本書は名作として記憶されるに値する仕事だと考える。
一巻は序章。現実世界においての幻想であるゲーム世界。
現世利益に従い争う人々が描かれる。
しかし、これはあくまで序章。数多の物語との差別化は果たされてはいない。
二巻において現実に対して幻想が牙をむく。恐るべきは説得力。
ぽわっとした妙ちきりんな似非科学ではなく、現代を生きる我々としては納得せざるを得ない理由で破滅は訪れる。
ここで幻想は現実として成り上がり、現実世界は悪夢に見舞われる。
そして最終の三巻。
幻想はその終わりを迎えようとするが、それは現実との再会を意味する。
滅びようとしている二つの現実が再び出会うとき、我々の目にするのは現実と幻想による大いなる奇跡である。
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セルフ・クラフト・ワールド 1 (ハヤカワ文庫JA) Kindle版
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大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)である〈セルフ・クラフト〉のゲーム世界では、人工生命“G-LIFE”が奇跡の独自進化を遂げていた。ゲーム内のド田舎村で旅人を迎える役目のエリスは、九州女性(?)のノンプレイヤーキャラクター(NPC)。砂漠で彼女の命を救ったプレイヤーのGENZ(ゲンツ)は、G-LIFEの不可思議な生態を研究しているという。そこへ謎のハッカー集団の侵入事件が――世界最高の熊本弁ファンタジーSF、ここに開幕!
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2015/11/25
- ファイルサイズ1786 KB
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登録情報
- ASIN : B018IDA81Q
- 出版社 : 早川書房 (2015/11/25)
- 発売日 : 2015/11/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1786 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 275ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 167,708位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2021年5月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入男の方は、すでに年金年齢。女の方は、NPC。その辺りは新鮮です。本文の方では、女はモブっぽいNPCなので、服装は地味目に説明されていますが、表紙の派手な方は誰なんでしょう?髪型、服装は数種類ゲームの中で準備されていて、NPCでも自我を持ってしまったっぽいので、自由に選択できるようです。実用本位が好みの彼女が露出過多な選択はしないと思う。
女の自我が、人間に似てい過ぎて変な感じがする。もっとかっ飛んだ自我を持って欲しい。
- 2017年4月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入MMORPGの仮想世界の中で、生物が人間の予想もしなかった進化を遂げ、それが「生物学」的な研究対象になった時代……という設定がとても刺激的でした。
そして、進化を遂げたのは生物だけではなく、AIを搭載されたNPCたちも、人間の設定したルール(定期的にリセットされるとか、メタ的な発言はできないとか)の中で、プレイヤーの知らないところで独自の文化を作り上げてしまっている、というのはSFとしてとても興味深かったです。
(例えば、彼らは「私たちは人間です」と言うけれど、同時に「プレイヤーはプレイヤーであって、私たち人間とは違う」という風に理解している。「人間」という言葉の意味が変化してしまっている)
死に対する意識が全然違うとか。
そしてまた、生物、NPCとも、人間が作ったシステム、ルールを利用して、まるでその裏をかくように進化するものも……。
ヒロイン(主人公)にして、物語の語り手であるエリスも、自動生成された村人NPCだったものが、プレイヤーであるゲンツに「仲間」として登録された存在なわけですが、その性格が一筋縄ではいかない。
彼女の揺れ動く内面が女心として「リアル」なのかどうかは私にはわかりませんが、そこらの薄っぺらいご都合ヒロインに比べてずっと複雑でめんどくさい(誉め言葉)心の動きがたいへん印象的です。
……熊本弁(「方言生成エンジン」によって、NPCゲーム内の地方ごとに異なる方言を話す、という設定)が読みづらい、という意見もありますが、私はそこまで気になりませんでした。
私は関東の人間ですが大体意味はわかりますし、本当に意味がわからない台詞は、登場人物であるゲンツも「何を言ってるのかわからん」と言ってるので、作者としてわからせるつもりがない台詞なのだと思います。
惜しむらくは、ゲーム外の描写がほとんどないことでしょうか。
ゲーム内で急速に進化した生物の生態・生物学的構造が、外部世界における技術革新にヒントを与え、知的財産として貴重な存在になっている(「存立危機事態」なんてきな臭い言葉まで出てくる!)……という設定で、それが「生物学者」であるゲンツの行動の動機になっているわけですが、ゲーム内生物がゲーム外の科学技術にどう応用されているのか、という例がほぼ全く描かれない(「アローバード形スピーカー」だけ)ので、ゲンツらの危機感が今ひとつ実感の湧かないものになってしまっています。
ですが、舞台である「セルフクラフトワールド」の方は、非常に精密に描かれていて、納得力もあります。
遠い異星ではなく、人間が作り出した仮想世界の中に、開発者である人間たちですら想像もしなかった新世界が生まれていた……という設定に心躍る方にはぜひお勧めします。
- 2023年9月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入センス・オブ・ワンダーを支える発想は良いと思う。ゲーム世界の特性と生態系、そこで起こる事件。
それなのに、今ひとつワクワクできない不思議。
世界観の開示が遅いというか、没入感が弱いというか。仮想世界で起こっている事象は確かに重要なんだけれど、説明の小難しさが足かせになってるように感じた。
また、登場人物同士の会話だけで、現実世界の事象を伝えることの難しさも感じた。
正直、自分には合わなかった。
- 2018年5月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入個人的にはマージナルオペレーションや遥かなる凍土のカナンより面白いと思う。
ストーリーの背景となっているシステムがしっかりしている。「遊び」の部分がしっかりと後後の(次巻以降の)伏線になっている。
AIの個性化している部分がとても楽しくてやり取りを楽しんでいるだけですいすいと読める。
- 2019年3月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入生物とゲームと工学が好きな人は楽しく読み進められますね。
まだまだ続くので、今後も展開に期待です!
- 2015年12月7日に日本でレビュー済みAmazonで購入半分でも十分楽しいと思う。
ラノベ読者が読むと
「熊本弁可愛い」
ネトゲプレイヤーが読むと
「あ~、あるある」
TRPGプレイヤーが読むと
「ワールドの作り込みすげえ!」
ある程度の情報技術者が読むと
「あ~あるある、ねーよ……いや、出来そう?」
芝村ファンが読むと
「(序盤)アレと繋がるかな? (中盤)どうかな? (終盤)そこと繋がったか!」
- 2018年1月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入これは恋愛小説なんだろうか?NPCが主人公となり、ほぼ会話で成り立ってる物語です。
最近のラノベに慣れてしまったからか、挿し絵がないのは少し寂しい気がします。