「いまアメリカでどのハイテク株が一番好きですか?」という質問をしたら、いろいろな答えが返って来ると思います。 たぶん一番多い回答は「アップル(AAPL)にきまっているよ!」というものでしょうが、グーグル(GOOG)やオラクル(ORCL)が良いという投資家も多いでしょう。 逆に「いちばん駄目な会社は?」と聞けば「ヒューレット・パッカードだ」と答える人が多いのではないでしょうか? ヒューレット・パッカードは2012年のEPS予想に基づいて現在PERが7.2倍で取引されています。これは歴史的に見ても異様に安いです。 これほどHPが投資家から嫌われた理由は、去年、当時のCEO、マーク・ハードがセクハラ疑惑で辞任したからです。 疑惑の相手になったのはB級映画に出演したジョディー・フィッシャーという女優さんです。 マーク・ハード本人はコスト削減プログラムの実施などで投資家からは信認の厚いCEOでした。