コンテナでネットワークを使用する場合、一般的にはネットワーク名前空間を作成します。そして、ホスト上に存在するネットワークインターフェースを、作成したネットワーク名前空間に割り当てます。そうすると、ホストや他のコンテナからは見えない、コンテナからだけ見えるネットワークインターフェースとなります。 もちろん、ネットワーク名前空間を作らなくてもコンテナは作れます。しかし、システムコンテナを使う場合、最近はupstartやsystemdといったソケットを使用するinitが使われることが多いので、ネットワーク名前空間をホストと分けておくのが普通です。
4/12 に大阪でコンテナに関する仮想化の勉強会を開催し,『Linux コンテナ入門』というお題で発表してきました. 前日はDocker Meetup Tokyo #2で,最終の新幹線に飛び乗り,翌日午前から準備をして (前日,私がいない間に準備してくれて助かった!!),午後から勉強会ということで,アラフィフ予備軍のおっさんにはちょっと強行軍だったのですが,年間を通じて最もコンテナ分の濃い二日間になり,非常に楽しく,ためになる時間を過ごすことができました. この勉強会はは広く「コンテナに少しでもかすれば良い」という考えで開催しています.私がどちらかというとベースとなる仕組みの勉強ばかりなので,実際の応用事例とかも聞きたい,自分が使ってないコンテナ技術についても聞きたいと思っているからです.自分が聞きたい話を聞くために勉強会を開く,という考えですね.プログラムについても仕組みから徐々に応用に
最近Dockerをいろいろ触ってみていて以下の様な記事を書いたりしました。 Dockerで立てたコンテナにsshで接続する - $shibayu36->blog; serfとDockerでクラスタを組んでみる - $shibayu36->blog; 本番環境のBlue-Green Deploymentの仕組みのプロトタイプを作っていた - $shibayu36->blog; Docker, Mesos, Sensu等を利用したBlue-Green Deploymentの仕組み - $shibayu36->blog; 社内用Docker Registryを立てる - $shibayu36->blog; docker commitでCMDやENVなどを指定する - $shibayu36->blog; docker inspectでDockerコンテナの情報を取得する - $shibayu36-
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