環境のために、脱プラスチックの意識を持つ人が増えてきた昨今。私も、なにか自分にできることから始めたいなと思うようになりました。
そんなとき、アメリカ生まれの調理もできる保存容器「スタッシャー(stasher)」を発見!
約3000回も繰り返し使えるそうで、タッパーやラップを使い捨てすることを思えば、これはかなりエコに貢献できるのでは?
とはいえ、小さいサイズでも1000円以上するので一般的なジップバッグやタッパーに比べるとお値段が高いんですよね。
実際に1ヶ月ほど使ってみることにしました!
【シンプルな四角形】
食品用品質として認められている100%ピュアプラチナシリコン製で安心安全のスタッシャー。
いくつかの形があるのですが、今回はスナック(Sサイズ)とサンドイッチ(Mサイズ)を購入しました。Sサイズはスマホが、Mサイズは食パンが入るぐらいのサイズ感です。
マチはTVのリモコンより少し厚みがあるぐらい。
厚手のシリコン素材で、口もしっかり閉まるので安心感もあります。
【冷凍からオーブンまでOKで便利すぎ!】
マイナス18℃〜プラス250℃と幅広い温度に耐えられるので、冷凍・冷蔵・レンジ・湯煎・オーブンまで対応しているんだそう。
保存から調理までこれひとつでOKなんて最高! と思い、様々な調理法を試してみることにしました。
<レンジ調理>
まずはレンジ調理で菜の花のおひたしを作ってみます。スタッシャーに菜の花を入れたらレンジでチン、そのまま調味料を入れて手でモミモミしたら完成!
しかも、食べきれなかった残りはそのまま密閉して冷蔵庫へ入れられます。
普段おひたしを作るのに必要な道具<お鍋・ボウル・菜箸・保存容器>が全てスタッシャーひとつで完結してしまいました。
<湯煎調理>
お次は低温調理でサラダチキンを作ります。
スタッシャーの中でお肉を調味料に漬け込んだら、沸騰したお湯の中へ。火を止めて1時間放っておいたら完成です。
時間はかかるものの、放置しているだけでコンビニに負けないしっとり柔らかサラダチキンが完成して、これには感動しました……!
<漬け込み調理>
密閉できる性質を利用して、ゆで卵をめんつゆに漬けて煮卵にしてみました。液体がこぼれないうえ、スリムなので冷蔵庫にいれても邪魔になりません。
翌日にはツヤツヤ煮卵が完成していて最高でした♡
<オーブン調理>
最後は、前日にスタッシャーで漬け込んでおいた鶏肉を、そのままオーブン調理!
焦げ付きもなく、ふっくら焼き上がってすごく美味しい仕上がりです。
スタッシャーだけであらゆる調理ができるので「私、意外とお料理上手だったのかも?」とテンションも上がります♡
とにかく下準備→調理→保存までスタッシャーひとつでOKが最大の魅力。
時間がある休日に下準備をして冷凍・冷蔵しておけば、忙しい平日はレンジや湯煎調理だけでメインのおかずが完成! なんて使い方もできるので、控えめに言っても最高の調理&保存容器でした。
【ただしデメリットも…】
料理するたびにその万能さに感動してしまう毎日でしたが、もちろん気になることもありました。
<匂いが残る>
一晩カレーを保存した後は、洗っても匂いが残ってしまいました。
そのほかにもニンニクやお醤油など、香りが強いものは匂い残りがあったので、敏感な方は気になるかもしれません。
ただ、別のものを調理するときに前の匂いがうつる……ということはなかったので、個人的には許容範囲でした。
<洗いにくい!>
しっかりしたシリコン素材ゆえにちょっと硬めの質感なので、開け口をガバっと開くことができないのです。
さらには、しっかり密閉するために閉じ口に凸凹があるので、食材が入り込んでしまうとすごく洗いにくかったです。
食洗機に対応してますが、閉じ口や奥の方の汚れまでは落ちにくいので、少し面倒でもしっかり手洗いするのが衛生面的にベターだなと感じました。
【自炊が楽しくなりました】
デメリットはあるものの、スタッシャーだけでたくさんの役割をこなしてくれるので、ものすごく便利!
特に洗い物を減らしながら時短料理をしたい方・省スペースで調理したい方にはぴったりだと思います。
これまで作ったことがないメニューにも挑戦するようになったので、毎日のお料理のレパートリーが増えて自炊が楽しくなりました。
お値段はSサイズ1320円(税込)、Mサイズ1650円(税込)と保存容器としてはお高めですが、繰り返し使えるので、長い目で見ればコスパも悪くないと思います。個人的には、形・色違いでの購入も検討しています。
キッチン用品の扱いがある雑貨屋さんなど全国で販売されているほか、公式サイト等で通販も可能。
Sサイズだとお料理に使うには少し小さいかなと感じたので、まずは使い勝手のいいMサイズを試してみるのがオススメですよ♪
参考リンク:スタッシャー
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch
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