本書の前半は過去に書き残された能う限りの古い文献からの死生観についての言い伝えや経験談が豊富に紹介されていて、現代人の感覚ではなく中世に生きた人々の赤裸々な思考回路に直面するように構成した阿部氏の試みが読み取れる。しかもこれらのサンプルは興味深いものばかりが採り上げられているので、暗く重いテーマを扱った著書のわりには読み易い。ヨーロッパでの罪と罰の意識の大きな変革はキリスト教の布教によって訪れている。当初のキリスト教では、人は死後生前の行ないによって天国か地獄へ行くことになるが、後になって祈ることで救済可能な中間界の煉獄が捻り出される。しかしそれ以前の北欧やゲルマン或いはギリシャ、ローマの世界では冥界はあってもそうした区分けは存在せず、死後の世界が決して悍ましい苦痛を与えるところでもなかったようだ。死は彼岸ヘの移動という感覚で現世とそれほど変わらないところとして捉えられているのが興味深いし、人間が生まれながらにして罪を背負って生きているという意識も当然皆無だった。
一方キリスト教ではアダムとイヴが楽園での全被造物に対する特権的支配権を委ねられていたにも拘らず、二人は悪魔の誘惑に負けて禁断の果実を食べたために楽園から追放される。当初二人は愛と相互の信頼によって生きていたが、神の罰で世界は牢獄化し、霊は肉体の奴隷となった。従って人間の本質は悪だが、神から与えられた善も残されている。こうして不完全になった人間はアウグスティヌスによれば自分自身の欲望の奴隷になると同時に他人の奴隷にもなる二重の奴隷化に苛まれる。本来国家という体制は人間にとって相応しくないが、罪を背負った人間同士が生きるためには甘んじて服従しなければならない。著者はキリスト教的国家の成立に多大な貢献をしたのがフランク王国のカール大帝だったとしている。ゲルマンの統一と一貫した宗教を通した統治は彼の野望だったが、それは当時のローマ教皇の目論見とある点で図らずも一致していた。カールは国政に携わる要職から下部組織に至るまで僧侶を起用して、ゲルマン人のキリスト教化を徹底した。それが自らの国体を堅持するものと信じて疑わなかったからだが、教会側としては世界の教化に利用できる絶好の人物であった筈だ。
信者には司祭の前で告解することが義務付けられたが、その時教会が個人を強制し服従させるために最大限利用した武器が罪であったとしている。阿部氏はそれをヨーロッパでの個人の形成の萌芽と見ている。つまり告解は司祭との間で秘密が厳守されたので、個人の権利が保護されることも意味する。従って教会からの強制という形であっても、ヨーロッパで個人の人格が認められ、共同体と個人の間に一線が設けられたと締めくくっている。しかしながらキリスト教会の個人への厳しい介入によって、古いゲルマンの伝統的な精神がすっかり淘汰されてしまったわけではなく、それが古い民話集やグリムやアンデルセンのメルヘンの中に確実に残って現代にも生き続けているという指摘は、伝統や慣習が如何に根強いものかを物語っている。
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西洋中世の罪と罰 亡霊の社会史 (講談社学術文庫 2103) 文庫 – 2012/3/13
阿部 謹也
(著)
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エッダ、サガに登場する粗野でたくましい死者のイメージは、中世後期の『黄金伝説』『奇跡をめぐる対話』では、生者に助けを求める哀れな姿となる。その背景には何があったのか? キリスト教と「贖罪規定書」そして告解の浸透……。「真実の告白が、権力による個人形成の核心となる」(M・フーコー)過程を探り、西欧的精神構造の根源を解き明かす。(講談社学術文庫)
ミシェル・フーコーは、ヨーロッパにおける「個人」と「権力」の関係についてこう述べています。
「個人としての人間は、長いこと、他の人間たちに基準を求め、また他者との絆を顕示することで(家族・忠誠・庇護などの関係がそれだが)、自己の存在を確認してきた。ところが、彼が自分自身について語りか得るかあるいは語ることを余儀なくされている真実の言説によって、他人が彼を認証することになった。真実の告白は、権力による個人の形成という手続きの核心に登場してきたのである」
ヨーロッパにおいて12~13世紀にかけて、大きな変化が起こりました。8~9世紀に起こったカロリング・ルネサンス以降、ゲルマン社会はキリスト教化の動きが顕著になっていきます。そこで登場したのが、「贖罪規定書」です。俗信や魔術など迷信的な世界に生きる民衆の日常生活の細部にいたるまで点検し、個々の行動を裁き、罰を与えるものです。その介入は、「自発的な告解」にもとづくものでした。聖書にもとづく生活モデルに合わないことを罪とし、それに細かく罰を与えたのでした。こうすることで「個人」対「国家権力」が西洋的なあり方で成立していきました。
本書では、「贖罪規定書」以前の死者の国(元気な死者たちが暴れ回る)が、だんだんと弱い死者の国(地獄・煉獄からの助けを求める)へと変化していく様子を、様々な資料から読み解いていくものです。
エッダ、サガ、『奇跡をめぐる対話』、『黄金伝説』そして『贖罪規定書』と様々な資料を渉猟しながら、ヨーロッパの精神構造の根源へと迫ります。
ミシェル・フーコーは、ヨーロッパにおける「個人」と「権力」の関係についてこう述べています。
「個人としての人間は、長いこと、他の人間たちに基準を求め、また他者との絆を顕示することで(家族・忠誠・庇護などの関係がそれだが)、自己の存在を確認してきた。ところが、彼が自分自身について語りか得るかあるいは語ることを余儀なくされている真実の言説によって、他人が彼を認証することになった。真実の告白は、権力による個人の形成という手続きの核心に登場してきたのである」
ヨーロッパにおいて12~13世紀にかけて、大きな変化が起こりました。8~9世紀に起こったカロリング・ルネサンス以降、ゲルマン社会はキリスト教化の動きが顕著になっていきます。そこで登場したのが、「贖罪規定書」です。俗信や魔術など迷信的な世界に生きる民衆の日常生活の細部にいたるまで点検し、個々の行動を裁き、罰を与えるものです。その介入は、「自発的な告解」にもとづくものでした。聖書にもとづく生活モデルに合わないことを罪とし、それに細かく罰を与えたのでした。こうすることで「個人」対「国家権力」が西洋的なあり方で成立していきました。
本書では、「贖罪規定書」以前の死者の国(元気な死者たちが暴れ回る)が、だんだんと弱い死者の国(地獄・煉獄からの助けを求める)へと変化していく様子を、様々な資料から読み解いていくものです。
エッダ、サガ、『奇跡をめぐる対話』、『黄金伝説』そして『贖罪規定書』と様々な資料を渉猟しながら、ヨーロッパの精神構造の根源へと迫ります。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/3/13
- 寸法10.8 x 1.1 x 14.8 cm
- ISBN-104062921030
- ISBN-13978-4062921039
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商品の説明
著者について
(あべ きんや)
1935-2006。一橋大学経済学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了。 一橋大学名誉教授・元学長。歴史学者。
著書に、『ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界』『「世間」とは何か』『「教養」とは何か』、『中世を旅する人びと』(サントリー学芸賞)、『中世の窓から』(大佛次郎賞) 、訳書に『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(日本翻訳文化賞)など多数ある。
1935-2006。一橋大学経済学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了。 一橋大学名誉教授・元学長。歴史学者。
著書に、『ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界』『「世間」とは何か』『「教養」とは何か』、『中世を旅する人びと』(サントリー学芸賞)、『中世の窓から』(大佛次郎賞) 、訳書に『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(日本翻訳文化賞)など多数ある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/3/13)
- 発売日 : 2012/3/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062921030
- ISBN-13 : 978-4062921039
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 14.8 cm
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- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2018年10月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2013年10月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入阿部謹也さんがなくなって、どんなヨーロッパ中世史を読んだものか、悩んでしまう。
ハードカバーで読んでいたものが、文庫で携行しやすくいつでも手元で読めるのはうれしい。
ヨーロッパにおける個人の誕生、日本的な「世間」と社会の違いなど、何度読んでもおもしろい。これとあわせて「刑吏の社会史」も読んだら、ヨーロッパ中世史の虜になります。
- 2012年5月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入阿部先生のライフワークの中世ヨーロッパの民衆の残した逸話、物語の研究から中世社会を読み解く視点は、新たな創造的異文化理解の手法として大きな真理を浮き彫りにする。
少なからずドイツで仕事をする際に参考にさせて頂き、ドイツ人との意思疎通において有効につかわして頂いている。
- 2015年9月19日に日本でレビュー済み本書は、中世の西欧社会に於ける「罪と罰」の意識について、伝説や物語を紹介しながら解説したものである。
『アイスランド・サガ』を中心に、『黄金伝説』や『奇跡を巡る対話』、或いは『贖罪規定書』等など、普段ではお目に掛かれないような珍しい資料を駆使しながら読み解いており、中世ヨーロッパに関心がある方にとってはまたとない機会を与えてくれる一冊と言えよう。
本書は「古ゲルマンの亡者たち」「死者の国と死生観」「キリスト教の浸透と死者のイメージの変化」「中世民衆文化研究の方法」「罪の意識と国家権力の確立」「キリスト教の教義・ゲルマン的俗信の拮抗」「生き続ける死者達」の七章で構成されている。
このように目次を見渡しただけでも、民俗学から社会学に至るまで、非常に幅広い視点を以って論じられている事がお解かり頂けると思う。
取り分け、欧州社会が「民間伝承」と「キリスト教」との狭間にある事を実感出来る展開が面白く、その対立と融合という“微妙さ”が興味深かった。
例えば『アイスランド・サガ』の登場人物達は何故、死を恐れないのか…。
そこに見出せるのは、残された血縁者への配慮という現実的な心理であったり、“運命”への信仰であったり…少なくともキリスト教的な「地獄」と言う観念は存在しない。
或いは、ヨーロッパの北部と南部とでは“死者”に対するイメージが異なるのは何故か…。
それは北部に比べて南部では「古代ローマ信仰」即ち、キリスト教に於いては「異教」が根付いていたからであり、その原点を知らなければ欧州全体の「死生観」を知る事は出来ない。
…以上はほんの一例に過ぎないが、本書は様々な視点を以ってヨーロッパ社会の源流や、それに伴う死生観の変遷等を読み解いて行くのだ。
また、内容に即した木版画等を掲載する等の工夫も見られ、特に、第七章「生き続ける死者達」に於いて《死の舞踏》を紹介している所は良い演出であったように思う。
但し、物語の引用・抜粋が余りにも長いのには些か閉口してしまった。
本書は、物語を紹介した後で著者がコメントを加える…という構成なのだが、この引用部分を抜いたら、殆ど解説部分が残らないのでは無いか…と思える程なのである。
勿論、冒頭に述べたように、余り一般的では無い資料を扱っている事から「これを機に、是非とも紹介したい」…と言う著者の熱意は理解出来るし、その思いは「余りにも面白いので長く引いてしまった」といったコメントからも察する事が出来る。
然しながら、こうした物語や伝説を読み慣れている方は別として、私のような全くの素人ともなると、物語の筋を追うのに忙しくなってしまい、如何なる点に着目するべきなのか、或いは、何処に「罪と罰」が見出せるのか…とにかく混乱してしまうばかりなのである。
そのように考えると、折角の面白い指摘が全て物語の紹介の中に埋もれてしまっているようにも思え、何やら非常に勿体無い。
著者が「手抜き」をしているとは言わないまでも、せめてもの引用は簡略に、時には中略する等の推敲は欲しかったように思う。
阿部謹也氏と言えば、日本に於けるヨーロッパ民俗学研究に大いなる功績を残した人物であるだけに、大きな期待を以って本書を手に取った。
然しながら、あくまでも本書に限っては…の話ではあるが、物語の紹介だけで終わってしまった感もあり、同氏の研究成果が存分に活かされているとは思えず、その点だけがやや残念である。
- 2015年6月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入着眼点は良いのに、民俗と神話を恣意的な引用・解釈しているだけの自己満足に堕している。
まず論拠の資料・文献が偏っていて少なすぎるため、説得力が無い。
テーマと無関係な解釈をあちこちに付け加えているため、散漫で一貫性に乏しい。
各章の内容とタイトルが一致していない点に至ってはお粗末すぎる。
歴史をテーマにしているのに通時的な検証・考察が杜撰。
解釈一つとっても唸らせるようなキレも目新しさや再発見も無い。哲学的に一本スジが通っていればまだマシだが、哲学性も批判精神も無い。
千円近いお金を払って買ったのだから何か一つぐらい得るものを見つけたかったが、私の才知では不可能だった。
- 2022年8月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入意外と薄い本です。某れの社会史ということで中世初期の亡霊は、まるで自分が生きているかのようにかぞくのもとにあらわれて時間を過ごしていたのが、キリスト教の流入によって、死んだ自分のために祈ってくれという亡霊が出てくるようになるという感じです。煉獄という、天国と地獄の中間にいる人の救済のようです。煉獄は中世に考えられたもので、感覚的には天国と地獄の間という感じですが、昔からカトリックの世界で言われてきた煉獄とはちょっとイメージが違う感じがします。なんにしろためになりました。