LINEは12月26日、自作LINEスタンプを販売できるLINEクリエイターズマーケットの制度変更を発表しました。
カテゴリ追加
LINEスタンプを探しやすくするために、カテゴリ機能が追加されます(2015年春ごろを予定)。クリエイターが選択したキャラクターカテゴリ・テイストカテゴリによって、ユーザーがスタンプショップ上でスタンプを探しやすくなる予定です。
審査期間の短縮化
現在までに審査スタッフの大幅拡充しているほか、大量のスタンプ登録データを迅速に処理できるようシステム面の改修を実施。早ければ2015年2月前後にシステム改善が完了し、審査期間の大幅短縮が実現する見込みだということです。
また審査内容についても、審査ガイドラインのQ&Aを新たに公開するとしています。
スタンプ売上の分配額が変更
2015年2月1日申請分のスタンプより収益分配率が変更されます。現在はスタンプ売上総額の50%をクリエイターに分配していますが、変更後はスタンプ売上総額よりApp Store・Google Playなどの手数料(30%)を差し引いた金額の50%(売上総額の35%)がクリエイターに分配されることになります。つまり、収益分配率が売上総額の50%から売上総額の35%へと減額されるため、クリエイターが実際に分配金として受け取る額は従来より30%削減されるということです。2014年5月のLINEクリエイターズマーケット開始から1年を経たずして、クリエイターの売上に大きく影響する変更となります。
分配金削減の理由として、LINEは審査スタッフの追加拡充およびカテゴリ追加・審査期間短縮などに必要なシステム開発・運営費用に充当するためとしています。従来、30%の手数料はLINEの収益分(50%)から拠出していましたが、当初の予想を大きく上回る登録によって審査体制が追いつかなかったようです。
新たな収益分配率は、2015年2月1日以降に審査申請(リクエストボタンを押下)したスタンプより適用されます。それ以前に審査申請を済ませているスタンプについては、2月1日以降も旧料率が適用されるとのことです。
最低支払い金額の変更
2015年2月より、最低支払い金額が10,000円から1,000円に引き下げられる予定です。販売個数が少ないクリエイターに配慮した変更だと言えるでしょう。