本書では最新の中国の生活事情が解説され
今までのステレオタイプな中国人の
以前の生活や価値観と全く違う様相に
なっていることが記されている。
私は、コロナ禍前の2019年に上海から
杭州まで新幹線に乗った。
車内では大声で携帯で話す人々。
途中停車のホームではオジサンが
一斉に下車して喫煙。
その時の中国は、2002年に北京に
観光旅行した街中の印象、
他人を気にしない中国人がそこにいた。
相変わらず街中には英語を話せる人は
おらず、英語の案内表記もない。
タクシーの運転は荒く、食事も
お世辞にもすっごい美味いわけでもない。
見た目はしっかりのパンもコーヒーも
しかり。言わないとやってくれない
サービスもしかり。Googleは使えず
WeChatがないと生きていけない。
どことなく自分が信用されていない感じも。
ただ、中国の生活最新事情をつぶさに丁寧に
書かれた本書を読んだ後に、改めて自分が
2002年には全く目にしなかった何台もの
高級外車、何軒もの高級ブランドショップ、
オシャレなカフェを目にし、そもそも
新幹線やWeChatを体験していたことを
思い起こした。
すでに大多数の中国人はすでに日本や
欧米レベルの生活にほぼ到達できている
のである。
ただ、本書でも書かれる重要なポイントは
自由な生活で未だコロナ禍に苦しむ
欧米や日本よりも、監視管理されることで
むしろ他人を信用できるようになった
中国の今の生活を彼ら自身が好んでいる
事実である。
そんな居心地の良い生活をもたらしたのは
一党支配の共産党のおかげと思わされて
いるようにも見えるし、彼らに外から
民主化や自由を言っても、不安定と不信を
生み出すようにも見えて、すでに彼らには
自由を求める暴動がある香港がそう見えて
いるかもしれず、メンツがかかった
中国人は聞く耳持たず、21世紀はいっそう
めんどくさいことになるかもしれないと
感じたのである。
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中国人のお金の使い道 彼らはどれほどお金持ちになったのか (PHP新書) 新書 – 2021/1/15
中島 恵
(著)
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購入オプションとあわせ買い
中国の都市部の世帯は、持ち家を平均1.5軒持っており、北京市の平均世帯資産は1億3392万円に上る。なぜ、彼らは「お金持ち」になったのか? 本書では急激に豊かになった(たとえば上海市の大卒初任給は30年前の190倍)中国人の資産の増やし方や消費傾向を紹介し、彼らのライフスタイルや価値観の変化を浮き彫りにする。
・「Z世代」といわれる若者は従来の中国人とは異なり、商品の箱の中身を確かめないでモノを買う
・若者が憧れるKOL(キー・オピニオン・リーダー)――「ライブ・コマース」で商品を巧みに紹介する人たち
・ホワイトカラーよりブルーカラーのほうが可処分所得が多い
・農村住民や都市の非就労者が加入する年金の受給額は、月平均125元(約1875円)
・介護に関しては在宅介護が全体の9割を占めており、「子どもが老親の介護を負担するのは当たり前」という従来の考え方は今でも根強い
・コロナ禍の武漢での食生活は……
・「Z世代」といわれる若者は従来の中国人とは異なり、商品の箱の中身を確かめないでモノを買う
・若者が憧れるKOL(キー・オピニオン・リーダー)――「ライブ・コマース」で商品を巧みに紹介する人たち
・ホワイトカラーよりブルーカラーのほうが可処分所得が多い
・農村住民や都市の非就労者が加入する年金の受給額は、月平均125元(約1875円)
・介護に関しては在宅介護が全体の9割を占めており、「子どもが老親の介護を負担するのは当たり前」という従来の考え方は今でも根強い
・コロナ禍の武漢での食生活は……
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2021/1/15
- 寸法10.6 x 1.2 x 17.2 cm
- ISBN-104569848451
- ISBN-13978-4569848457
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出版社より
商品の説明
出版社からのコメント
第1章 中国人が「お金持ち」になった理由
住宅は「単位」から払い下げられた/国有企業の「公にされない別手当」etc.
第2章 不動産なんてもう要らない
中国人は現金を信用していない/主な家計債務は住宅ローンetc.
第3章 子どもの教育費と老親の介護、年金
塾代が年間90万人/在宅介護が全体の9割を占めるetc.
第4章 ほしいものを手に入れる若者たち
他人を信用することに不安がない/若者たちに広がる過剰なペット愛etc.
第5章 美食と健康のためなら散財する
贅沢品ではなくなったコーヒー/コロナ禍でヒットしたものランキングetc.
第6章 給料だけではわからない本当の懐事情
すき間時間を利用して「小商い」/お金を出せばよい医療が受けられるetc.
住宅は「単位」から払い下げられた/国有企業の「公にされない別手当」etc.
第2章 不動産なんてもう要らない
中国人は現金を信用していない/主な家計債務は住宅ローンetc.
第3章 子どもの教育費と老親の介護、年金
塾代が年間90万人/在宅介護が全体の9割を占めるetc.
第4章 ほしいものを手に入れる若者たち
他人を信用することに不安がない/若者たちに広がる過剰なペット愛etc.
第5章 美食と健康のためなら散財する
贅沢品ではなくなったコーヒー/コロナ禍でヒットしたものランキングetc.
第6章 給料だけではわからない本当の懐事情
すき間時間を利用して「小商い」/お金を出せばよい医療が受けられるetc.
著者について
1967年山梨県生まれ。北京大学、香港中文大学に留学。新聞記者を経てフリージャーナリスト。中国、香港、アジア各国の社会事情、ビジネス事情などについて執筆している。
著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』『なぜ中国人は財布を持たないのか』『日本の「中国人」社会』『中国人は見ている。』(以上、日経プレミアシリーズ)、『中国人エリートは日本をめざす』(中公新書ラクレ)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)などがある。
著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』『なぜ中国人は財布を持たないのか』『日本の「中国人」社会』『中国人は見ている。』(以上、日経プレミアシリーズ)、『中国人エリートは日本をめざす』(中公新書ラクレ)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)などがある。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2021/1/15)
- 発売日 : 2021/1/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4569848451
- ISBN-13 : 978-4569848457
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 186,603位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位中国の地理・地域研究
- - 41位中国の経済事情
- - 42位不動産一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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中島 恵(なかじま・けい) 1967年、山梨県生まれ。新聞記者を経て、フリージャーナリスト。
公式ホームページ http://keinaka.com/
著書は出版順に『トラブらないトラベル会話 広東語』(三修社)、『職は中国にあり』(夏目書房)、『ポジャギ 韓国の包む文化』(白水社)、『中国人エリートは日本人をこう見る』、『中国人の誤解 日本人の誤解』(いずれも日経プレミアシリーズ)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』(中央公論新社)、『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『中国人エリートは日本をめざす』(中央公論新社)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)、『なぜ中国人は財布を持たないのか』『日本の「中国人」社会』『中国人は見ている。』(いずれも日経プレミアシリーズ)、『中国人のお金の使い道』(PHP研究所)、『いま中国人は中国をこう見る』(日経プレミアシリーズ)がある。
カスタマーレビュー
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評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
イメージ付きのレビュー
星5つ中5つ
「立ち退き:一夜にして億万長者になるケース」に、「立ち退き」のイメージを覆してくれます。
『中国人のお金の使い道 彼らはどれほどお金持ちになったのか』は、中国の現状をお金の視点から教えてくれるビジネス書です。「中国の若年層:草食化・オタク化は進み、従来の中国人像から、かけ離れていっている」「何にお金を使っているか:生き方、そのものを知ることにつながる」「中国人がお金持ちになった理由:不動産の転売」など、日本人に似て来た中国人の実情を教えてくれます。特に「中国人の子どもはひ弱」は、広大な中国に対して、遊ぶ場所が狭いという矛盾を生んでいる現象です。日本の子どもと違って、中国の校庭は狭く、遊ぶスペースがないのが現状です。しかも公園は老人に占拠されて使えません。つまり、運動する場所がないので、基礎的な運動ができずにひ弱な子どもが量産されるのです。パワフルな中国人のイメージとかけ離れた現実を知るためにも、一度読んでみてはいかがでしょうか。「日本で人気に火がついたアニメは、ほぼ時差なく中国でも大人気となることが多い」「アリペイ:相互不信社会の中国だから定着した」「差別的価格設定:需要に合わせて価格設定が変わる」などを通して、中国と日本の違いを理解して、商売に活かすためのヒントが学べます。特に「中国の高齢者の状況は厳しい:貯蓄があるのは45%/平均貯蓄額:140万円」は、マンション1億円が当たり前の中国の闇の部分を示しています。特に最近の中国の若者のお金の使い方はアメリカと似ています。「85后:1985年-89年生まれ/まだお金を貯めている」「90后:1990年-94年生まれ/お金を貯めない」「95后:1995年-99年生まれ/お金を借りてでも使う」という傾向が強いからです。中国の現状を知って中国方式を導入したい方は、中国の闇の部分も念頭に置く必要があるでしょう。
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- 2021年8月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2021年3月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入豊かになった中国。
この先、日本人が中国に出稼ぎに行かなければならない時代が来るだろう。
すでにスタバとマックの値段は日本より全然高いという。
彼らは昔の中国人ではない。ネオチャイニーズとしてこれからの世界経済に多大な影響を及ぼしていくだだろう。
- 2021年2月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入コロナが感染拡大してから中国に出張する機会がなくなり、中国人の今の感じがわからなくなっていましたが、この本を読んで、彼らの今の生活ぶりや金銭感覚がよくわかり、とても参考になりました。
20代でも、上海などでは、かなり高いお給料をもらっているんですね!
表紙の帯にある「豊かになって、中国人の内面も変わった」という言葉の通り、お金だけでない、精神的な成長とか、考え方の変化に、驚きました。
とくに若者たち(Z世代)の意識の変化に、びっくりしました。
目からウロコっていうか、中国って、本当に変わりましたね。10年前とは、全然違う国だと思ったほうがいいですね。
こういう穏やかなタイプの中国本は、あるようでいて、なかなかない、貴重だと思います。
- 2021年1月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入中島恵さんの新刊、イッキに読み終わりました。中国のZ世代以降の若い人たちを中心にSNSでずっと見ていて感じていたこと、その裏側までしっかり理解出来ました。
実は現職を3月で離れ新規事業にチャレンジするのですが、その中の一つに中国市場をターゲットにしたものがあります。もちろん中国人の消費意欲の高さが魅力だからですが、その市場のことにも触れていらっしゃって有り難かったです。
中国という国は、興味がある人の頭の中ではその変化のスピードの速さについていくのが精一杯なのに、興味のない人の頭の中では「大地の子」とくらいのイメージが塩漬けされている、そんな国のような気がします。
- 2021年1月25日に日本でレビュー済みAmazonで購入私は現在武漢の現地企業で働いている。現在2度目の中国企業だ。前回働いた時と大きく異なり今回は全ての技術を任され、常に経営トップに報告するポジションで、外国人だからと言い訳できない、正に結果を求められている。必然部下の中国人と緊密に働き結果を出す仕事となる。そんな時だからこそ、常に彼らとどう付き合えば良いのか考えさせられる。彼らを上手くコントロール出来なければ成果も出ないからだ。そう言う事もあり、本書作を手にしたが、ここに生活する実感として、日本の普通のメディア情報しか見ない日本人にはこの中国の変貌ぶりが殆ど理解出来ないだろうなと断言出来る。かつての中国に対するステレオタイプ的な見方は完全に捨て去るべきだ。そういう危機感を持つには本著作は良い参考になると思う。
- 2021年3月8日に日本でレビュー済み北京に駐在し、2013年に日本に帰任してからすでに8年が経過した小生にとって、本書は今の中国人のライフスタイルに関する知識をバージョンアップしてくれる情報が満載だ。
小生のような企業から派遣された駐在員の場合、生活圏が狭いし得られる情報も限られる。ましてや中国語も付け焼き刃で、複雑な話になると理解できない。当然現地での生活のメインは業務関係に費やすため、一般の現地の人の生活に関して得られる情報は少ない。
中国人との交流範囲が広く、現地での体験と鋭い分析力、さらには豊かな表現力を持つ著者の一連の中国に関する作品は、これまでも何冊か読ませてもらっているが、中国を理解する上で参考になる。著者の多くの著作のなかでも、とりわけ本書は中国で発表されている研究機関の調査リポートや中国政府の統計データなども活用し、現代中国の実情や分析が行われており、中国ビジネスに関係するビジネスパーソンにも役立つはずだ。
自虐的にいえば、小生を含めた日本企業の駐在員の情報ほど、「群盲象を撫でる」で当てにならないものはない。本書にもあるように中国の変化はスピードが早い。数年前の駐在員の体験談は、眉につばをつけて聞いたほうがいいかもしれない・・・。
本書では公務員や国営企業(国有企業)の社員がどのように優遇され、不動産を取得してきたか、そして不動産がいかに富を得る道具となり現在も資産形成の中核となっているかなどもわかりやすく説明している。住宅積立金制度、養老年金制度、健康保険制度、介護制度といった社会保障の仕組みと、すべての差別の根幹である戸籍制度などを実際の生活に即した例や数字をもとにわかりやすく、かつ最新の状況が説明されている。
著者はコロナ禍でこの1年全く現地に行けなかったようだが、ここまでの調査力はさすがだと思う。我々元駐在員にとっても、知識をリニューアルするのに役立つ一冊だ。タイトルがちょっと柔らかめだが、中身はかなり濃い。
あとがきにも書かれているが「箱の中身を見ないでものを買う」中国人が増えているというのは、そこまで行動が変化してきているのかと小生も驚いた。なにしろ、2007年にDVDプレーヤーを北京の中関村に買いに行ったとき、店員がおもむろに梱包を開けはじめるので、小生は唖然としてなすすべもなく立ち尽くしていたのを思い出す。店員は当然のごとく、さらに中身を取り出して、店頭にあるテレビに繋いで、おもむろにDVDを挿入し、動作確認を行ったのである。
パネルヒーターを購入した時には、箱から取り出して通電し、暖まるかどうか確認のためしばらく待たされた。最初のヒーターは、なんと故障していて暖まらなかったのである。こちらが頼んでいないのに、親切にも梱包を開けて動作確認してくれる(?)ほど、信頼性の低い家電製品が店頭で売られているという事実を身を以て体験しているため、小生は今も中国人はすべてチェックしてから購入するものだと思い込んでいた。中身を確認せずに買う人がいるという、その変わりようには驚かずにいられない。
中国の今を正しく理解したい方に取っては必読の書。
- 2021年10月29日に日本でレビュー済み『中国人のお金の使い道 彼らはどれほどお金持ちになったのか』は、中国の現状をお金の視点から教えてくれるビジネス書です。
「中国の若年層:草食化・オタク化は進み、従来の中国人像から、かけ離れていっている」「何にお金を使っているか:生き方、そのものを知ることにつながる」「中国人がお金持ちになった理由:不動産の転売」など、日本人に似て来た中国人の実情を教えてくれます。
特に「中国人の子どもはひ弱」は、広大な中国に対して、遊ぶ場所が狭いという矛盾を生んでいる現象です。
日本の子どもと違って、中国の校庭は狭く、遊ぶスペースがないのが現状です。
しかも公園は老人に占拠されて使えません。
つまり、運動する場所がないので、基礎的な運動ができずにひ弱な子どもが量産されるのです。
パワフルな中国人のイメージとかけ離れた現実を知るためにも、一度読んでみてはいかがでしょうか。
「日本で人気に火がついたアニメは、ほぼ時差なく中国でも大人気となることが多い」「アリペイ:相互不信社会の中国だから定着した」「差別的価格設定:需要に合わせて価格設定が変わる」などを通して、中国と日本の違いを理解して、商売に活かすためのヒントが学べます。
特に「中国の高齢者の状況は厳しい:貯蓄があるのは45%/平均貯蓄額:140万円」は、マンション1億円が当たり前の中国の闇の部分を示しています。
特に最近の中国の若者のお金の使い方はアメリカと似ています。
「85后:1985年-89年生まれ/まだお金を貯めている」「90后:1990年-94年生まれ/お金を貯めない」「95后:1995年-99年生まれ/お金を借りてでも使う」という傾向が強いからです。
中国の現状を知って中国方式を導入したい方は、中国の闇の部分も念頭に置く必要があるでしょう。
『中国人のお金の使い道 彼らはどれほどお金持ちになったのか』は、中国の現状をお金の視点から教えてくれるビジネス書です。
「中国の若年層:草食化・オタク化は進み、従来の中国人像から、かけ離れていっている」「何にお金を使っているか:生き方、そのものを知ることにつながる」「中国人がお金持ちになった理由:不動産の転売」など、日本人に似て来た中国人の実情を教えてくれます。
特に「中国人の子どもはひ弱」は、広大な中国に対して、遊ぶ場所が狭いという矛盾を生んでいる現象です。
日本の子どもと違って、中国の校庭は狭く、遊ぶスペースがないのが現状です。
しかも公園は老人に占拠されて使えません。
つまり、運動する場所がないので、基礎的な運動ができずにひ弱な子どもが量産されるのです。
パワフルな中国人のイメージとかけ離れた現実を知るためにも、一度読んでみてはいかがでしょうか。
「日本で人気に火がついたアニメは、ほぼ時差なく中国でも大人気となることが多い」「アリペイ:相互不信社会の中国だから定着した」「差別的価格設定:需要に合わせて価格設定が変わる」などを通して、中国と日本の違いを理解して、商売に活かすためのヒントが学べます。
特に「中国の高齢者の状況は厳しい:貯蓄があるのは45%/平均貯蓄額:140万円」は、マンション1億円が当たり前の中国の闇の部分を示しています。
特に最近の中国の若者のお金の使い方はアメリカと似ています。
「85后:1985年-89年生まれ/まだお金を貯めている」「90后:1990年-94年生まれ/お金を貯めない」「95后:1995年-99年生まれ/お金を借りてでも使う」という傾向が強いからです。
中国の現状を知って中国方式を導入したい方は、中国の闇の部分も念頭に置く必要があるでしょう。
このレビューの画像
- 2021年1月30日に日本でレビュー済み著者の本はこれまでもほぼ全て読ませていただいているが、今回も期待を裏切らない一冊だった。
コロナ禍で取材等が難しい状況でありながらも、"イマ"の中国がどういった状況なのかを伝えてくれる。
日本よりも早いスパンで移り変わる中国の今をわかりやすく書かれている書籍はあるようでなかなか無いと思う。
個人的には地価は上がり続けているという「土地神話」の話が、日本のバブル期と重なっておもしろいなぁと思った。
ただ近年はその傾向も薄れてきて、若い人の中では、賃貸>持ち家の傾向が強まってるとのこと。
その他も世代毎のお金に対する考え方も興味深かった。
今の中国に興味がある方にオススメです。