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すーまぬめぇのスペシャルそばがはっしゃびよーい!!|那覇市国場

那覇市国場にある沖縄そば屋「すーまぬめぇ」。風情ある古民家で沖縄そばが味わえる。以前「ぴったんこかんかん」でも紹介されてましたぜ。

おすすめは「スペシャルそば」と「てびちそば」。

「てびち」とは、沖縄の方言で「豚足」のこと。沖縄そばの上に「てびち」がのっとるわけです。とろっとろに煮込まれたテビチが最高!たまりませんなぁ。

スペシャルそば」は「ソーキ」や三枚肉、てびちが一度に味わえるボリューム満点のメニュー。コスパ抜群です。

すーまぬめぇスペシャルそば
スペシャルそば (てびち、三枚肉、ソーキ)

ダシの効いたスープとコシのある細麺とのバランスが絶妙で、何度食べても飽きましぇん。地元客観光客のどちらにもリピーターが多いことも、一度食べてみれば、きっと納得していただけることでしょう。

「すーまぬめぇ」は観光客の方も多く訪れる人気店なのだけれども、なんとも場所が分かりにくいのが難点。路地裏の住宅街というロケーションなので、古いカーナビだと迷う可能性もありますぜ。そんな時には、スマホでナビっちゃいましょう。(スマホ最高!)

すーまぬめぇの駐車場

専用駐車場も近くにあるのだけれど、そこがまたわかりづらいというね(笑)狭い路地沿いなので、混んでいるときには出入りも大変かもしれません。

すーまぬめぇ営業時間画像

すーまぬめぇは営業時間が短いのう…昼の11時~夕方4時まで。日曜祝祭日は昼11時~夕方6時まで。ただし、売切れ次第終了。


お店の詳細情報

住所 那覇市国場40-1
電話番号 098-834-7428
営業時間 11:00~16:00、日祝11:00~18:00(ただし、売り切れ次第終了)
定休日
駐車場 無料
メニュー スペシャルそば=700円
ソーキそば=600円(小)
700円(大)
沖縄そば=500円(小)600円(大)
てびちそば=700円

2015.12現在
営業時間5時間で、やっていけるのだからいいよねー。私も沖縄そば屋はじめようかしら…(なんて簡単に考えて開業し、店をつぶす人も多いんだよなぁ。甘くない。)

「すーまぬめぇ」の塀には「てぃんさぐぬぅ花」の歌詞が書かれていたの画像

何故か塀には、沖縄の民謡「てぃんさぐぬ花」の歌詞が。

国場の沖縄そば屋「すーまぬめぇ」入口画像

すーまぬめぇ入口。

「めぇ」とは、沖縄の方言で「前」の意。
「ぬ」は、「の」。
「すーま」は「潮間」。

つまり、「すーまぬめぇ」は、「潮間さん家の前」という意味。

古民家で頂く沖縄そば「すーまぬめぇ」縁側

縁側から入ります。沖縄の伝統家屋には玄関がないのであります。

すーまぬめぇ脱がれた靴

田舎のおばあちゃん家にでもいったかのような感じ。だから靴も揃えない(笑)

「すーまぬめぇ」古民家店内画像

店内はこんな感じ。しゃれた感じではありません。

すーまぬめぇソバの麺の画像

「すーまぬめぇ」の麺は細麺。沖縄そばの細麺と言えば「亀浜製麺所」が人気ありますけど、「すーまぬめぇ」は糸満の「西崎製麺所」の麺のようです。

那覇の新しい沖縄そば屋って、細麺を使うところが多いですね。それは、出汁がカツオを効かせたすっきりあっさりとしたものだからだろうと思います。そんな出汁には、細い麺があうんですなぁ。

また、同じ理由で「紅ショウガ」よりも「生の針ショウガ」をのせているお店が多いんですが、「すーまぬめぇ」のそばも生の針しょうががいい感じに効いています。

「すーまぬめぇ」の出汁は、他のサイトを覗くと「カツオの効いた」という表現をよく見ますけど、私には豚とカツオがバランスよくブレンドされた出汁のように思えます。(たぶん、昆布や鶏も。)新興の沖縄そば屋って、カツオの効いた出汁のところが多いけど、それほどまで「カツオ」が強いというわけではないですね。

「透き通ったダシは、最後まで飽きることなく飲み干すことができる旨さ!」
っていうのは間違いないですが。

ソバトッピングのふーちバーの画像

「ふーちばー」が添えられて出てきます。「ふーちばー」とは「よもぎ」のこと。沖縄のよもぎは、本土のものよりも、香りが強く野性的な感じがします。うちなーんちゅ(沖縄人)でも好みが分かれるところですが、好きな人は麺が隠れるくらい上にのせて食べる人もいるんですよ。まあ、はじめてチャレンジするなら少量からがいいでしょう。

ただ、まずは沖縄そばそのままの出汁を味わって。

その後、紅ショウガや、コーレーグース、ふーちばー、七味唐辛子、ふぃふぁち…などなど薬味を入れて味の変化を楽しむのも面白いですよ。宮古の人なんかは、カレー粉を入れたりするそうです。ま、カレーはどんなものにも合いますけど、まずはだし本来の味を味わってほしいですけどね。

沖縄そば薬味 七味とこーれーぐす

お、この「コーレーグース」の唐辛子はベトナム産のようだ。沖縄の島唐辛子と変わらないのかな?

てびちの骨の画像

てびちも一瞬でこのとおり。とろっとろ。うまーっ。

くわっちーやさやー(ごちそうだね)!

「てびち」も「ソーキ」も「三枚肉」もとろとろに柔らかく煮られていて、ほんと美味しい。

ただ、あくまで個人的な好みなんだけれども、「てびち」の味付けがなんだか物足りない。泡盛と塩だけで似ているようだけど、もう少し塩が欲しいかな。

他の肉(三枚肉、ソーキ)も同様に薄味なんだけど、これらは好きだなぁ!沖縄そばにのる豚肉って、現在は甘く煮付けるところが多いんだけれども、塩や醤油だけで薄味で煮た豚肉ってわりと好きだ。昔っぽくて。

なんなら、とろとろに柔らかく炊かなくったっていい。脂ののった肉じゃなくていい。固い噛みしめるほど、肉の味がじゅわーって味わえる赤肉のほうが、むしろ好きだ…なんて思っている私は「少数派」だということを自覚しているので、もしかすると味の好みも一般的じゃないのかもしれないけれども、それでも「すーまぬめぇ」は評判のいい人気店ですのでご安心を。

すーまぬめぇ外でも食べられます。

ガーデン席(?)もあります。ポッカのベンチもあります。夏は暑いだろうし、冬は寒そう。虫もいそうだしね(笑)…

すーまぬめぇガーデン席の写真

植物に囲まれたガーデン席も…

なんだか、中途半端…(笑)

日頃から思うんですけど、沖縄の人って、あまりこういうところにこだわりがない人が多い。いいとか悪いとかじゃなくてね。

沖縄って、いろんな時代があったでしょ?中国、薩摩、アメリカ、日本。…だからなんでしょうか、あまりとらわれがないというか、何でも受け入れるというか、「チャンプルー文化」などとよく言うけれども、ほんとそうで、それはいろんなところに感じるのです。

沖縄そば屋って、今回の「すーまぬめぇ」のように古民家を改装したところも多いんだけれども、むき出しの赤瓦にシャンデリアだったり、洋風なのもアジアっぽいのも共存してたりするとこも多いわけ。

国場の沖縄そば屋「すーまぬめぇ」入口画像
もしかすると違和感を感じる観光客の方もいるかもしれないけれども、これも「沖縄」です。「すーまぬめぇ」の入り口にもなぜか自販機が置かれていて、景観を損ねている気がしないでもないけれども、これも沖縄なのです(笑)。

そういや、「沖縄そば」だって食文化のチャンプルーとも言えるかも。鰹出汁は日本だし、麺は中国、豚は沖縄の。色んな食文化が出会って完成した沖縄そば!はっしゃびよーい!!しゃいこー(最高)さー!

てびち、三枚肉、ソーキがこの価格で食べられる「すーまのめぇ」の「スペシャルそば」はスペシャルさー!

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やま

沖縄在住40代うちなーんちゅです。沖縄や食べ物に関する話題が多くなると思います。不定期更新ですが、ゆたしく!

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