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波の手紙が響くとき (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Kindle版


音声録音だけが手がかりの失踪人探し、深夜に囁かれる幽霊の声の調査……。零細企業の武佐音響研究所には、今日もワケアリの難事件が舞い込む。天使の声帯を持つ所長・佐敷裕一郎、口を開けば罵詈雑言の音響技術者・武藤富士伸、そして2人にこき使われる雑用係・鏑島カリン。彼らの掟破りなサウンド・プロファイリングが、“音”に潜む人々の切ない想いを解き明かす。さらに、彼らと因縁浅からぬトラブルメーカーのミュージシャン・日々木塚響が生み出した不思議な音色の謎は、皆を壮大な生命の秘密へと導いていく──個性的な解析チームが東奔西走するSF音響事件簿!

商品の説明

著者について

オキシタケヒコ Takehiko Oxi 1973年徳島県生まれ、大阪府在住。ゲームプランナー、シナリオライターとして、コンピュータゲーム開発に携わる。代表作は「トリノホシ 〜Aerial Planet〜」など。2012年「プロメテウスの晩餐」で第3回創元SF短編賞優秀賞を受賞。2014年『筺底のエルピス ─絶滅前線─』を刊行。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00YGIKK5W
  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2015/5/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/5/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 593 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 304ページ

著者について

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オキシタケヒコ
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2017年11月30日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    けど面白さは間違いない。
    次作があって値段が新書レベルなら間違いなく予約する。
    同じ作者の別シリーズから本書を読んだがどれも素晴らしい。
    もしかして自分が知らないだけで既にスゴイ部数だしてるのかな?と思うほど、近年の流行作家に負けてない。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年12月13日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    SFミステリー物で、SFMで読んだ3話は、
    1.「エコーの中でもう一度」これ読んで気に入った。
    2.「亡霊と天使のビート」パラメトリック・スピーカーは便利だよね。
    3.「サイレンの呪文」「虐殺器官」に似た作用をする音楽。
    この中では1と3が印象的。
    で、書下ろしの「波の手紙が響くとき」は連載3話の集大成だよね。
    解が二重で、ミステリーとしては1つ目の解でOKだけど2つ目の壮大な解はSFしてるし、予想外でヤラレタ。
    このシリーズの続きが本当に楽しみだな。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年6月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    kindle版で読みました。2000円近くする電子書籍というのは初めてでした(汗)。しかしお値段だけの価値はある作品だと思います。

    ざっくり説明するなら、武佐音響研究所の3人が音にまつわる事件を解決していく短編集…ということになるのですが、「音のデータだけで部屋の様子を再現する」、「録音できない幽霊の声」から始まって、神話や宇宙にまで話が膨らんでいくさまは実にSF。

    本当はもっと長編になる予定だったのか、回収できていない伏線があるのが残念。しかしその分、1冊で完成度の高い物語となっています。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年7月7日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    いーSFに会えました。ジェイムズ・ティプトリー・Jr.を思い出させてくれました。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年8月3日に日本でレビュー済み
    ●作者のレパートリーの広さ、構成力の凄さが光る作品である。物語の始まりはハードでタフだが読み進
    むにつれ、どんどん引き込まれ心が震えてくる。この快感を是非味わってほしい。わずか3人しかいない零
    細音響研究所に奇妙な事件が持ち込まれる。天使の声を持つ所長をはじめ、個性豊かなメンバーが怒鳴り
    あい協力し合って解決する4連作。こんなSFもあったのだ・・・とびっくりした。私個人的には3作目と
    最後の4作目が好き。
     ラスト、物語はいっきに宇宙まで飛翔する。地球外生命体からのメッセージだろうか?「波の手紙が響
    くとき」。人類のみならず生命の秘密とは・・・。問題児のミュージシャン「響」の正体は?SF的なミス
    テリーも見逃せない。

    音響とSFのコラボ、まだこんな分野があったんだと久方ぶりに感動した。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年6月29日に日本でレビュー済み
    『夏色の想像力』に掲載された趣の違う二本の短編を読み、すっかりオキシタケヒコ氏のファンになりました。

    他にどんな作品を書いてるんだろう…と調べてみたら、実は以前すでに別の短編集でオキシ氏の短編を読んでおり、それがこの本の一話目である事を知りました。この作品も好きな話だったので、オキシ氏の作と分かったときはテンションが上がりました。
    その後まさかのラノベデビューを経、満を持して発売されたのがこの『波の手紙が響くとき』。

    いやー、面白かった。

    魅力的なキャラクター、他に無い独自の世界観、テンポのいいストーリー展開にぐいぐい引っ張られ、あっという間に読了。正直専門的な部分はちんぷんかんぷんでしたが、分からなくても全く問題なく楽しめました。

    ただ表紙がな…折角本格SFなのにラノベっぽすぎるような…いやまあイメージ通りなイラストではあるんですけど。

    続編を匂わせるような感じなので、是非シリーズ化を期待したいですね!
    もちろん新作も待ってます!
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート

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