スーパーで買った刺身が激うま刺身になるとSNSでバズっていたシート、その名も『ピチット』。
どうものこのシート、素材を包むだけで余分な水分や臭みをとって旨味を凝縮してくれるんだそうです。
本当に包むだけで変わるの? 信じがたいけれど物は試し。
ということで、近所のスーパーで買ったお刺身で試してみることにしました! 果たしてどんな違いがあるのでしょうか?
【不思議な調理シート】
『ピチット』の箱には「塩を使わず、身をしめるピチット」「生臭みを取り、旨味を凝縮させるピチット」とあります。ますます深まる謎。いったいピチットはナニモノなの……?
公式ページによると、2枚の特殊なフィルムの間にはさんだ水あめ・海草成分による浸透圧パワーによって、食材のうま味をギュッと凝縮させるシートとのこと。……つまり、お刺身なら包むだけで昆布締め風になるってこと?
また、青魚や鶏もも肉などの生臭みがあるもの、冷凍素材の解凍時に使用することに適しているそうです。
ただし、いっぽうで大トロや霜降り肉などの脂肪分が多く、水分が少ない素材はジューシーさがなくなるので不向きなんだとか。
そのままでも十分おいしそうだけれど、シートを使うとどれくらいの変化があるのかワクワク! さっそくスーパーで購入したお刺身で試していきましょう。
【仕込んでいくよ】
①お刺身の表面の水分をキッチンペーパーで取り除きます。
②シートを広げた上にお刺身を並べます。
③シートで挟んだら仕込みは完了!
お刺身から出る微量の水分でシートがくっつき、お刺身が密閉された状態になりました。
冷蔵庫に入れて約2時間半、チェックしてみるとお刺身から水分がじんわり。キッチンペーパーで吸い取ったのにまだこんなに水分が出るのか! と衝撃的でした。
【お味やいかに!】
試食をする前にまずは見た目から比較。
遠目で見ると大きな違いはないように見えますが、よーく見てみると……
加工無しのお刺身はみずみずしい見た目。
いっぽう、「ピチット」を使用したお刺身は水分がだいぶ抜けています。
いざ実食!!
……ねっとり濃厚でウマ~♡
水分が減り旨味がぎゅっと凝縮され、昆布締めされたように身がしまっていました。ピチットシートで包むだけでこれが食べられるなんて感動もの!
加工無しのお刺身と比べてみると、旨味が倍増されている感じ♡
ちなみに、生臭さに関して私は大きな違いが感じられませんでした。青魚だともっと違いが分かったのかな?
【試す価値あり】
今までキッチンペーパーで水分を取り除くしか考えたこともなかったけれど、「ピチット」を使用するとこんなにも旨味に違いが出るなんてビックリ!
魚や肉類だけでなく、豆腐や野菜の水切りにも適しているそうなので、使用用途は無限大。
マジで感動的な美味しさなので、機会があればぜひお試あれ♪
参考リンク:ピチット
撮影・執筆:香月実穂
Photo:(c)Pouch
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