伊藤典夫さんの傑作というと、私なんかはシルヴァーバーグの『時間線をのぼろう』新訳版の名調子辺りを連想しちゃうクチなんですけどね…
いや、ラファティの短編集や『2001年宇宙の旅』なんかも良かったとは思いますが、いかんせんすご~く若い頃だったので…
で、これはその私が若かった頃よりもっと昔の、伊藤氏二十代の初々しき頃のお仕事ばかりを集めた、要するに〈オールドファンによるオールドファンの為の自分達史〉的な作品集だったのですね。早い話が年寄りの自己満足。
いや、でもその年代のファンって、もう半分かそれ以上、鬼籍に入ってません?
内容的にもつまらない作品ばかりで、よっぽど途中で投げ出そうかと思ったのですが、最後にP・アンダーソンの未読作(『救いの手』)が入っていて、そもそもこれ目当てで買ったようなものなので、とにもかくにも完読……
で、最後に大当たりの作品に大感激! 良かったです。さすがアンダーソンですねぇ、いつも期待に応えてくれます。
この一篇のためだけにでも、買う価値はあると思います。なのでアンダーソンに免じて、星は4つ付けときます。
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伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2019/5/23
マレイ・ラインスター
(著),
ジョン・ウインダム
(著),
ジェイムズ・ブリッシュ
(著),
フィリップ・ホセ・ファーマー
(著),
ジェイムズ・ホワイト
(著),
デーモン・ナイト
(著),
ポール・アンダースン
(著),
高橋良平
(編集),
伊藤典夫
(翻訳)
&
6
その他
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無辺の空間に茫漠とひろがるカニ星雲──その外縁部で銀色に輝く地球の宇宙船が遭遇した漆黒の異星船は、敵か味方か? SF界の重鎮によるもっとも有名なファースト・コンタクト・テーマの決定版「最初の接触」をはじめ、『呪われた村』のジョン・ウインダムの「生存者」、鬼才P・J・ファーマーの「キャプテンの娘」など、名翻訳家伊藤典夫が惚れこみ翻訳した宇宙SFの中から、SF評論の第一人者高橋良平が7篇を厳選。
〔収録作品〕
「最初の接触」マレイ・ラインスター
「生存者」ジョン・ウインダム
「コモン・タイム」ジェイムズ・ブリッシュ
「キャプテンの娘」フィリップ・ホセ・ファーマー
「宇宙病院」ジェイムズ・ホワイト
「楽園への切符」デーモン・ナイト
「救いの手」ポール・アンダースン
〔収録作品〕
「最初の接触」マレイ・ラインスター
「生存者」ジョン・ウインダム
「コモン・タイム」ジェイムズ・ブリッシュ
「キャプテンの娘」フィリップ・ホセ・ファーマー
「宇宙病院」ジェイムズ・ホワイト
「楽園への切符」デーモン・ナイト
「救いの手」ポール・アンダースン
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2019/5/23
- 寸法10.6 x 1.6 x 15.7 cm
- ISBN-10415012230X
- ISBN-13978-4150122300
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- 発売日 : 2019/5/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 415012230X
- ISBN-13 : 978-4150122300
- 寸法 : 10.6 x 1.6 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 495,857位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 815位ハヤカワ文庫 SF
- - 2,805位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 45,900位文芸作品
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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5つのうち4.6つ
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- 2019年6月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入宇宙の涯で遭遇した、二つの文明をめぐる皮肉な一幕を描いた表題作以下。
ラインスター、ウィンダム…往年の名作家たちが織り成す、名作SFを集めた味わい深い一冊。
しかし、今のご時世、
翻訳家・伊藤典夫の名前を前面に押し出さないと、
こうしたサクヒンが世に出ないという点に
一抹の寂しさを感じずにおけない。
- 2019年6月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入広い宇宙では色々な事件や事故が起きそうです。偶然にも知的異星人に遭遇したり、不慮の事故で危機的な状況に陥ったり・・・。そんな時人間は果たしてどんな行動をとるのでしょう。本書には7つの短編が
収められており様々な人間模様が描かれています。ユーモアか、諦めか、狂気か。短編特有の最後のひね
りも見逃せません。
最近のSF映画「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」「アベンジャーズ」「移動市」・・・等々
想像をはるかに超えた映像を見慣れた目の肥えたファンからみれば、さすが古臭さは否めませんでした。 先のレビュアーさんも書かれている様に「おおらかで能天気なプロット~」が懐かしくもあり淋しい思い
もしました。
最もインパクトの強かったのはポール・アンダースンの「救いの手」。宇宙テーマなのだが、物語は現
在の国際情勢そっくりそのまま描いています。発展途上国に自国のルールや価値観、効率化を押し付ける
A国の傲慢さ。
これにべったりの日本と寒く貧しいながらも臥薪嘗胆、伝統を重んじ独自路線を貫き通す某国との対比
をものの見事に表現。本作品の著者が日本人ではなくアメリカ人であるところも又皮肉ではある。
各章ごとにSFマガジン発表時のイラストも紹介されていて、懐かしい雰囲気を味わうこともできます。
次巻は「突然変異/ミュータントテーマ」か、それとも「BEM/異星人テーマ」か「人類破滅/侵略テー
マ」か「ロボット/アンドロイドテーマ」か、今からワクワクします。
- 2019年6月14日に日本でレビュー済みサブタイトルからファースト・コンタクト・テーマの作品集かと思っていましたが、帯には“宇宙テーマSFの名作を厳選”となっています。サブタイトルは、冒頭に掲載されているマレイ・ラインスターの有名な短編のタイトルです。考えてみれば、第一集の「ボーロゴーブはミムジイ」もそうでした。早とちりはダメですね。
「最初の接触」は、アメリカ本国では1945年発表、日本では1964年に翻訳された短編で、後に同じサブ・テーマの作品の代表作とまで呼ばれるようになった作品。当然一度は読んでいると思っていたのですが、どうも記憶と違う。結局、オチは自分の記憶とはまったく逆でした。どこで読んだ話だったのでしょう?
評者自身、系統的に整理しているわけではないので印象に過ぎませんが、多分昔から無意識的に書かれていた“最初の接触”に関する話(SF以外でもたくさんありそう。)を意識してタイトルに採用したラインスターはやっぱりただ者ではないと思います。
2番目のジョン・ウィンダムの「生存者」(1952年)は10年ほど前に創元の短編集「時間の種」で読んでいたので2回目。創元版に比べると文字がずいぶん大きくなっているので読み易いけどページ数は同じ。翻訳表現の違いでしょう。強烈な自己保存欲と冷徹な論理、そしてホラー。衝撃の展開。
3番目のジェイムズ・ブリッシュの「コモン・タイム」(1953年)。SFには時々まったく理解できない話があるのだけれど、これもそう。前半はまだ面白かったのだけれど、途中から訳がわからなくなりました。何が書きたかったのかまったく理解できません。最後から3行目、“コモン・タイム”に漢字が振ってあるけれど、これがオチかなあ?
4番目はフィリップ・ホセ・ファーマーの「キャプテンの娘」(1953年)は、本書の中で一番長い約170枚の中篇。ずいぶん昔にファーマーの紹介で知って以来ずっと読みたいと思っていました。評者は半村良の『石の血脈』との関連を凄く感じたのですが、80年代以降に次々に作られた米国のB級宇宙特撮映画にもたくさんのタネをまいたように思います。この時代にこのネタは、さすがにファーマー。
ところで、タイトルページに掲載されたSFMの画像を良く見ると“訳/大野二郎”と読めます。本書は伊藤氏の翻訳作品を集めたものなので、このペンネームは伊藤氏の別名でしょう。しかし、解説ページには「恋人たち」が伊藤氏の訳でありながら一条佳之名義で発表されたことが書かれているにもかかわらず“大野二郎”に関する記述がどこにもありません。せっかく個人名を冠した傑作選なのだから一言触れて欲しかった。と思っていたら、最後の「救いの手」の解説にちょっとだけ関連事項の記述がありました。ちょっと不親切では?
5番目はジェイムズ・ホワイトの「宇宙病院」(1958年)。トンデモなアイデアにびっくり。シリーズ物らしいけれど、他の作品も読んでみたいような、その価値もないような・・・。でも、ネタだけは聞いてみたいような。
6番目はデーモン・ナイト「楽園への切符」(1952年)。本筋に入るまでのつかみの部分が長い。フレデリック・ポールの『ゲイトウェイ』の元ネタかな?
本書の最期を飾るのが、ポール・アンダースンの「救いの手」(1950年)です。テーマとしては、宇宙物というよりむしろ風刺SFでは?終盤まで読んだ時、この話は知っているぞと思ったけれど、ストーリーの記憶はありません。もしかしたらアイデアだけどこかで読んだのかも。読了直後はなかなかの傑作だと思ったのだけれど、考えていたら、いろいろ引っかかりました。
本作は、枚数の関係もあって問題が単純化されてわかり易い展開になっていますが、このテーマは、その後も何度か、より洗練された形で小説化されているのではないでしょうか。文化史的には普遍的なテーマでしょう?
また、この作品が発表された1950年と言えば、ちょうどドイツと日本が戦後復興でアメリカの支援を受けていた頃。作者の意図はわかりませんが、日本がクンダロア連邦かと思うとちょっと複雑な気分です。
全体的に、伊藤氏と編者の高橋氏が、各作品のどこを評価しているのか知りたい気分です。
そんなことは自分で考えろって、いや、ごもっとも。
- 2019年6月24日に日本でレビュー済み「ボロゴーヴはミムジイ」に続く伊藤典夫さんの翻訳短編集。前回は気付かず読んでいたのですが、テーマアンソロジーだったのですね。
ということは今後も続きそうで楽しみです。
私のSF読書傾向としては第1弾のほうが好みだったのですが、読後、SFに詳しくない若い人などに薦めたいのはこちらかなと思いました。
ホラーチックな話あり、ラブロマンスあり、童話に仕立てたほうが受けたのではと思う穏やかなユーモアあり、文化や第三世界への考察あり--ストーリーのバリエーションが豊富で飽きさせません。
テーマのためにストーリーを無理矢理組み立てているような話も中にはあるけれど、最近作では妙に現実的なSFばかり読んでしまっている私としては、どれも新鮮で楽しめました。
次は何がテーマだろう?テーマは前回、今回くらいの緩さで、網にかける作品を増やして続けてください。
伊藤さんがBプラスの評価をした作品、まだまだあるでしょう。
- 2019年5月31日に日本でレビュー済み時間・次元テーマだった『ボロゴーヴはミムジイ』に続き、宇宙というテーマで、1960年代にSFマガジンに伊藤典夫さんが訳した作品から7編が選ばれています。
訳されたのがその時期ということで、書かれたのは1950年代(表題作は1945年)で、作家も懐かしい名前が並んでいました。
さすがに設定やガジェット、登場キャラクターの思考など、古さを感じてしまう部分もあちこちありますが、
ファースト・コンタクト、宇宙でのサバイバル、変容する時間、不可思議な症状の患者をめぐるサスペンス、テレパス医師と巨大患者、未知の世界へのゲート、異星人の大使、
などという言葉にわくわくするアイディアSF好きなら、今読んでも楽しめる古典SFアンソロジーだと思います。
- 2021年4月23日に日本でレビュー済み伊藤典夫訳の傑作選では、本書の前に「ボロゴーヴはミムジイ」を読んだ。それも楽しめた。
で本書ですが誕生日のプレゼントの一つとして娘から贈られた。う~むポイントはずしてないよありがとう!
本書も構成含めて自分好みの内容でとても楽しめた。本書の作品が掲載されていた当時は、おそらくまだ10代になるかならずの年齢と思われる。なので、作品ごとの当時の解説も大変ありがたい。個人的に、こういったアンソロジーの体裁は大好きです!
それぞれの作品についていえば、この中でもやはり「最初の接触」とか「キャプテンの娘」などは自分好みなんだけど、すでにクラッシックと言えるSFが面白いというのは、結局”物語”として楽しめるかどうか、ということなんだろうなやはり。
先見性もカガクテキなリアリティも十分とは言えないお話の数々ですが、SFという環境の中で繰り広げられる人間の物語が面白いんだろうと思います(当たり前か(;^ω^))。
既に生活のなかにインターネットやスマホがある人にとって、これらの物語を読むインセンティブがあるのかないのか判りませんが、空想科学小説と呼ばれたSFになじんできた人間にとっては”温故知新”の趣もあって、懐かしい肌合いの初めて接する物語の数々でした。
そしてハヤカワさん(だけじゃなくほかの出版社も含め)には、この手の作品をもっともっと掘り起こして世に出してほしい、と切に思うのであります。