トレンドマイクロは7月13日、オンライン詐欺の手口に関する説明会を開催した。近年は、アダルトサイトに目立たない形で利用料金や規約を示しておき、「はい」をクリックしてしまった被害者に「自分のほうが悪いのだからしかたがない」と思いこませる「ツークリック詐欺」の被害が増えており、注意が必要だという。 インターネットを悪用した詐欺の歴史は古い。1990年代には、モデムを国際回線や有料電話サービスに勝手に接続させて料金をだまし取る「ダイヤラー」が存在していた。2000年以降ブロードバンド接続が普及するとこの手のソフトウェアは影を潜め、代わりに正規のサイトに似せた偽サイトを通じて個人情報を盗み取ろうとする「フィッシング詐欺」、オンラインオークションを悪用する「オークション詐欺」、PC内のデータを勝手に暗号化するなどして「人質」化し、元に戻すための身代金を要求する「ランサムウェア」など、さまざまな種類の