小沢健二の名曲「ラブリー」を使用した特報もお披露目!(C)2020 岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会[映画.com ニュース] 岡崎京子氏による人気漫画「ジオラマボーイ・パノラマガール」の実写映画化が決定した。監督、脚本を担当するのは「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「PARKS パークス」などを手掛けた瀬田なつき。今秋の公開を予定し、特報映像もお披露目された。 1980~90年代に若者たちのリアルな恋や友情を描く漫画を数多く生み出し、今なお熱狂的なファンを持つ岡崎氏。バブル崩壊を目前にした平成元年(=1989年)の4月にマガジンハウスより刊行された「ジオラマボーイ・パノラマガール」は、自分が何者なのか何が欲しいのかもよくわからない10代の女の子が、同じようにまだ何者でもない男の子に出会い、じたばたしながら思いをとげる姿をとらえたラブストーリーだ。 スクラップ&ビル
“エイガサントラー”を自称する、架空の映画のサウンドトラックを歌う男女2人組ユニット「電影と少年CQ」。メンバーの1人であるゆっきゅんは、新世代のポップアイコンとして、ライブ、執筆、演技などさまざまな表現活動を行っている。岡崎京子の伝説的コミック『チワワちゃん』のファンを公言する彼は、門脇麦×吉田詩織による実写映画をどう観たか。(編集部) ゆっきゅん(c)Ayano Sudo チワワちゃんのことを知ってるし、ミキのことはいつも見てる。吉田くんは知り合いだし、ユミちゃんと会うと何でも話してしまう。友達とかは少ない方だと思うけど、この人たちのことずっと知ってたよって思った。他人とか、自分とかがいた。 『チワワちゃん』を見てまずアガるのはその同時代性だろう。大音量のクラブミュージックに極彩色の照明と美術、登場人物同士が撮影する映像、チワワが有名になるきっかけを作ったInstagramとか。短いカ
映画『チワワちゃん』のポスタービジュアルと原作者・岡崎京子のコメントが公開。あわせて原作漫画の復刊が発表された。 1994年に発表された『チワワちゃん』は、東京で若さを謳歌する男女グループのマスコット的存在だった女性「チワワちゃん」を巡る物語。突然チワワちゃんがバラバラ遺体となって発見されたことをきっかけに、残された仲間たちが彼女との思い出を語り出すが、誰も彼女の本名や境遇を知らなかったことがわかる、というあらすじだ。主人公のミキ役を門脇麦、チワワの元恋人・ヨシダ役を成田凌、ヨシダの親友カツオ役を寛 一 郎、チワワの親友ユミ役を玉城ティナ、チワワ役を新人の吉田志織、チワワに想いを寄せるナガイ役を村上虹郎が演じるほか、栗山千明、浅野忠信も出演。監督は二宮健が務めた。公開は1月18日。 ポスタービジュアルは『Numero TOKYO』『VOGUE GIRL JAPAN』などで活動する写真家タミ
『リバーズ・エッジ』配信開始。あわせて観たい「90年代&ゼロ年代カルチャーの5人の女性漫画家」原作映画 「失われた10年」と呼ばれる、1990年初頭からの低迷期。若者たちは、将来に夢を描けない時代に埋もれ焦っていました。彼らの焦燥感や葛藤は若者カルチャーの鏡である漫画の世界に映しだされ、多くのが傑作が生まれました。それらは時を経ても色褪せず、今も愛され、映像化され続けています。 そんな90年代カルチャーのアイコン的存在が、漫画家・岡崎京子。U-NEXTでは、彼女の代表作を二階堂ふみ主演で映画化した『リバーズ・エッジ』を、本日8月8日より配信いたします。これを記念して、岡崎京子やその時代性の影響を強く受けた女性漫画家をピックアップ、その映画化作品をご紹介します。 「90年代&ゼロ年代カルチャーの5人の女性漫画家」原作映画 リバーズ・エッジ 原作:岡崎京子 1993年から1994年にかけて雑誌
岡崎京子の「チワワちゃん」を二宮健が映画化!門脇麦、成田凌、浅野忠信ら出演 2018年3月28日 5:00 1721 8 映画ナタリー編集部 × 1721 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 343 1019 359 シェア 1990年代に発表された短編「チワワちゃん」は、友人グループのマスコット的存在だった“チワワちゃん”が、バラバラ遺体となって東京湾で発見されたことから始まる青春物語。残された仲間たちがそれぞれチワワちゃんとの思い出を語るうち、誰もが彼女の本名や本性を知らないまま一緒にバカ騒ぎをしたり、恋愛をしたり、セックスしたりしていたことが明らかになっていく。 チワワちゃんを取り囲む若者たちの回想を軸に展開される本作。門脇が主人公・ミキ役を務め、チワワちゃんの元恋人・ヨシダを「ニワトリ★スター」の成田凌が、ヨシダの親友カ
「青春」より「時代」より大切な「密度」不意に詠まれるウィリアム・ギブスンに、まさにこの詩を訳した翻訳家の極私的な思い出がフラッシュバックした。繊細な面立ちなのに、いつもメキシコのガンマンのようないでたちのその人とは、たまに立ち話をする程度のつきあいだったが、やけに心に残る人物で、しかも若くして病気で1993年に急逝されてびっくりした(ちなみにこの印象的な詩は1991年に京都書院から出た「愛する人(みっつの頭のための声)」に収めされている)。ちょうどその93年に岡崎京子の原作が評判になっていたので、つらつらと読んだ思い出がある。ウィリアム・ギブスンと岡崎京子にはそういう極私的符合があったので、「当時」の記憶はいまだ鮮やかだ。だが、映画『リバーズ・エッジ』は、そんな「当時」よりもっと彼方のものを描いているという気がする。 『リバーズ・エッジ』は、まぎれもなく「青春映画」だった。それは、「青春(
国際批評家連盟賞は、コンペ、パノラマ、フォーラムの各部門から、それぞれ優れた1作品に贈られる賞で、本作はパノラマ部門48作品の中から選出された。日本映画がパノラマ部門で同賞を受賞するのは、2010年の行定勲の「パレード」以来、8年ぶりとなる。2度目の受賞となった行定は「まさかの受賞を心から嬉しく思います。私にとっては冒険ともいえる試みを評価してくれたベルリンにまた、背中を押された気持ちです。そして、岡崎京子さんの描いた世界とその凄さが世界に認められたことを誇りに思います」と感激の様子。 キャストの二階堂ふみと吉沢亮からもコメントが到着した。二階堂は「夢のようです! 行定監督、スタッフの方々、そして岡崎先生、小沢健二さま。本当に本当にダンケシェンです!」、吉沢は「とても光栄です。僕にとって山田という役はとても挑戦的で、この作品で学べたことはこれからの役者人生において、とても大きな力になる気が
いつの日か、〈その日〉が来ることを願って。 1963年12月13日に下北沢の理髪店〈ハナビシ〉の長女として生まれ、小学5年生の時に友達の家で読んだ萩尾望都の「ポーの一族」など、所謂〈24年組〉と後に呼ばれる少女マンガの巨匠たちの作品と出会って強い衝撃を受け、高校時代に投稿雑誌での活躍を経て、跡見学園女子大学短期大学部(当時)在学中の1983年に職業マンガ家としてデビューを果たした岡崎京子。美少女ロリコン誌 「漫画ブリッコ」や自販機本「グランドエロス」らをキャリアの出発点とし、以降も「漫画アクション」や「平凡パンチ」=「NEWパンチザウルス」など、王道少女マンガ誌の対極にある男性向け媒体を中心に活動を展開。〈ニューウェイヴ〉 音楽や 〈ニューアカ〉 思想のムーヴメント、〈シネフィル〉支持な映画作家たちの表現手法などから受けた影響を背景に、イマドキな女子がリアルに体験する若者文化や恋愛&セック
『リバーズ・エッジ』 岡崎京子(宝島社) 岡崎京子の最高傑作と名高い『リバーズ・エッジ』は、伝説のファッション誌『CUTiE』で連載され1994年にコミックス全1巻が刊行された。古今東西の物語作家が書き継いできた「子どもたちが死体を見つける話」を、死への反応や感受性にフォーカスを当てて青春群像劇化。80年代のユートピア的な明るさや軽さから一転、虚無に満ちた日常というディストピアを描き出した。 岡崎作品のファンである行定勲監督は、本作の実写映画化にあたり原作をできるだけ再現しつつ(コマを完コピしたカットが多数存在する)、原作の画面に溢れているモノローグを特殊な手法で回収し、映画オリジナルの言葉と繋ぎ合わせている。その挑戦が成功するためには、俳優が登場人物になり切る必要がある。同じく岡崎作品のファンでもある主演の二階堂ふみは、期待に応えた。映画を観終えた後は、マンガのハルナが二階堂にしか見えな
ホーム > 作品情報 > 映画「リバーズ・エッジ」 > 特集 > 【行定監督×二階堂ふみ×岡崎京子 伝説的コミック×小沢健二】衝撃を受けたい? かみごたえのある邦画? エッジーな作品を探してる?ならば、青春の欲望と焦燥感をとことん突き詰めた本作しかない── 【行定監督×二階堂ふみ×岡崎京子 伝説的コミック×小沢健二】 衝撃を受けたい? かみごたえのある邦画? エッジーな作品を探してる? ならば、青春の欲望と焦燥感をとことん突き詰めた本作しかない──二階堂ふみと吉沢亮、人気実力派の2人が“生の実感”を得ようともがく若者を熱演する他にはない強烈な映画が見たい、でも共感もしたい――そんなあなたにふさわしい“トガった”邦画が生まれた。「GO(2001)」「パレード」「ナラタージュ」など、挑戦的な作品で邦画の可能性を切り開いてきた異才・行定勲監督が、突出した演技力を誇る異端の女優・二階堂ふみと組んだ
1994年に出版された岡崎京子の代表作『リバーズ・エッジ』が映画化されるという。マンガで描かれたあの時代のリアリティにノスタルジーを感じる30~40代の本誌読者も多いはずだが、今の若者は果たしてピンとくるのだろうか――。そこで、同作を現在の肉食系女子に読んでもらいながら、岡崎京子マンガの有効性を問う! 映画『リバーズ・エッジ』公式サイトより。出演する若手俳優たちは、オジさん&オバさんのノスタルジーに付き合わされていないか……。 2018年2月16日、映画『リバーズ・エッジ』が公開される。1994年に単行本化された岡崎京子の同名マンガの映画化だ。二階堂ふみや吉沢亮ら若手俳優が出演し、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)などで知られる行定勲が監督を務める。そして主題歌を、岡崎と27年来の友人である小沢健二が書き下ろした。 映画の公式サイトで、行定監督は「ずっと漫画の映画化に抵抗してきた。しか
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