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人は見た目が9割 (新潮新書 137) 新書 – 2005/10/16
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- ISBN-104106101378
- ISBN-13978-4106101373
- 版第18
- 出版社新潮社
- 発売日2005/10/16
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 0.9 x 17.3 cm
- 本の長さ192ページ
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥836¥836 | ¥594¥594 | ¥814¥814 | ¥858¥858 |
【新潮新書】竹内一郎 作品 | 言葉より雄弁な仕草、匂い、色、距離……。心理学、社会学からマンガ、演劇のノウハウまで駆使した日本人のための「非言語コミュニケーション」入門! | 「欠点を守り育てよ」「勝つ人柄は作れる」「ヒットを打つよりフォームを固めよ」――阿佐田哲也の遺した至言の数々を『人は見た目が9割』の著者が読みとく。 | 目が輝いている人と死んでいる人はどこが違うのか?『人は見た目が9割』から八年。 「非言語コミュニケーション」の本質と面白さをこの一冊に凝縮! | 自分の「残念な面」をどう変えていくか。不可欠なのは「私」を演出する技術だ。『人は見た目が9割』の著者が自己プロデュースの極意を伝授する。 |
商品の説明
抜粋
私は「さいふうめい」のペンネームで、劇作、マンガ原作を仕事としている。また、舞台の演出や俳優教育を長年やってきている。
自分が書いた同じ戯曲でも、俳優や演出の違いで、天と地ほど水準が異なることがある。同じマンガ原作が、マンガ家の力量により、名作にも駄作にも変わる。
その開きに愕然とするのである。舞台・マンガともに、私が書いた言葉を〈台本〉にしているのだから、伝えたい内容は変わらない。だが、演出家やマンガ家の力量次第で、〈受け手〉への伝達力が全く異なったものになってしまうのである。
最近では、活字の本よりマンガの方が圧倒的に売れている。その理由は様々だが、私見では「文字だけ」より「文字と絵の組み合わせ」の方が、受け手に理解されやすいからだ。伝達力が高いと言ってもよい。
この現象は、こう言い換えることができるだろう。「バーバル・コミュニケーション(言葉による伝達)」より、「ノンバーバル・コミュニケーション(言葉以外の伝達)」の方が、伝達力が高いのだ、と。
実際、交渉ごとなどで、初対面の相手であっても、見た瞬間に「この案件は上手くいくな」「これは駄目かも」など、直感的に分かることが多い。挨拶をして名刺交換をした頃には結果が見えている、ということも珍しくない。
第1話で詳述するが、心理学では、実は人間が伝達する情報の中で話す言葉の内容そのものが占める比率は、七%に過ぎない、という研究結果が出ている。
我々は言葉では、七%の情報しか、受け取っていないのである。
男が美人に、女が二枚目の男に一目惚れをする。相手の性格やその他の要素は一切関係ない恋は存在する。恋のただ中にいる人間にとっては、白も黒になるのである。正邪の判断が狂うことも珍しくはない。
端的にいって「外見の威力」はそれほどまでに強力なのである。
日常生活でいえば、しゃべる内容以前に、声やテンポなど「話のフィーリング」ともいうべき部分が、合っているかどうかも大きい。
たとえば声。通販会社「ジャパネットたかた」の社長の声を解析すると、人を惹きつける要素が多く含まれているという。商品知識や流暢な弁舌なら高田社長より優れている人は多い。高田社長はちょっと訛りが残っているし、いわゆる「いい声」でもない。
しかし、彼の声は伝達する内容にマッチしている。だから効果的なのだ。
たとえはまばたき。アメリカ大統領選挙の公開討論では、「まばたきが多いほうが、討論後の勝敗の印象を尋ねる世論調査では負ける」という法則がある。二〇〇四年のアメリカ大統領選挙を例に見てみよう。ブッシュ大統領とケリー候補の公開討論会。第一回目では、ブッシュはやたらとまばたきが多かった。議論の中身もさることながら、このせいで彼はケリーに水をあけられた。当然、参謀が入れ知恵したのだろう。二回目以降はまばたきが減った。その後は初回ほどの差はつかなかった。まばたきが全てとはいわないが、大きく影響しているだろうことは、間違いない。
たとえば「場の支配力」。深夜の討論番組を観る。言葉の中身だけが重要ならば、討論番組なのだから、本来、より客観性の高い主張を、より論理的に語る人物が、場を制するはずである。ところが、そうはならない。つまり、言語(論理)より、それ以外の要素の方が強いのである。
討論番組で、一番駄目なのが、坊ちゃん顔の若手代議士である。自民党にも民主党にもいる。高学歴で、知識は豊富。主張は常識的。論理は平明。本来なら、それほど劣勢になる理由は少ないのである。ところが、討論開始後一時間も経つと、段々影が薄くなっていく。彼らは、選挙のために「市民に愛される顔」を作っているから、迫力がないのである。場の支配力に欠ける。
討論番組の代表格、『朝まで生テレビ!』で興味深い人物は、姜尚中東京大学教授である。この人は場の支配力がある。該博な知識を背景にしているが、主張は基本的に常識的である。学者としては穏当な意見で、坊ちゃん顔の若手代議士に重なる部分も多い。
発言だけを丁寧に追ってみると、聞かれたことに答えていないことも多い。
ところが、場を支配できる。何故か――。彼は、猛禽のような鋭い眼で、討論相手を見据える。低くドスの効いた声でゆっくりしゃべる。加えて、学者らしく丁寧にしゃべるから、貫禄が加わり、迫力に深みが増すのである。
本書では、こうした「言葉以外の情報」すべてをひっくるめて、「見た目」と捉えてみた。
同じ指示でも、Aさんが言えば従うが、Bさんが言っても従いたくない、ということは多い。内容より「誰が言ったか」の方が重要なのである。「伝達力」には能力や人格が問われるのである。ところが、その能力や人格は困ったことに「見た目」に表れるものなのだ。
このように社会を強く支配し続けているのは「ノンバーバル・コミュニケーション」である。ところが、それを記したいい書物が日本にないというのが私の長年の不満であった。マジョリー・F・ヴァーガスの『非言語コミュニケーション』(石丸正訳・新潮選書)という古典が一冊あるのみである。それも、二十年ほど前のアメリカの書物だから、今の日本の実情に即していない。名著ではあるものの、大学で教えるときには、ちょっと使いづらいという感もあった。私は、今の日本に合った「ノンバーバル・コミュニケーション」の本の必要性を感じていた。それが、本書を書いた動機である。
日本では「コミュニケーション教育」は基本的に、国語という教科が負う部分が大きい。言語は伝達の手段だから、「言語教育」が「コミュニケーション教育」を担うのはむしろ自然ではある。
しかし、「言語以外の伝達」にももっと目を向けるべきである。何故なら、七%より九三%の方が、大きいからである。
最近は、話し方についての入門書やカルチャー・スクールのお陰で、そつなく知的に話す人が増えてきた。ところが、顔や風体などの見栄えと、その人の口から出てくる言葉が合っていないから、かえって奇妙な感じなのである。
見栄えと言葉、我々はどちらを信じればよいのか――。マルチ商法や新興宗教などで、ぼろ儲けをした人が逮捕されて、マスコミに顔が出てくる。その人のインチキ臭さは、
顔や風体に如実に表れている。だがどの事件の場合でも、弁舌がたくみだったからつい信じてしまった、と被害者はいうのである。私は言葉より見栄えの方が、よりその人の本質を表していると考えている。
私が行きつけの飲み屋の女将は、「お客さんがどういう人かは、一目見れば大体判りますよ」という。こういう人は言葉にされない。というより、たくさんされて、人を見る目を養ったのである。
私は、結局、鍍金が剥がれる「話し方」を勉強するより、一生使える「見栄え」を身につけた方が得だとも思う。
そんな「ノンバーバル・コミュニケーションの力」を皆さんが少しでも知って、身に付けていただければ幸いである
著者について
1956(昭和31)年福岡県・久留米市生まれ。横浜国大卒。博士(比較社会文化、九大)。九州大谷短大助教授などを経て著述業。『戯曲・星に願いを』で、文化庁・舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也 雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞(筆名/さい ふうめい)。
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 第18版 (2005/10/16)
- 発売日 : 2005/10/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4106101378
- ISBN-13 : 978-4106101373
- 寸法 : 10.8 x 0.9 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 15,068位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの書籍について、以下のような評価をしています: 内容が濃くて内容の濃い本だと高く評価しています。さらりとした文が納得させられるだけでなく、例え話がわかりやすく、とても勉強になると好評です。見た目の重要さや魅力的な本のタイトルで購入の気をそそられたという声もあります。マンガ文化については参考になるとの声が多く、特に漫画好きなら面白いかもしれないという意見があります。一方で、ノンバーバル・コミュニケーションの話として、一部のお客様は予想していたものと違ったという指摘もあります。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの漫画の内容を非常に高く評価しています。内容が濃くて、老若男女問わず読むべき入門書だと感じています。さらりとした文も納得させられる内容で、表題ほど強烈な内容ではないと好評です。また、例え話がわかりやすく、すぐに読み終えたという声もあります。
"とても参考になりました。" もっと読む
"...第一印象から変えるのはとても難しくかんじたので、人事では済まさずにじっせんします。 とても勉強になります。" もっと読む
"これは本当にオススメです。 例え話がわかりやすく、すぐに読み終えてしまいました。 表紙の見た目によらず、イラストの説明もあり、 「なるほど…」と思わず声を漏らしてしまうほどでした。" もっと読む
"...説得力がある部分もあれば、 その業界ではそうだね、という部分もある。 また、表題ほど強烈な内容ではない。" もっと読む
お客様はこの本の外観について高く評価しています。見た目の重要さ、人間に内面がどれだけ影響しているかが分かり、とても魅力的な本だと感じています。また、タイトルも魅力的で、購入の気を引き起こす内容だったようです。
"薄い、余りに内容が薄い。見た目が大切なのは、今時当たり前やんか~の今更感。 そやから、何やねん。美しい容姿、もてまくりのファッションとか、そこ大事やろが。 こんな本買わず、ファッション雑誌買って、モデルさんの雰囲気をまねる方が得策だ。" もっと読む
"とても魅力的な本のタイトルで購入の気をそそられました。それにもまして中身はとても魅力のあるものでした。まず注意深く 「愛情を持って」人を観察することを具体的に教えていただきました。これからも折に触れて参考にさせていただきます。" もっと読む
"...この本を読んで見た目の重要さ、人間が見た目と言うものにどれだけ縛られているかがわかります。 人の内面はもちろん重要です。ですが、その判断の前段階である「見た目」は、社会で生きる人間として、もっとも重視しなければならないものです。..." もっと読む
"中は綺麗だったし、満足しています。本屋さんで探さずに手元に届くので助かりました。" もっと読む
お客様は、この本についてマンガ文化について参考になることが多く、漫画好きなら面白いかもしれないと感じています。さらりとした文面も納得させられるようです。一方で、ノンバーバル・コミュニケーションの話として、一部のお客様は期待していた内容とは違ったという指摘もあります。
"ちょっと想像してたのとは違った。役者、漫画好きなら面白いかも。" もっと読む
"...内容は、やはりマンガ文化が主となっているのでこの本の表題とはかけ離れているとの印象を持ってしまう。ただ、マンガの文化については参考になることが多かった。さすが、漫画家として現役であるからさらりとした文も納得させられる。..." もっと読む
"...なぜなら、私はタイトルから想像される内容にはまったく興味がないからです。そういうヘソマガリ的態度で購入したら、案の定とても面白かった。ただし、ノンバーバル・コミュニケーションの話として、という前提がつきます。著者の略歴を見ると比較社会文化の研究を経て、舞台の演出家でもあり漫画家でもあるという。..." もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2020年6月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入とても参考になりました。
- 2021年6月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入思ってた内容と違うけどこれはこれで勉強になります^^
- 2019年12月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入タイトルにひかれて購入。
見た目の重要性以外にも、日本人とその他の気質(や文化)の違いなどに触れていて面白い。
ただ、納得する部分もある反面、かなり偏見が入っていると思える部分もあって、全面肯定ともいかない。
作者が漫画家のせいか、漫画を引き合いに出した内容が多いのも特徴。
賛否が分かれる部分かも、と思った。
- 2019年8月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入薄い、余りに内容が薄い。見た目が大切なのは、今時当たり前やんか~の今更感。
そやから、何やねん。美しい容姿、もてまくりのファッションとか、そこ大事やろが。
こんな本買わず、ファッション雑誌買って、モデルさんの雰囲気をまねる方が得策だ。
- 2018年6月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入知り合いのオススメ本とあり、探してました。
人の印象は第一印象で決まると言っても過言ではありません。
第一印象から変えるのはとても難しくかんじたので、人事では済まさずにじっせんします。
とても勉強になります。
- 2021年3月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入『人のコミュニケーションは、非言語が9割を占めている』という内容。非言語コミュニケーションが、人間の心理に多大な影響を与えている事を実感し、その理由を知りたくて本書を手に取った。
ただ、余りに個人的主観が多すぎて参考にならず。。
2005年刊行だからといのもあるが、内容を権威的にするため心理学者の名前を出した後、自分の個人的な主観・経験知が主観を元に記述されているのみ。「主観ではあるが」等の記述もなく、あたかも事実であるかのような記述は頂けない。
⚪︎非言語コミュニケーションのしくみを知りたい
⚪︎実践に役立てたい
場合は、科学に基づいた他書籍の方が有益。ノンバーバルコミュニケーション系、認知科学系、元CIA諜報員系の微表情科学など。
- 2020年9月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入もっと外見の重要性や見た目についての内容かと思いましたが、やや違いました。
内容についても、少しだけ薄かったように感じます。
- 2020年5月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入タイトルから顔立ちできまる、という印象を受けますが、そういうことではありません。第一印象をあげたい人は必読です。