鼻をかみたいときや、口や手を拭きたいとき、私たちは無意識にティッシュを探してしまいます。あまりにも当たりまえにある存在だから、普段は気にも留めないけれど、ないとあたふたしてしまいますよね……。

今年2024年はティッシュが発売されて100年目にあたる年です。知っているようでよく知らない、ティッシュの世界を深堀りしてみましょう。

【日本は「世界屈指のティッシュ消費国」だった!?】

ティッシュブランド「エリエール」によると、日本は世界トップクラスのティッシュ消費国なのだそう。1人当たりの使用量は世界平均の5倍(!)であり、1日平均で8〜10枚を消費するといいます。(大王製紙調べ)

風邪や花粉のピーク時にはさらに数字が跳ね上がり、なんと1日に50〜100枚以上使用する人もいるのだとか!

日本のティッシュは薄いのにやぶれにくく、「鼻かみ」「口拭き」「化粧」「ちょい拭き」などさまざまな用途に使用されます。きれい好きが多いこと、花粉症大国でもあることから、世界有数のティッシュ大国になったと考えられているようです。

【ティッシュクイズ】

さてさて、ここからはちょっぴり趣向を変えて「ティッシュクイズ」を出題していきますよ~!

Q1. ティッシュはいつからあるの?


A1. 1924年(日本では1950年代に販売開始)
第一次世界大戦中、脱脂綿(コットン)の代用品としてアメリカの会社が開発し、その後1924年に化粧落としの用途で世界初のティッシュが発売されました。日本では1950年代に販売開始。

Q2. ティッシュに裏表はあるの?


A2. ある
ティシューは製造時に裏と表ができます。薄い紙をすくとき、紙を熱した鉄板の上に乗せるため、鉄板に接する面はなめらかに、反対側は粗く仕上がります。

Q3. ティッシュはなぜ2枚重ねなの?

A3. 紙を重ねると、空気の層ができてやわらかくフカフカした感触になるから
やわらかさもさることながら、ある程度水分を吸収するためには厚みが必要。柔らかさと吸水力を両立させるために2枚重ねになっています。2枚重ねだからこそ機能するようにつくられているため、はがして使わないほうが◎。

Q4. ティッシュはなぜ水に流せない?


A4. 水に溶けないようつくられているから
トイレットペーパーは、100秒以内に水に溶ける(繊維がほどける)よう日本産業規格(JIS規格)に決められていますが、ティッシュは水に溶けないよう繊維をつなぐ成分を入れています。

Q5. ティッシュ1組の大きさに意味はある?


A5. ある
鼻のかみやすさや汚れを拭きとるときの吸水性を考えて、95%の日本人の両手の幅に合わせたサイズを参考に設計しています。節約のため半分に切って使うことはおすすめしません。

【お役立ち情報】

知っているようで実はよく知らないティッシュの世界。最後にお役立ち情報もチェックしておいて♪

■ティッシュを上手に取り出すコツ

箱の底にあるミシン目を内側に押し込む。残り少なくなったティッシュが持ち上がり、引き出しやすくなって、最後の1組まで快適に使えます。

■ボックスティッシュの包装(外装フィルム)を簡単にきれいに開ける裏ワザ

①パッケージ裏側にあるビニールのつなぎ目を持って左右に引っ張る
②スルスルとビニールがはがれてぐるりと1周する
③パッケージがパカッと割れて取り出しやすくなる

ティッシュを使用するときにぜひお試しください~!

参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch